以前から食べられる野草の本にのっている、ギシギシを食べてみようと
思っていた。 だが原っぱに生えている身近な野草は、どうも山菜という
感じもなく、今までに食べたものはごく少ない。
ギシギシはたいていの人は見たことがあると思う。 成長すれば草丈
1メートルはあるタデ科の大型の植物。 多年草で、地上部を刈っても
刈っても出てくる丈夫な植物だ。 和名を羊蹄(ようてい)といい、
根っこは、羊蹄根(ようていこん)で生薬に入っている。 古くから
民間で皮膚病に使われてきた。 掘り出すと、頑丈なゴボウのように
太い根が出てきて、それを割ると中は黄色い。
家の裏の草むらに数本出ていたギシギシの若芽を採って食べてみた。
丸まって薄い膜に包まれた芽は、ジュンサイのようなぬめりがある。
ギシギシはシュウ酸を多くふくむので、生で食べるのは避けたほうがよく、
茹でてオヒタシにして食べることにした。
茹でると鮮やかな緑色が色あせてしまうが、ぬめりはそのまま残る。
味はほろ苦い。 うまいか? と聞かれれば、特別うまくはない。
それじゃマズイのか? と聞かれても、それほどマズクもない。
風味が少ないかな。 5点満点で3点!
形之医学・しんそう療方 東京小石川
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