渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

minga + Steve Jackson。それから、久しぶりのSOMETIME。

2010年04月15日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
日曜日は、店を休みにして、久しぶりに吉祥寺のSOMETIMEに行ってきました。

青山にあるレコード会社を早期退職して、Apple Jumpを創業するまで(2009.3/1)、約一年半の準備期間がありました。
この期間に実に沢山の経験をしました。
東京商工会議所主催の創業塾や渋谷のバーテンダースクールに通ったり、ジャズ研の先輩の店で実地トレーニングをさせてもらったり、、、
そして、勿論、沢山のライブを見に行った経験は、現在の店の編成に随分と役立っております。

この期間に最も頻繁に通ったのが、この吉祥寺SOMETIMEでした。
最後に行ったのが、昨年の一月。もう一年以上ブランクがあります。私は、この店に頻繁に通ったといっても、予約の時に名前を告げる以外は、親しくさせていただいた訳ではありません。
それにも拘らず、ここの女性店長が、正確に私の名前を覚えていたのは、驚くばかりです。
そしてあのビッグスマイル。。
店の経営者の立場として、改めて感心することが多いこの日の訪店でした。

ライブのほうは、野本晴美(p)トリオ/織原良次(b)、今泉総之輔(ds)

野本晴美(p)トリオを観るのは二年ぶりくらいかな。
8ビートのレイジーなナンバーが始まると、あちこちで雑談していた、ライトなお客さんを一瞬でつかんだようで、うまく巻き込んだ後は、美しいジャズバラード「EVERYTHING HAPPEN TO YOU」でいつの間にか、大人の洗練されたジャズの世界へ。
そして一部の最後は、マイルスの演奏で御馴染みの「SEVEN STEPS TO HEAVEN」。
野本晴美のポップで軽快なアレンジでこの曲の魅力を再認識させられました。

さすがですね。彼女のセンスが光る構成力と非凡な作・編曲能力に、改めて関心いたしました。
ところで、Apple Jumpでもこの日の全く同じメンバーで、野本晴美(p)トリオのライブが予定されております。⇒6月16日(水)
お勧めです!是非ご来店下さい。

それからもうひとつご報告を。
金曜日は、minga + Steve Jacksonのライブで大いに盛り上がりました。

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吉田桂一(p)、永田利樹(b)、Steve Jackson(ds)、早坂紗知(sax)

minga(早坂紗知、永田利樹、吉田桂一)も当店ではすっかり御馴染みになりました。
それに、今回ニューヨークから来日したドラマーSteve Jacksonが加わり、素晴らしいライブとなりました。Steveは、以前サックスの重鎮渡辺貞夫のグループのメンバーだったこともあり、日本では御馴染みのドラマーです。
それにしても、Steveのドラムの音色の美しさといったら例えようがありません。
機会がありましたら、又聞かせて欲しいです。
そして、名手・吉田桂一のピアノも光り輝いておりました。


もう一枚。早坂紗知、永田利樹夫妻の2ショットです。

当地池袋をホームとしていることもあって、この日は沢山のファンの方々が終結し、最近のジャズのライブでは珍しく、ソロが終わるたびに歓声が飛び交う熱いライブが繰り広げられました。

mingaのライブは、次回7月18日(日)に決定いたしました。今度は、ニューヨークからゲストでピアニストが参加するようです。
それから、吉田桂一トリオのライブも決定いたしました。⇒6月17日
オリジナル・メンバーでのライブとなります。(佐々木悌二(b) 渡辺文男(ds))

ちなみに6月はピアノトリオ集中月間となりますので、ピアノファンの方々はお楽しみに!

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5月スケジュールのアップ&先週のApple Jump写真館

2010年04月06日 | Apple Jump ライブスケジュール
Apple JumpのHPに5月のスケジュールをUPしました。

注目は、バークレー音楽院卒業後、NYを拠点に活動する、バイオリニスト大村朋子の日本ツアー。(5/12)
サポートは、今年に入って日野皓正Gに抜擢されたベーシスト須川崇志等、若手の逸材がズラリと顔を揃えます。
それから、前回大好評だった、西山瞳(piano)、牧山純子(violin)とのDUOも組まれております。(5/13)

詳細は、当店HPの5月のスケジュール欄にてお確かめ下さい。

続きまして、先週のライブからApple Jump写真館のご報告。


菊池太光(p)、高澤綾(tp)、宮田伸一(b)、永山洋輔(d)、レイモンド・マクモーリン(ts)

火曜日には、高澤綾クインテットのライブがありました。
毎月編成していると、時々偶然が重なる時があります。
今回出演者に指摘されて始めて気がついたのは、国立音楽大学出身者のリーダーライブが3本連続してることです。
高澤綾(tp)⇒挾間美帆(p)⇒山崎史子(vib)

ライブは、ロイ・ハーグローブのナンバーから始まり、バンドサウンドのコンセプトがしっかり伝わってくる、楽しく刺激的なライブでした。



トランペットとサックスをフロントにするクインテットは、市原ひかりグループ以来です。
ジャズが最も光輝く、王道の編成ですね。理屈抜きに楽しいです。

高澤綾のリーダーライブは、定期的にお願いしようと思っております。
現在次回のブッキングを調整中です。



挾間美帆(pf)、江森正敏(b)、斉藤たかし(ds)、伊澤隆嗣(a.sax)

金曜日には、挾間美帆(はざまみほ)セッションのライブがありました。
彼女は、昨年、同大作曲科を卒業したばかりで、3人の中では最も妹分です。
既に在学中から、作編曲家としての手腕は知れ渡っており、山下洋輔の作品のオーケストレーションや、テレビ朝日系「題名のない音楽会」での編曲などジャンルを超えた多彩な活動を行なっております。

何曲か、同世代のmanami moritaの楽曲とテイストが近いものがあって、それがとても興味深かったです。
今日会場にいらした方も、この新鮮でユニークなサウンドに驚かれたと思います。
血沸き踊る壮絶なインプロビゼイションとメンバー間のインタープレイを求めるジャズファンにとっては、“これはジャズではない”と指摘されるかも知れません。
本人もジャンルへのこだわりは全くないようです。
ジャズやファンクをベースにした新世代のバンドサウンドを軽やかに楽しく作り上げているという感じでしょうか。。

毎日手伝いに来ている若いスタッフが、まかないを辞退して、ステージを食い入るように見ていたのが印象的でした。
今後目を離せない注目の新人です。


ちょっと不思議なキャラのMCでした。

挾間美帆にも定期的にライブをお願いしようと思いましたが、残念ながら、6月後半から留学のためにニューヨークへ旅立ってしまうそうです。
大学院で二年間、作曲の勉強をするということで、この溢れんばかりの才能に、さらに磨きをかけることになりそうですね。

ということで、出国前にもう一度だけ、Apple Jumpでライブを行なうことになりました。

☆6/15(火) 挾間美帆(pf)、伊澤隆嗣(a.sax)、江森正敏(b)、柴田亮(ds)

今回お見逃しの方は、是非ご来店下さい!

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