「秋刀魚の味」を見た。
冷蔵庫や掃除機を買うのが、手の届く夢の実現であり、
「団地」が新たに造成された土地に立ち並びはじめた時代。
「高度経済成長期」という、ひとつの時代が形になってあらわれはじめた時代を
、どこかなつかしい風景を見るように眺められる。
この映画では、笠 智衆が演じる還暦前後くらいの男の同級生が仲良く集まって話をした
り、酒を呑んだりする場面がけっこうあるが、会話のスピードが、ゆったりと感じられる。
その「ゆったり感」が、なんともいえない味わいをかもしだす。
今でいう「まったり」とした時の流れを感じる。
身につけたいタイム感覚である。
また、現代とはちょっと違う結婚感なども、晩婚化、未婚化の進む現代においては、
それもありかな、と考えさせられてしまう。
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日高茂和

島の医者になって
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