今、我が国は例のバブル期以来、
空前の好景気らしい。
ただ、ちょいとばかし嫌味を言わせてもらうならば、
「前回」のバブル景気を知る者としては、
ホームレスの乞食ですら、
拾い物のナポレオンを飲んでいたほど、
皆が何らかの「意味不明な金」を持っていて、
遊びまくり消費を超刺激し続けていた、
あの頃とは明らかに違う。
財布の中に「意味不明な金」が入っていない。
いつも通りの「お小遣い」と同じ額のまま・・・
ただ「過労死」に関しては前回に同じ。
バブルと過労死の比例相関関係は健在だ。
皮肉なことにコレが景気のバロメータとなる。

とはいえバブル景気よろしく、
やはりアブク銭に沸く人達もアリで、
「億り人」なるビットコイン長者が相当な数いるという。
が、これまた暴落の憂き目に遭う人アリ、
上手にかつ、したたかに売り抜ける者アリ、
その昔テレ朝で80年代にやっていたOH!エルくらぶで、
テレフォンショッピングまがいに、
山一證券の営業マン山田クンが、
中国ファンドの宣伝をしていた頃を思い出す。
♪ちゅうこくファンドは~山一証券~♪
最近のビットコイン狂騒曲、
あの頃の学生ごときでも株で大儲け!
のハナシにどこか似ている気がするが気のせいか?
ちなみに山一証券という会社は今はもうナイ。
そうそう!このOH!エルクラブという番組は、
まさにバブル景気のランドマークタワー的存在の番組だった。
ある放送回では、
渋谷のジョルジオアルマーニのショップでやった、
男性用スーツの大規模セールが、
押すな押すなの大盛況だった!
というネタをやっていた。
通常、約40~50万円で販売している、
アルマーニのスーツ(主にダブルスーツ)が、
超特価15~30万円弱という、
超ディスカウント価格での販売に客が殺到!
というもの。
これに男どもが長蛇の列をなす光景。
彼らの興奮気味のインタビュー映像。
飛び交う札束と購入に小躍りで狂喜の男ども。
コレに三枝成彰が、
「男性モノは女性モノより安いよね」とコメント。
目がクラクラして貧血で倒れそうになったものだ。
これがバブル期の金銭感覚と書けば、
バブル景気を知らない世代の人達にも、
ちょっとは理解し易いかと・・・
この時代、主にアルマーニのスーツを着用していたのが、
20代、30代の俗に言うヤングエグゼクティヴと呼ばれた連中。
別名「マルキン」組。
それを妬ましく思っていたのがウチら
「マルビ」組。
というか実際には、
ほとんどの輩が実質自転車操業状態だったので、
マルビに属していたハズ。
それがバブル崩壊~リストラの嵐、
そして失われた10年を経て、
ほとんどの人間が貧乏を経験したら、
シャネルやアルマーニは今では、
庶民(貧乏人)の嫉妬や妬みの対象。
なので特に我々世代前後の日本人にとっては、
アルマーニコンプレックスとでもいうか、
どうもアルマーニという単語を聞くと、
ついぞ異常に反応してしまう傾向がある。
そして、そういうアルマーニコンプレックス世代が、
こういうニュースを聞くと、
すこぶるカチンとくるらしい。

銀座のど真ん中にある公立の中央区立泰明小学校で、
来年度4月から、この学校の制服にあたる
「標準服」をアルマーニに変更するというニュース。
一式で8万円~9万円弱になるという。
これに非難が殺到!「炎上」状態に陥っている。
「高額過ぎる」とか「買えない子との貧富の差が出る」だの、
「特権意識の醸成に繋がる」やら、
挙句は「現代の踏み絵」だとも・・・まぁ非難轟轟である。
ここの校長先生が和田利次先生(62)と聞いて、
潮風太子的には、
「あ~バブル期の頃ヤンエグだった世代の人ね」という印象。
