パソコンの「メモ帳」にいくつか「谷川俊太郎さんの詩」をメモしてあります。
『 感謝
目が覚める 庭の紅葉が見える 昨日を思い出す まだ生きてるんだ
今日は昨日のつづき だけでいいと思う 何かをする気になれない
どこも悪くない 痒くもないのに感謝 いったい誰に?
神に? 世界に? 宇宙に? わからないが 感謝の念だけは残る 』
この歳になると毎日毎日新しい自分の歴史が続いていることを実感します。今日もまだ生きている、生かして頂いている。
老いの繰り言、なんども、なんども、同じような言葉しか出てこない。老いとは、昔のことは覚えているが、今いうべきことばが思いつかない、他人のことばで自分の気持ちをいうようになるのだろうか。
気温の変化かもしれないが、昨日から屈んで物がとれないほど腰が痛い、どうしたんだろう、だからと言って、それ以外はなんともない、今朝ば「春眠暁を覚えず」ひさしぶりに寝坊してしまった。テレビ体操に間に合った、暖かい朝、石油ストーブを点けなかった、朝飯も美味かった。
ありがたい、感謝のきもち、幸せなきもち、空はよく晴れて雲一つない、明るい春の陽が窓から差し込んでくる。
(・24年11月17日朝日新聞に載った「詩人・谷川俊太郎さんの詩です」ー谷川さんは13日老衰のため亡くなられました。) 合掌