幕末と明治初期の訪日外国人の目を通して描かれた各身分階層の日本人の姿を描いた渡辺京二箸「逝きし世の面影」を読了。 びっちりと約600ページにおよぶ記録は読みごたえある大著だった。 インターネット時代を生きる私であるが、祖父の親は江戸時代を生きた。 藩政時代のなごりのものものが残っていた生家の環境からか、当時の日本人の姿にはとても興味が尽きない。 当時の日本人の姿から、現代の日本人の姿を社会学的な視点で理解するよすがともなる読み方ができた。 興味深い、発見と確認の多い読書となった。