アルマーニ一式で8万円・・・
「8まんえん!!!破格じゃないの!」
見積書を最初に見たとき、
さぞや体中に電流が走ったであろうことは、
上記の流れからして、想像だに難くない。
たった8万円で、あのアルマーニが手に入る・・・
それを着た子供達とエスタブリッシュメントな教育の確立。
「いつ買うの?今でしょ!」リフレインが叫んでる。
もうロマンティックが止まらない。
そう思うと校長先生の心情も理解できなくもナイ。
しかし、それを連日批判し続けるマスメディアと多くの一般大衆・・・
一旦、集団ヒステリーの状態に陥ると、
誰一人として冷静に判断できる者がいなくなってしまう、
最近の日本人の国民性。
これじゃ簡単にプロパガンダに嵌められてしまうだろうに・・・
とても危険なニオイがする。
先日、4月から中学生となる愚息1号(長男)が、
近所の学ラン屋で制服諸々の採寸~注文をしてきた。
愚妻にいくらかかったのか?と聞くと、
学ラン一式に冬と夏のシャツそれとジャージ・体操服で、
8万5千円したという。
特段高級ブランドものでもナイ。
これにその他「上履き」やら白い靴下やら白い下着やら、
ベルト等々加わると最終的には9万弱になるのだとか・・・。
これは社会通念上「常識的な価格」らしい。
公立の中学校に通う子供は皆、
同じ制服一式を購入する。
日本国ではどこも皆一緒の「当たり前」。
コレ義務教育の基本。
はて?こうなると「9万円」の制服。
高いのか妥当な額なのか、
よくわからなくなってくる・・・・
8万円のアルマーニだとムカツク、
町の学ラン屋の8万5千円なら妥当。
なんか1kgの綿と1kgの鉄どっちが重い?
ってな意地悪クイズみたいだ。
たかが9万円されど9万円。
同じ9万円。
ヒステリックな報道とリアルな現実。
後は皆さんのご判断次第ナリと・・・・
ではまた次回。
空前の好景気らしい。
ただ、ちょいとばかし嫌味を言わせてもらうならば、
「前回」のバブル景気を知る者としては、
ホームレスの乞食ですら、
拾い物のナポレオンを飲んでいたほど、
皆が何らかの「意味不明な金」を持っていて、
遊びまくり消費を超刺激し続けていた、
あの頃とは明らかに違う。
財布の中に「意味不明な金」が入っていない。
いつも通りの「お小遣い」と同じ額のまま・・・
ただ「過労死」に関しては前回に同じ。
バブルと過労死の比例相関関係は健在だ。
皮肉なことにコレが景気のバロメータとなる。

とはいえバブル景気よろしく、
やはりアブク銭に沸く人達もアリで、
「億り人」なるビットコイン長者が相当な数いるという。
が、これまた暴落の憂き目に遭う人アリ、
上手にかつ、したたかに売り抜ける者アリ、
その昔テレ朝で80年代にやっていたOH!エルくらぶで、
テレフォンショッピングまがいに、
山一證券の営業マン山田クンが、
中国ファンドの宣伝をしていた頃を思い出す。
♪ちゅうこくファンドは~山一証券~♪
最近のビットコイン狂騒曲、
あの頃の学生ごときでも株で大儲け!
のハナシにどこか似ている気がするが気のせいか?
ちなみに山一証券という会社は今はもうナイ。
そうそう!このOH!エルクラブという番組は、
まさにバブル景気のランドマークタワー的存在の番組だった。
ある放送回では、
渋谷のジョルジオアルマーニのショップでやった、
男性用スーツの大規模セールが、
押すな押すなの大盛況だった!
というネタをやっていた。
通常、約40~50万円で販売している、
アルマーニのスーツ(主にダブルスーツ)が、
超特価15~30万円弱という、
超ディスカウント価格での販売に客が殺到!
