形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

毒草・狐のボタン

2011-05-20 13:59:56 | 自然と野遊び
今まで、狐のボタンの「ボタン」は、服のボタンのことだとばかり
思っていた。 とくに理由はなく、お菓子の金平糖(こんぺいとう)
のような実が、狐のボタンというイメージにぴったりだなと思っていた。 
ボタンにしては丸い実だが、昔の人がおもしろがって、狐のボタンと
つけたのだろうと。 

ところが調べてみたら、葉が牡丹の葉に似ているからつけられたらしい。 
なので「狐の牡丹」が正しいようだが、どうも腑に落ちない。 
牡丹の葉に似ているだけで、牡丹とつけるかな? 

葉にはキンポウゲ科特有の切れ込みが入っていて、見慣れると、
これは毒草の多いキンポウゲ科じゃないかなと見当がつく。 
だが毒草は同時に薬草になっているものも多い。 
毒と薬は使い方によって表裏一体だ。  



キツネノボタンは湿地や田の畦などによく見かける野草で、水気の
多いところを好む多年草。 毒草で、草汁が皮膚につくとかぶれる。 
またセリが出るところと同じようなところに生えるので、間違って採り、
誤食して口内や胃に炎症を起こす例もあるようだ。 



形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


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