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のほほん書斎(日高茂和)

ローガイを世界語に

カワイイ・センパイ・モッタイナイ・ネマワシ・オマカセ・ガイジンといった言葉が外国人でも使う言葉として浸透してきているという。
私はローガイも浸透し活用されればよいと願っている。
戦争や侵略を企てるのはありうべからざる非道だが、現在それを引き起こしたり引き起こしかねない指導者はおおかたが老人である。
あらゆる人の集まりでローガイが起こっているように感じる。
私の長老という言葉のイメージは、どうにも困った時に相談や決定を求められておだやかに答えを出し、結果として将来のためになる答えを出す人というものだが、隠居とか勇退といった言葉も死語化している現代では70になろうが80になろうが俺が俺がと我を張って、親分子分の関係よろしく生殺与奪の鍵を握り続けて時代が求める変化を阻害する困った人のイメージに変わってしまっている。
往生際が悪いというのは人間の恥のひとつであったのだが、美徳の意味での恥という言葉さえ風前の灯となりつつある今日では往生しようとしない邪鬼がはびこるのも残念ななりゆきである。
・・・・・・・・・・・
近ごろちまた(世界じゅうの)に流行るもの・・・
・老害【迷惑】
・往生際が悪い【侮蔑】
・晩節を汚す【軽蔑】
・働かないおじさん・じいさん・妖精さん【怒】
・俺が俺がで跡継ぎを育てないおじさん・じいさん【困惑】
・覇気のない中高年【落胆】
・ゆでガエル的中高年【絶望】

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