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のほほん書斎(日高茂和)

「舞い上がれ」 誤解を生むNHK連ドラを危惧する 五島の出身者として 

今秋放送予定とされる公共放送の朝の連続ドラマで五島がとりあげられ、冒頭からキリシタンの島をイメージさせる演出がなされるという。
江戸時代以前から明治初期まで海外の侵略勢力からの植民地化を避けるために禁じられていた当時の犯罪者である五島の隠れキリシタンは大村藩から逃れて五島の辺境に潜みつつ住みついた方々なので絶対数が多いわけではないし、多ければ一万数千石の五島福江藩は幕府からとり潰されていたであろう。
ほとんどの五島出身者はお寺や神社と縁のある人々で、キリスト教とは無関係だが、故郷を離れて暮らす出身者は初対面の人からキリスト教徒かと聞かれることがあるという。私も何回か聞かれたことがある。
五島市のキャラクター人形も観光協会のホームページも誤解を 増長させるもので絶句してしまうが、メディアや行政の観光宣伝が、今とこれからの歴史認識と五島を誤解させていく。
(写真は五島福江城・通称石田城の大手門の高度に加工された石垣である)
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