のほほん書斎(日高茂和)

水戸黄門シンドローム

   以前、ワイドショー民族というタイトルで、昨今の風潮を揶揄したことがあるが、どうも日本人というのは、右向け~ミギッと耳に聞こえない号令が聞こえて、一時的に横並びで同じような行動をとるくせがあるようだ。

拙者のようなアマノジャク系統には、ちーと、カタハラ痛しである。

さて、そうした日本人のヤマイに今日命名するのは

「水戸黄門シンドローム」である。

天下の選良代議士先生たちも、天下のご意見番の大テレビ・大新聞のマスコミ様も、誰が悪い、彼が悪い・・・と悪者づくりが大

好きである。

大同について小異を捨てて問題解決に当たるというのは、どうもカッコワルイらしい。

「正しい人」が、

「スケさん、カクさん、懲らしめてやりなさい」

という図式をつくらないと落ち着かない病を、「水戸黄門シンドローム」と名づけて、この風潮を眺めようと思う。

さてさて、

かわいそうなのは、本人は直接悪いことをしていないのに、スケさんカクさんにミネウチ喰らって悶絶する悪代官のまわりの人たちである。

拙者の推計では、スケさんカクさんにミネウチ喰らって足腰立たなくなった人たちは、累計で10000人を超えている。

命令しているのは黄門様である。

あー、実に単純にスッキリしたわい。




 
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