のほほん書斎(日高茂和)

幸福への意思

7日に長崎NCC&スタジオで行われた小国雅香さんが呼びかけて、さまざまなジャンルの長崎のミュージシャンが参加したチャリティ・コンサートの『Stand Up Japan! Pray from NAGASAKI』
は、4時間近くある長い演奏会だったが、内容の多彩さと、ミュージシャン、スタッフ、聴衆の熱気から、長さを感じさせない内容の濃いコンサートだった。

ジャズファンとして、小国ファンとして、彼女が作曲した曲や、この日のためにアレンジした曲はいずれも興味深く、何度も繰り返し聴きたくなる内容のものだった。

とりわけ、ビル・エバンスの晩年の曲であるWe will meet againは、小国さんらしい気丈な解釈と気持ちがこめられた演奏となり、聴きながら、「幸福への意思」という言葉が心に浮かんできた。

意思を強く、確かにし、苦難を乗り切り、乗り切ろうとしている人を支援することに、思いを新たなしたイベントだった。
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