ひげログ

髭の透析患者

心臓カテーテル検査 その2 検査

2010-09-15 | 検査・治療
検査室の中廊下で点滴用の針を刺された。

点滴をぶら下げて歩いていた患者さんが何人かいたけれど、

結局僕は最後まで注射のみで点滴はされなかったような気がする。

いよいよ検査室へ。

大きな照明などはなく手術室のように独特のでつるつるぴかぴかって感じではなかった。(笑)

いたって地味な検査室の中央にベットが置かれ、

造影撮影用のカメラがあった。

ベットの幅は狭く、体がでかい僕は今にも落ちてしまいそう、と思った。

ベットの上に横になるやいなや、

寝間着の紐を解こうと両脇から手が伸びて来る。

僕、寝間着の前が閉まらなかったんで堅いイボ結びにしていたもんで、

紐を解くのに3人がかりで四苦八苦されていました。(苦笑)

やっとのことで紐が解かれるとパンツ一丁に。

検査を担当する先生がパンツをちょっとずらして血管探しを始めた。

「剃毛もなくてパンツも脱がなくていいとはさすがSK病院だ!万歳~!」

と、一人で勝手に喜んでいたら、

反対側から看護師が手が伸び、

次の瞬間、

するするすぽ~ん。

あっと言う間にパンツを脱がされ真っ裸に。

先生は相変わらず血管探しに夢中。

先生が血管を探る度にちっちゃな検査台の上で揺れ動く肉のかたまり。

その中央でとまどい揺れるひげJr.。

まるでまぐろの解体ショー?はたまた男体盛り?

先生が血管を決めるとやっと下半身を布で覆い隠してくれました。

その後はすべてがあっと言う間の出来事。

局部麻酔の注射の後、カテーテルが挿入され、造影剤が注入。

ちょっと胸が熱くなる感じはしたが気持ち悪くはならなかった。

カメラが角度を変えて撮影を始める。

カメラの動作が普通体型モードにでもに設定されていたのか、

2度、3度、肉がカメラに押しつぶされそうになって苦笑い。

なごやかなうちに検査は10分程度で終了。

カテーテルが入ったままの状態で検査台からストレッチャーへ移された。

「よっこらしょ」

推定4人がかり。

基本まだ素っ裸の僕はここでも苦笑いするのみ。

そのまま中廊下の一番奥に運ばれ、そこでカテーテルが抜かれ止血された。

血が止まるまで傷口を、けっこう長い間強く押さえつけないといけないらしい。

一人の先生がずっとつきっきりで押さえてくれた。

ご苦労さまであります。

その間も、体の上にビニールシートのようなものがちょこんと置かれてはいたが、

基本その下は真っ裸。

先生や看護師、患者さんが行き来する場所だったんで、

気分はまるで放置プレイ。(笑)

止血中、先生が、

「何もなかったわけではないけど、大丈夫だから安心してください」

との意味深な発言。

しばらくして血が止まったことを確認すると、

シートがはぎ取られ、中廊下で、僕、全裸again。(笑)

止血するために傷口の上に重りを置かれ、

その上を固定テープでがっちりと留められました。

右太ももの脇から左太ももの脇まで、

ひげJr.の上を交差するようにX字にテープで固定されました。

これだけでけっこう動けなくなるものなんですねぇ。

他の病院で剃毛を行う理由もなんか納得。

太股の毛も陰毛もおかまいなくテープを貼られた僕。

一抹の不安を抱きながら病室へ移動。

再びシートで覆われたが、相変わらずその下はほぼ全裸。

気分は公共の場で寝ながらストリーキング。(爆)

心臓カテーテル検査 その1 検査準備

2010-09-15 | 検査・治療


しぶしぶ、お世話になるSK病院に到着。

心臓カテーテル手術で有名な病院だけあって、専用の受付窓口があります。

数分後、そのまま検査室へと誘導されました。

...前日検査を行った患者が退院していないので病室にはまだ行けないらしいです。

レントゲンが必要な他の患者さん達とは途中で別れ、一足早く検査室へ。

クラーク※のお嬢さんに更衣室へ案内される。

(※各科にいる事務職員のことをそう呼ぶのらしいのだが、なぜか病院内で一番かわいいワンピースの制服を着ているのであります。)

