宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

4日で若返る「毒出し」のトリセツ

2024年09月22日 09時21分55秒 | 本のこと
 二か月近く前に図書館にリクエストして、取り寄せてもらったこの本。 なんでそうしたのかの記憶は既に無い。 なので、以下は想像に過ぎないが、書いておこう。  昨今の現代人は癌で亡くなる人が増えている。 その増加率は顕著だ。 その原因について、門外漢たる私の想像は、食品添加物とストレスにあると思っている。 中でも、保存料、こいつが気に掛かる。 昔、試しに、賞味期限から2年経ったハムを食 . . . 本文を読む
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ひとりでカラカサさしてゆく

2024年09月08日 22時06分31秒 | 本のこと
ひとりでカラカサさしてゆく江國 香織新潮社  人生における責任。 子を成人させ、親を看取る。 それさえ完遂すれば、我の生死は我で決めていいんじゃないか? キリストさんは自死を認めてないらしい。 別にキリストさんの免罪符は必要ない。  還暦を迎える辺りから、こんな思いを抱き続けてきた。 ただ、これは異端、悪魔の論理ではないか?と、疑問は付きまとう。  そうした我の思いに、一種の示唆を与 . . . 本文を読む
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サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術

2024年08月04日 16時06分49秒 | 本のこと
サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術堀埜一成ディスカヴァー・トゥエンティワン  過日、ようつべで、この著者のインタビューを観て興味を持ち、図書館にリクエストしてみた本。 それは、ミツカン酢の創業者が中埜さんで『なかの』と読むことを覚えていたので、この著者は『ほりの』さんなんだろうなあ程度の認識から始まった。  安さは必要条件であって、絶対条件ではない。 安さを創出するため . . . 本文を読む
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お盆を挟んで

2024年07月31日 12時44分01秒 | 本のこと
 けふは移動図書館の日。 リクエストしたのが2冊一遍に。 リクエストする前に確認すると、驚いたことに既に蔵書としてあったのが一冊と、古いのが一冊。  一度に四冊。 でも、二週間後がお盆なので、その更に一週間後の三週間先が期限。 ラッキー・・・ . . . 本文を読む
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力道山未亡人

2024年07月29日 11時35分36秒 | 本のこと
力道山未亡人細田昌志小学館  力道山の死因が医療ミスだったことと、実業家として意欲を持っていたことは、興味深かったが、その他は大体想像がつくものだった。 前作の沢村忠に真空を飛ばせた男と、時代や業界が重なる部分があるし、逸話の深さにおいても、やや劣る感じがする。  失敬・・・ . . . 本文を読む
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同居鮨 間借り鮨まさよ Ⅱ

2024年07月29日 11時30分18秒 | 本のこと
同居鮨 間借り鮨まさよ Ⅱ原 宏一双葉社  間借り鮨から同居鮨へ。 いよいよ『まさよ』は定着する と先走って想像してたら、違った。  内容は第一作と変わり映えしない。 が、人と人とのリレーションの表現は素晴らしい。  ただ、この先はもういいかな・・・ . . . 本文を読む
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岸本 佐知子

2024年07月28日 14時08分29秒 | 本のこと
なんらかの事情 (ちくま文庫 き 30-2)岸本 佐知子筑摩書房  『孤高』をキーワードにナイルサーフィンをしてて、偶然に辿り着いた彼女にキョーミを持った、大いに。 全く知らなかった翻訳家。  現在、図書館への予約は上限なので待ち切れず、こいつの新刊を久しぶりにナイルでクリック。  そいつは明日届く・・・  最新刊のこれは、結構高価なので、次の移動図書館の日にリクエスト . . . 本文を読む
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真の人間になる

2024年07月12日 14時18分40秒 | 本のこと
真の人間になる(上) (エクス・リブリス)甘耀明白水社  図書館にリクエストして取り寄せてもらった本。 何故邂逅したのかについては記憶がない。 如何にも大仰なタイトルだし、著者が台湾の人だというのも異色な感じ。  問題は、読み手である私の気分がなかなか高揚してこないということ。 さて、少し続きに入り込んでみるか・・・ . . . 本文を読む
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カラ売り屋シリーズ マネーモンスター (幻冬舎単行本)

