時事問題を扱ったものを読んで、何度も目頭が熱くなったのは初めての経験だった。著者の思い、情熱が心に響く一冊だ。
著者が進行を務めるラジオ番組を、仕事から帰ってすぐにオンデマンドでICレコーダに録音して聞くようになってから何年もたつ。コメンテーターたちの経験に基づく本質をついた解説や著者自身の意見を堂々と述べる右顧左眄しない潔さが魅力的で、私の時事理解の有力ツールになっている。
有力な報道メディアの会社員の立場で、この国の報道等が担う意見醸成のありかたや現実に一石を投じるのは覚悟のいることだろう。その覚悟のもとに進む著者飯田浩司に、古武士の面影を感じつつ、この先も見つめていたい。
最新の画像もっと見る
最近の「ひとりごと」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事