停泊地)青山プラッサオンゼ(08.1/18)
メインアーティスト)Bophana(ボファーナ)
(山田里香(Vo.&Shaker)、小池龍平(g&vo)、織原良次(b))
“一体、Jazz Cruisingのジャズは、どうなってるんだ!”と、ご乗船の方々から突き上げが着そうですが、本日もブラジル音楽の聖地プラッサオンゼへの寄航です。
何しろ、昨年11月、ちょっとした浮気心から当地に停泊し、TOYONOさんの唄う「ビリンバウ/Berimbau」に魅了されて以来、ブラジル音楽に完全に取り憑かれてしまいましたね。
今、毎日がビリンバウ。“ビリンバウ、ビリンバウ・・・”と呪文のように唱えた後に、突然サンバのリズムに移っていく不思議な構成の曲です。歌詞の内容とはまったく関係ないけど “まあ、いろいろあったけどさ、くよくよしないでサンバでも踊ろうよ!”というような隠されたメッセージをなぜか勝手に感じてます。
よく聞くのは、セルメン(セルジオ・メンデス&ブラジル66)、ナラ・レオン、アストラッド・ジルベルト、ジョイス、それから作者のバーデン・パウエル等のバージョン。他にも山ほど録音があるのでしょうね。
“ジャズの街ニューヨークからヒウ・ヂ・ジャネイルを又に掛けての大航海か。”
あ!訂正です。リオデジャネイロのことです。・・・という感じで、すっかりかぶれてしまっています。
さて本日は、Jブラジル音楽界の人気ユニット「Bophana(ボファーナ)」のデビュー3周年記念ライブ。大盛況で立ち見の人までいます。私も大分前に予約していましたが、ちょっとあわただしい感じの、カウンターのオーダーの出入り口を案内される。文字通り満席状態で、僅か20坪程度の店内に40~50人ぐらいいて、次から次へとビールや食事のオーダーが入る。それを目の前の三人の女性が、凄い勢いでさばいていく。しかも一人は、新人らしく、実質2.5人という感じ。このうち年配の女性はクラウヂアさんで、ここの名物オーナーですね。もう一人は常連さんから「カリンちゃん」と呼ばれている若い女性。少しして、クラウヂアさんを「お母さん」と何度か呼ぶのを聞いて、二人は母娘なんだと判る。
亡き夫(又は父)の意志を引き継いで、二人の母娘が日本のブラジル音楽の殿堂を守っている。業界が小さいからなのか、常連さんも含めて、この店、みんなで盛り上げていかなきゃまずいよね、という暖かいファミリーのような空気が漂っています。
そして、今夜のBophanaのライブもそんな、暖かい空気に包まれて進んでいきます。何か出来のいい娘が、新しいバンドを作って、予想以上に成功しているのをみんなで見守っている感じでしょうか。
そして一部で印象的だったのが「パパパル パパプラルラ・・・」とリフレインする金延幸子さんのキュートな日本語のボッサ。山田さんのスキャットに、小池さんの口笛と織原さんのベースがコミカルに絡んでくる。
このバンド、山田さんと小池さんがいれば基本的には成り立ってしまうのでしょうが、織原さんのフレットレスベースが入ることによって、グッと全体のサウンドがカラフルになって、
Bophanaというバンドのユニークな個性が創られています。織原さんのアイドルは、ジャコ・パストリウスということで、普段は主にスタンダード系のジャズを弾いているという事です。以前TOYONOさんの時に書いた異文化の融合で起こった化学反応のプチ・モデルケースですね。
それから本日の大収穫は「イザウラ」。“ああ、イザウラ、仕事に行かなきゃ、でも君のところから離れたくないよ~”と男女がささやく、とってもスウィートなラブソング。リオにカラオケ・スナックみたいなのが有ったら、「ママさんと歌いたい人気No.1ソング」間違いなしです。買ってから数回しか聞くことがなかったジョアン・ジルベルトのCD「三月の水」の最後に収録されています。この10トラック目にこんな素晴らしい曲が入っていたとは!今日始めてBophanaによって再発見しましたね。こちらも勿論今毎日ヘビロ状態です。(ヘビロもちょっと忙しくなってきました!)
二部でよかったのは、やはりサイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」。山田さんのボーカルの特色は、とにかく声が美しい。しかもとてもフォーキーで何か懐かしい感じがします。だから余計こういった曲が引き立ちます。
何かいろんな可能性を秘めた、暖かいBophanaのライブを堪能しました。
さて、この寒空のなかを船まで戻らなきゃいけないのか、
“あ~あ~あ~、ボファーナ! 暖かいプラッサにまだいたいよ~”
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ご訪問ありがとうございました!
