停泊地)青山ブルーノート(08.9/7 2nd Show)
メインアーティスト)
Joyce(vo,g), Helio Alves(p), Jorge Helder(b), Tutti Moreno(ds)
昨年11月のToyonoさんのライブから始まったブラジル音楽の旅も遂にブルーノート東京まで来てしまいました。
あれから色々なライブを観たり、CDを聞いたりしましたが、その中で一番しっくりときたのが、私の場合は、ジョイスさんでした。
このクルージングでは、大型クラブには寄らない、という出航宣言をしています。
しかし、このジョイスさんのライブが観れると言う事であれば、宣言違反だ!という罵倒を喜んで受けましょうということで、本日出航となった訳です。
エントランスで受付をしたら、自由席アリーナ組の7番をゲット。
さすがにこの番号なので、席は選び放題です。ボーカルスタンドから5メートルぐらいのほぼ真ん中で観戦することとなりました。
ステージを見渡すと楽器類は、予想外にシンプル。
ピアノとウッドベースとギターとドラムセットだけ。
Tuttiさんはパーカッション奏者と聞いていたので、見た事もないような打楽器がズラーっと並んでるかと思ったら、全く予想外。このCanopusのドラムセット、タムもひとつだけ!
ジョイスさんのギターがなかったら、スタンダード・ジャズのピアノトリオでも始まるのかなと思うほどスッキリしたステージです。
開演時間が近づくと、あっという間にほぼ満席状態。200人ぐらい入っている感じです。女性が半分ぐらいかな。丁度いい感じですね。
さあ、このピアノトリオを従えて、女王ジョイスさん登場です。
知ってる曲が、全く出てこなかったらどうしよう、と心配しましたが、2曲目で早速ボッサの名曲「彼女はカリオカ」が出てきました。
この曲、サックスファンなら、ポール・ウィンターの「RIO」という超名盤の最後を飾る名演をご存知だと思います。アルバム全体としても何度聞いても飽きないし、数十年前の録音とは思えない、いつまでも色あせないサウンドですね。大好きなアルバムのひとつです。
ジョイスさんは、いわゆるボサノヴァ歌手ではありません。なので例年は、あまりこの手の曲はやらないそうです。でも、今年は、ボサノヴァ生誕50周年ライブということで、積極的に取り上げたステージとなっているようです。
私のようなにわかファンには、とてもラッキーな巡り会わせとなりました。
数曲あとに、弾き語りで1曲歌うということになりました。
このときのMCが又格好いいんです。
“ボサノヴァはとてもシンプルよ。ギターと小さなスツール(椅子)とコンセントレーション、(ここでほんのちょっと間をおいて)そしてジョビン!”
といって、「DESAFINADO」を歌い始めました。なんか、この導入だけでしびれちゃいましたね。
そして次はTuttiさんとのDUO。
“このスタイルもよくやるのよね?”と旦那のTuttiさんに振り向いて、同意を求めました。
Tuttiさんは、ニコニコとうなづいてました。
なんか素敵な夫婦だな、と思いましたね。もちろん女王ジョイスさんが主導権をとっているんだろうけど、、、
でもこのいかにもひとの良さそうなTuttiさん。私が言うまでもないんだけど、このドラミング、ビックリする位素晴らしいんですよ。こんなに美しい音色のシンバルワーク、初めてです。そして、とてもデリケートで繊細です。
わたし、途中から、ずっと右端に居るTuttiさんのプレイばかり見ていました。
もう、釘付けですね。前に座っていた女性の方が、不思議そうに何度も、私の顔を見ているのが判りましたよ。ずっと横向いて、変なおじさん、って感じかな。
そしてその後は、「ONE NOTE SAMBA」や最新アルバムからの楽曲を交え、ジョイスワールド全開という感じで、あっという間にエンディングとなりました。
いやー、ジョイスワールド最高ですね。歌詞なしのスキャットも多く、初めて聴く曲でも充分に堪能することが出来ました。
そして、このスキャットがまた凄いんです。
ツバメのようにスピード感たっぷりと、縦横無尽に、時には、天まで届かんばかりに突き抜けていきます。誰にも真似のできない、圧倒的な歌声とグルーブですね!
