100人を超える有名俳優が160分に及ぶ長い映画に次々と登場して、 淡々と展開する映画だったが飽きることがなかった。 物語のはじめに映る少女の涙と、ラスト近くに勝野洋演じる「石田直澄」が 端坐して、味わいながらゆっくりと味噌汁を食べるシーンに、人として大切なものは 何かと問われているような感想を持った。 見終わって何日たっても、心に残るものがある不思議な映画だ。