2024年06月20日 11時52分39秒 | 本のこと
 株の空売りで稼ぐ企業が、目を付けた企業のレポートをリリースし、それと同時に空売りを仕掛ける物語で、対象企業別の三話で構成されている。 ただ、目新しい状況や展開ではなく、冗長な感じは否めない。  なので、読了しないまま終えるかも。 何故なら【読むべき本】が行列を成しているから。  しかし、空売り企業が仕掛け先の瑕疵をレポートとして市場に流布する行為は、【株価操作】には当たらないのか . . . 本文を読む
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握る男

2024年06月16日 10時59分38秒 | 本のこと
 寿司屋として、食を支配しようとする、突出した男ゲソと、六つも年下のゲソに支配されてしまう金森が中心になった物語。 他人をコントロールし、その為には殺人すらも犯してしまうゲソに恐怖、畏敬、そして共感、ひいては憧憬にまで転じてしまうカネの心の変化を通して、人が人に完全に支配されてしまう理不尽さが描かれている。 その、着々と積み重なる過程が痛快だったが、そこから先、頂点に至るまでの描写 . . . 本文を読む
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間借り鮨まさよ

2024年06月16日 10時50分49秒 | 本のこと
 私の好きな、料理のことや、飲食店にまつわる人々のハナシ。 主人公まさよが間借り先を替える地域やカテゴリーごとの、三つからなる短編集。  そして、そこに通底するのは、【のほほんと笑って暮らしてゆきたい】という、まさよの人生訓といったもの。 面白かった、オススメ。 間借り鮨まさよ原 宏一双葉社 . . . 本文を読む
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芸人交換日記~イエローハーツの物語

2024年06月13日 12時46分06秒 | 本のこと
 トリガーがなんだったのか? そいつは覚えてないけど、図書館に予約を入れてあった本。 流石、長年放送作家としてトップを走ってきた人の小説。 芸人という特殊な世界の悲哀がよく表現されている。  ま、そんなとこかな。 しかし、なんで引退するのかねえ。 やっぱ、〆切に追われるしんどさが嫌だったのか? それとも才能の枯渇か?  ゆっくりして、こんだ、小説を書けばいいよ・・・ 芸 . . . 本文を読む
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半生の記

2024年05月12日 10時32分46秒 | 本のこと
 松本清張が世に出る前の臥薪嘗胆時代の記録。 昭和38年から40年まで文藝に連載されたものと、昭和51年に読売新聞夕刊に連載された三篇から成り立っている。 なので、重複する部分もあるし、行ったり来たり感も拭えない。 それと、恐縮ながら、文章が稚拙な気がする。  そして、【白い絵本】の冒頭部分では、 私に面白い青春があるわけではなかった。濁った暗い反省であった。 と言い切っている。 事実 . . . 本文を読む
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永遠の旅行者

2024年05月11日 11時22分29秒 | 本のこと
 何度目かの無料お誘いを受けて、再開しているオーディブル。 今聴いているのは、この作品。 なかなか面白い。 ただ、手を止めてじっと朗読に聴き入るのは勿体ない気がして、そのタイミングは二通り。 その一は眠りに入る前。 その二は朝のウォーキング。  歩きながら眠るほど器用には出来てないので、ちゃんと聴き続けられるが、睡眠時はやっぱダメ。 つい眠ってしまう(当たり前田のクラッカー)。 何 . . . 本文を読む
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夜露がたり

2024年05月08日 16時34分28秒 | 本のこと
 これまで歴史ものと武家ものを描いてきた著者初の「市井もの」ということだが、特に取り立てて感じ入る作品ではないような。 なので、二編だけ読んで、本日図書館に返却した・・・ 夜露がたり砂原浩太朗新潮社 . . . 本文を読む
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