ニュースを受けて
「ミサイルが着弾するかも知れません、さあ、飛んできますよ」と放送されてからどのくらいの時間で着弾するのだろうか。
近いところにそんなことをしそうなウサン臭い体制があるから、そこからならあっという間だろう。遠いところからでもさほどかかるまい。
さて、この警報が出たら、その短い時間で何をすべきか?
建物のなかに逃げ込む。仏に祈る。端然と禅を組み、悟りを求める。辞世を詠む。ポカンと口を開けて空を眺める・・・
イマイチその必要性がわからないシステムだが、人生の残された数秒なり数分を有意義に過ごさせようというお上のご配慮は、親切といえば親切ではある。
ちなみに、俺はたぶん、ポカンと口を開けて、空を見上げて「あー来た来た。ピカピカ光ってらぁ」などどつぶやきそうだ。
まるで、落語に出てくる与太郎である。
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