のほほん書斎(日高茂和)

おちゃべんこ

先日の河川改修の話の続編。

明治生まれの祖母が使っていた方言で、今では使われなくなっている言葉を思い出したので記録しておこうと思う。

祖母は「河童」の存在を信じていて、私が河童の存在を否定すると残念がって憤慨していた。
その河童が、人が川に近づくと、どぼーんと川に飛び込んで、音だけ残しては姿を見せなかったそうな。それを祖母は河童が「おちゃべんこ」をして遊んでいたのだと話していた。

「おちゃべんこ」・・・私は日向ぼっこの意味だと思っていたが、郡家真一著
「五島方言集」によれば隠れんぼの意味となっている。
もう私の子供のころには誰も使うことのないの言葉となっていた。

祖母がいう河童の正体はニホンカワウソだったのではないかと父は推測していた。

河童の存在を信じるというのは、ある意味でとても心豊かなことだと思う。
ほんとうの河童がいたほうが、世の中楽しい。また、いると信じることも。

コメント一覧

初夏のレモネード
未発見動物
http://blogs.yahoo.co.jp/w_cup_2002
未発見動物にもいろいろありますね。
「つちのこ」とかもそうですね。
のほほん
目に見えるものばかりが・・・
life-artistさん、ガタキュンさんいらっしゃいませ。

暮らしのなかにファンタジーがあるのは楽しいですね。
ガタキュン
信じたい
オベンチャラならいまでも聞きますね。それは上手にほめる時に遣ったりしますね。

河童が本当に存在してくれたらよいと思う。
いまの子は現実ばかり見ているような気がします。
昔話の話題でも子だもたち同志で話せたらと思う。
良い時代なんでしょうけどね。
life-artist
頭の皿、傑作
http://life-artist.cocolog-nifty.com/small_surprise/
河童の頭の皿に水が無くなると元気がなくなることも思いだしました。考えるだけで、楽しい世界ですね。雨が頭の皿に貯まるなんて、滑稽で傑作です。
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