YouTubeの「週末の縄文人」を見ると言ったら、娘が上の本を貸してくれた。最近「渡来人と帰化人・角川新書」、「縄文時代を解き明かす」「遺跡が語る日本人のくらし・岩波ジュニア新書」読んだ。岩宿時代から→縄文文化→弥生文化、日本の大昔の話は面白い。考えた、国境なんて無かった時代、縄文人は狩猟採集の生活で定着していなかったし、稲作文化の弥生時代になって定着生活になった。蓄えが出来るようになり、強奪の「争い・戦争」が始まり、守るために武器が出来、環濠部落が出来、物見やぐらを作った。
朝鮮半島では新羅との戦いに負けた、多数の百済難民が渡って来た、「渡来人と帰化人」では、その人達を難波の地や、私の育ったさいたま県南部から西部方面に入植させたとある。当然そこに住む住民と交じり合ったに違いない。『「書紀」に天智5年百済の男女二千人を東の国に住まわせた、三年間僧俗を問わず食料を支給した』と本にある。
私の身体のゲノムを調べてみたら、今の朝鮮からの渡来人、南方からの漂着民、中国からの渡来人、北方アイヌ民族の血が混ざっているに違いない。日本人は混血民族であると言える、多民族国家であったということか。
今、さいたま川口市-蕨市のクルド難民排斥デモ、川崎市の在日コリアンヘイトスピーチを思うとき、遠い昔を思えば、そう言う人等も、自分等も国を追われやって来た避難民の末裔ではないか。純粋の日本人なんていないと思って良い?。お互い助け合って生きましょうよ、と願ってるのだが。
「人・金・物・情報」の国境が無くなった今の時代、あと一万年経ったら国境は無くなり「国家・民族」は死語となるだろう。そうなって初めて「世界平和」がやって来る、となるカモシレナイ。但し、それまでに「核」が使われたら、夢のまた夢、地球の民族は全滅カモシレナイ。
・この暑い中家内は懐風藻の講座へ出掛けて留守。残された爺さん、腹が減った、冷蔵庫になにか喰う物は有る、飢えの時代を生きて来た、あの時代、喰えるものは何んでも喰った、いまも好き嫌い無し。