とは言っても、水戸黄門の話ではない。
現在読み進めている「源氏物語」(瀬戸内寂聴訳)のことだ。
3月17日の記事に書いたように、とても長い長い物語も、ようやく半ばを過ぎた。(感想は全部読んでからちょこっと書きますネ)
物語りも半ばの頂点「若菜」の巻前後の光源氏が位・人臣を極め、準太上天皇に列せられ、栄華の頂上の時期から、その栄華に陰りが差しはじめたところを読み進めているところだが、人の世の諸相の明暗が、仏教思想を拝啓の屏風として、しかも鼻に付くことなく、芳しく漂う妙香のように淡々と語られるのには、読者を引きつけて、物語にのめりこませる魔力のようなものを感じているところだ。
これも、4月7日の記事に書いたことだが、NHKの夜の番組で、瀬戸内寂聴さんの解説になる源氏物語の紹介番組が進行中である。
この番組は、私が源氏物語を読みはじめてから間もなくしてから始まったので、すでに私が読んだところを後追いで解説してもらうような状況だったのだが、ついに追い越されそうになって来たのだ。
流行りの言葉で言うところの「ネタばれ」が起こりそうなので、読み進めるのを急がなければならない。
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