というもの。
これに男どもが長蛇の列をなす光景。
彼らの興奮気味のインタビュー映像。
飛び交う札束と購入に小躍りで狂喜の男ども。
コレに三枝成彰が、
「男性モノは女性モノより安いよね」とコメント。
目がクラクラして貧血で倒れそうになったものだ。
これがバブル期の金銭感覚と書けば、
バブル景気を知らない世代の人達にも、
ちょっとは理解し易いかと・・・
この時代、主にアルマーニのスーツを着用していたのが、
20代、30代の俗に言うヤングエグゼクティヴと呼ばれた連中。
別名「マルキン」組。
それを妬ましく思っていたのがウチら
「マルビ」組。
というか実際には、
ほとんどの輩が実質自転車操業状態だったので、
マルビに属していたハズ。
それがバブル崩壊~リストラの嵐、
そして失われた10年を経て、
ほとんどの人間が貧乏を経験したら、
シャネルやアルマーニは今では、
庶民(貧乏人)の嫉妬や妬みの対象。
なので特に我々世代前後の日本人にとっては、
アルマーニコンプレックスとでもいうか、
どうもアルマーニという単語を聞くと、
ついぞ異常に反応してしまう傾向がある。
そして、そういうアルマーニコンプレックス世代が、
こういうニュースを聞くと、
すこぶるカチンとくるらしい。

銀座のど真ん中にある公立の中央区立泰明小学校で、
来年度4月から、この学校の制服にあたる
「標準服」をアルマーニに変更するというニュース。
一式で8万円~9万円弱になるという。
これに非難が殺到!「炎上」状態に陥っている。
「高額過ぎる」とか「買えない子との貧富の差が出る」だの、
「特権意識の醸成に繋がる」やら、
挙句は「現代の踏み絵」だとも・・・まぁ非難轟轟である。
ここの校長先生が和田利次先生(62)と聞いて、
潮風太子的には、
「あ~バブル期の頃ヤンエグだった世代の人ね」という印象。
アルマーニ一式で8万円・・・
「8まんえん!!!破格じゃないの!」
見積書を最初に見たとき、
さぞや体中に電流が走ったであろうことは、
上記の流れからして、想像だに難くない。
たった8万円で、あのアルマーニが手に入る・・・
それを着た子供達とエスタブリッシュメントな教育の確立。
「いつ買うの?今でしょ!」リフレインが叫んでる。
もうロマンティックが止まらない。
そう思うと校長先生の心情も理解できなくもナイ。
しかし、それを連日批判し続けるマスメディアと多くの一般大衆・・・
一旦、集団ヒステリーの状態に陥ると、
誰一人として冷静に判断できる者がいなくなってしまう、
最近の日本人の国民性。
これじゃ簡単にプロパガンダに嵌められてしまうだろうに・・・
とても危険なニオイがする。
先日、4月から中学生となる愚息1号(長男)が、
近所の学ラン屋で制服諸々の採寸~注文をしてきた。
愚妻にいくらかかったのか?と聞くと、
学ラン一式に冬と夏のシャツそれとジャージ・体操服で、
8万5千円したという。
特段高級ブランドものでもナイ。
これにその他「上履き」やら白い靴下やら白い下着やら、
ベルト等々加わると最終的には9万弱になるのだとか・・・。
これは社会通念上「常識的な価格」らしい。
公立の中学校に通う子供は皆、
同じ制服一式を購入する。
日本国ではどこも皆一緒の「当たり前」。
コレ義務教育の基本。
はて?こうなると「9万円」の制服。
高いのか妥当な額なのか、
よくわからなくなってくる・・・・
8万円のアルマーニだとムカツク、
町の学ラン屋の8万5千円なら妥当。
なんか1kgの綿と1kgの鉄どっちが重い?
ってな意地悪クイズみたいだ。
たかが9万円されど9万円。
同じ9万円。
ヒステリックな報道とリアルな現実。
後は皆さんのご判断次第ナリと・・・・
ではまた次回。
いやいや恐縮です(;'∀')
こちらこそいつも楽しく拝読させて頂いております。
まぁバブル景気の当時は、
小学生の「お年玉」とて10万円超え当たり前、
道路沿いの崖の土地に8億円の評価額。
これを根抵当で買い上げたり・・・
そんな時代だったら、
今回のアルマーニの制服への移行なんて、
ニュースにすらならなかったと思いますが、
ちょっと時代が違うだけでこんなコトに・・・
ってなカンジで冷ややかに観察しております。
それにしても、あくまで私の個人的意見ですが、
アルマーニの生地のペラペラ感や、
どうみても雑な裁縫技術。
そっちの方について、
もっと議論すべきだと思うんですが、
な~んか最近の日本人のイライラ感ときたら、
坊主憎けりゃ何とやら・・・って風で、
こんなんで良いのだろうか?と思い一筆
入れさせていただいた次第です。
今後とも宜しくお付き合いのほどm(__)m
ちなみにこの小学校って、私が魚屋時代の寮の近くにあって毎日この前を通っていたのでなんだか懐かしかった^-^!</色>