当然アンコールとなり、今年ブラジル移民100周年記念で訪れた皇太子様が、そのときにリクエストしたという「イパネマの娘」を披露。
そして最後は、おはこの「Feminina」で締めくくり。
「Feminina」はyoutubeの画像が有りますので、興味のある方はご覧になって下さい。ジョイスさん、ギターも激ウマです。
(もちろん今回の映像ではないですよ。)
今日は、本当にプライスレスな、ライブ体験となりました。
そろそろ、この出航宣言、改訂しようかな、、、
メインアーティスト)
Joyce(vo,g), Helio Alves(p), Jorge Helder(b), Tutti Moreno(ds)
昨年11月のToyonoさんのライブから始まったブラジル音楽の旅も遂にブルーノート東京まで来てしまいました。
あれから色々なライブを観たり、CDを聞いたりしましたが、その中で一番しっくりときたのが、私の場合は、ジョイスさんでした。
このクルージングでは、大型クラブには寄らない、という出航宣言をしています。
しかし、このジョイスさんのライブが観れると言う事であれば、宣言違反だ!という罵倒を喜んで受けましょうということで、本日出航となった訳です。
エントランスで受付をしたら、自由席アリーナ組の7番をゲット。
さすがにこの番号なので、席は選び放題です。ボーカルスタンドから5メートルぐらいのほぼ真ん中で観戦することとなりました。
ステージを見渡すと楽器類は、予想外にシンプル。
ピアノとウッドベースとギターとドラムセットだけ。
Tuttiさんはパーカッション奏者と聞いていたので、見た事もないような打楽器がズラーっと並んでるかと思ったら、全く予想外。このCanopusのドラムセット、タムもひとつだけ!
ジョイスさんのギターがなかったら、スタンダード・ジャズのピアノトリオでも始まるのかなと思うほどスッキリしたステージです。
開演時間が近づくと、あっという間にほぼ満席状態。200人ぐらい入っている感じです。女性が半分ぐらいかな。丁度いい感じですね。
さあ、このピアノトリオを従えて、女王ジョイスさん登場です。
知ってる曲が、全く出てこなかったらどうしよう、と心配しましたが、2曲目で早速ボッサの名曲「彼女はカリオカ」が出てきました。
この曲、サックスファンなら、ポール・ウィンターの「RIO」という超名盤の最後を飾る名演をご存知だと思います。アルバム全体としても何度聞いても飽きないし、数十年前の録音とは思えない、いつまでも色あせないサウンドですね。大好きなアルバムのひとつです。
ジョイスさんは、いわゆるボサノヴァ歌手ではありません。なので例年は、あまりこの手の曲はやらないそうです。でも、今年は、ボサノヴァ生誕50周年ライブということで、積極的に取り上げたステージとなっているようです。
私のようなにわかファンには、とてもラッキーな巡り会わせとなりました。
数曲あとに、弾き語りで1曲歌うということになりました。
このときのMCが又格好いいんです。
“ボサノヴァはとてもシンプルよ。ギターと小さなスツール(椅子)とコンセントレーション、(ここでほんのちょっと間をおいて)そしてジョビン!”
といって、「DESAFINADO」を歌い始めました。なんか、この導入だけでしびれちゃいましたね。
そして次はTuttiさんとのDUO。
“このスタイルもよくやるのよね?”と旦那のTuttiさんに振り向いて、同意を求めました。
Tuttiさんは、ニコニコとうなづいてました。
なんか素敵な夫婦だな、と思いましたね。もちろん女王ジョイスさんが主導権をとっているんだろうけど、、、
でもこのいかにもひとの良さそうなTuttiさん。私が言うまでもないんだけど、このドラミング、ビックリする位素晴らしいんですよ。こんなに美しい音色のシンバルワーク、初めてです。そして、とてもデリケートで繊細です。
わたし、途中から、ずっと右端に居るTuttiさんのプレイばかり見ていました。
もう、釘付けですね。前に座っていた女性の方が、不思議そうに何度も、私の顔を見ているのが判りましたよ。ずっと横向いて、変なおじさん、って感じかな。
そしてその後は、「ONE NOTE SAMBA」や最新アルバムからの楽曲を交え、ジョイスワールド全開という感じで、あっという間にエンディングとなりました。
いやー、ジョイスワールド最高ですね。歌詞なしのスキャットも多く、初めて聴く曲でも充分に堪能することが出来ました。
そして、このスキャットがまた凄いんです。
ツバメのようにスピード感たっぷりと、縦横無尽に、時には、天まで届かんばかりに突き抜けていきます。誰にも真似のできない、圧倒的な歌声とグルーブですね!
当然アンコールとなり、今年ブラジル移民100周年記念で訪れた皇太子様が、そのときにリクエストしたという「イパネマの娘」を披露。
そして最後は、おはこの「Feminina」で締めくくり。
「Feminina」はyoutubeの画像が有りますので、興味のある方はご覧になって下さい。ジョイスさん、ギターも激ウマです。
(もちろん今回の映像ではないですよ。)
今日は、本当にプライスレスな、ライブ体験となりました。
そろそろ、この出航宣言、改訂しようかな、、、