「ひげさんは足からなので寝間着タイプのものを着用してください」

クラークさんは棚に積まれていた病衣から一番大きいものを選んでくれました。

「それと下着はパンツのみでお願いします」

「えっ?パンツはいてていいの?」

てっきり丁字帯を着用するのかと思いこんでいた僕。

せっかく紐がなが~い丁字帯を探して持ってきのに~。(笑)

ま、これはこれでラッキーと思いつつ着替える。

「ひぇ~!」

外来のクラークのお嬢さんにに何度も念を押して大きいサイズがあるかを確認したにもかかわらず、

心配していた通りに一番大きいサイズの病衣でも前がちゃんと閉まらなかった。

立っている分にはまだいいのだが、座ると胸毛があっちこっちからぼーぼー。(笑)

仕方がない、今日はこれで行くしかない。

血圧測定したのちに看護師さんによる問診が始まる。

一通り検査の説明されたが、気になる剃毛については全く触れない。

意を決してこっちから聞いてみた。でも恥ずかしいから小声でね。

「毛はいつ剃られるんですか?」

看護師さんも小声で、

「剃りませんよ。」

と言ってくれた。

この病院では現在心臓カテーテル検査のために剃毛は行わないとのこと。

「YES!!」

まるで宝くじにでも当たった気分。

この数日間そのことで悩んでいた自分がバカに思えた。

でもすぐに新たな問題が発生。

「おしっこ出ますか?」

「出ますけど?」

まさか...

「足から検査する患者さんでおしっこいっぱい出る方にはおしっこの袋を付けさせてもらうんですが...ひげさん、どうします?」

腎生検の時入れたことあるとは言え、その時は全身麻酔で意識がない状態の時の話。

素面の状態でひげJr.に管を入れるなんてあり得ません。

...入れるのすんごく痛いらしいし、

...かと言っておしっこ出ないわけでもないし。

僕が返答に困っていると、

「検査後でもいいですのでしびんじゃ出にくいっていう時はおしえてくださいね」

どうやらMUSTではないようだ。

一安心。

「足からの患者は時間がかかるので一番後ですから、ぶらぶらしていていいですよ」

と言われたんで、セクシーな寝間着姿で散歩へ。

「でも売店でおやつとかは食べないでくださいね」と出掛けに看護師さんがチクリ。

「どきっ」

ぶらぶらしつくした後、携帯を置きに控室に戻ると、

「ひげさんたぶん呼ばれましたよ。」

だって。

「えっ~?」

剃毛の恐怖が消えたとは言え、まだ心の準備ができていなかった僕。

「ひげさ~ん」

やっぱり僕の番。

ついに呼ばれてしまった。


Life goes on

2010-09-15 | 弁当
心臓カテーテル検査終わりました。

気になる検査結果は、

「あやしい所がないわけではないけれど今すぐに手術をしなければならない、ってほどではない」

だって。

なんだか微妙な言い回し。

多少血管が細くなっている部分があるんだと。

現時点では何かをするってわけではないけれど、

様子を見ながら必要に応じて投薬治療らしい。

喜んでいいのか、ショックを受けるべきなのか。

透析患者は心筋梗塞になりやすいっていうから仕方ないのかね。

僕、危険因子のかたまりだし。(汗笑)

心臓カテーテル検査については後日もっと詳しく書きますね。

さて、今日は透析日。

さすがに弁当作る暇がなかったので大手抜き弁当です。



お稲荷とかんぴょう巻き、肉だんごはヨークベニマル様より調達。

玉子焼きは冷蔵庫に入っていた謎の弁当より拝借。

無性に食べたかったマルシンハンバーグはぱぱっと焼きました。

あとゆでアスパラね。

そして、そうなんですよ、スイカが再度復活!

母親がどこからが入手して来てくれたんです。

ちなみに青森産で予想以上に甘くておいしかったです。