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(山田里香(Vo.&Shaker)、小池龍平(g&vo)、織原良次(b))
“一体、Jazz Cruisingのジャズは、どうなってるんだ!”と、ご乗船の方々から突き上げが着そうですが、本日もブラジル音楽の聖地プラッサオンゼへの寄航です。
何しろ、昨年11月、ちょっとした浮気心から当地に停泊し、TOYONOさんの唄う「ビリンバウ/Berimbau」に魅了されて以来、ブラジル音楽に完全に取り憑かれてしまいましたね。
今、毎日がビリンバウ。“ビリンバウ、ビリンバウ・・・”と呪文のように唱えた後に、突然サンバのリズムに移っていく不思議な構成の曲です。歌詞の内容とはまったく関係ないけど “まあ、いろいろあったけどさ、くよくよしないでサンバでも踊ろうよ!”というような隠されたメッセージをなぜか勝手に感じてます。
よく聞くのは、セルメン(セルジオ・メンデス&ブラジル66)、ナラ・レオン、アストラッド・ジルベルト、ジョイス、それから作者のバーデン・パウエル等のバージョン。他にも山ほど録音があるのでしょうね。
“ジャズの街ニューヨークからヒウ・ヂ・ジャネイルを又に掛けての大航海か。”
あ!訂正です。リオデジャネイロのことです。・・・という感じで、すっかりかぶれてしまっています。
さて本日は、Jブラジル音楽界の人気ユニット「Bophana(ボファーナ)」のデビュー3周年記念ライブ。大盛況で立ち見の人までいます。私も大分前に予約していましたが、ちょっとあわただしい感じの、カウンターのオーダーの出入り口を案内される。文字通り満席状態で、僅か20坪程度の店内に40~50人ぐらいいて、次から次へとビールや食事のオーダーが入る。それを目の前の三人の女性が、凄い勢いでさばいていく。しかも一人は、新人らしく、実質2.5人という感じ。このうち年配の女性はクラウヂアさんで、ここの名物オーナーですね。もう一人は常連さんから「カリンちゃん」と呼ばれている若い女性。少しして、クラウヂアさんを「お母さん」と何度か呼ぶのを聞いて、二人は母娘なんだと判る。
亡き夫(又は父)の意志を引き継いで、二人の母娘が日本のブラジル音楽の殿堂を守っている。業界が小さいからなのか、常連さんも含めて、この店、みんなで盛り上げていかなきゃまずいよね、という暖かいファミリーのような空気が漂っています。
そして、今夜のBophanaのライブもそんな、暖かい空気に包まれて進んでいきます。何か出来のいい娘が、新しいバンドを作って、予想以上に成功しているのをみんなで見守っている感じでしょうか。
そして一部で印象的だったのが「パパパル パパプラルラ・・・」とリフレインする金延幸子さんのキュートな日本語のボッサ。山田さんのスキャットに、小池さんの口笛と織原さんのベースがコミカルに絡んでくる。
このバンド、山田さんと小池さんがいれば基本的には成り立ってしまうのでしょうが、織原さんのフレットレスベースが入ることによって、グッと全体のサウンドがカラフルになって、
Bophanaというバンドのユニークな個性が創られています。織原さんのアイドルは、ジャコ・パストリウスということで、普段は主にスタンダード系のジャズを弾いているという事です。以前TOYONOさんの時に書いた異文化の融合で起こった化学反応のプチ・モデルケースですね。
それから本日の大収穫は「イザウラ」。“ああ、イザウラ、仕事に行かなきゃ、でも君のところから離れたくないよ~”と男女がささやく、とってもスウィートなラブソング。リオにカラオケ・スナックみたいなのが有ったら、「ママさんと歌いたい人気No.1ソング」間違いなしです。買ってから数回しか聞くことがなかったジョアン・ジルベルトのCD「三月の水」の最後に収録されています。この10トラック目にこんな素晴らしい曲が入っていたとは!今日始めてBophanaによって再発見しましたね。こちらも勿論今毎日ヘビロ状態です。(ヘビロもちょっと忙しくなってきました!)
二部でよかったのは、やはりサイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」。山田さんのボーカルの特色は、とにかく声が美しい。しかもとてもフォーキーで何か懐かしい感じがします。だから余計こういった曲が引き立ちます。
何かいろんな可能性を秘めた、暖かいBophanaのライブを堪能しました。
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