私にとって短歌は心の内に刻む写真のようなものだと思っています。 通勤の道すがらの、信号待ちの間に目にした光景がとても印象的でした。 女子高生がポストに投函する瞬間、手紙を合掌した両人差し指と両親指で挟み持ち、頭をちょっと引いた姿に、願いよかなえと応援したい気持ちとともに青に変わった交差点を通り過ぎました。記号入り短歌は、短歌ではないのかもしれませんが。 祈るようにポストに入れた文は何?恋の告白?それとも願書? 2011年3月に詠んだ歌を推敲しました。