Ken Hirai - 大きな古時計
最近、まだ暗いうちに目が覚める。
すると、窓際の旅行用置き時計で時刻を確認して、3時頃なら小用を済ませて二度寝する。
この置き時計がちっこいし、バックライトを点灯させなければ数字が確認出来ないので、割と面倒臭い。
実は、それまで使っていたフツーの置き時計が壊れてから、臨時的にそいつをその位置に置いた経緯があるんだけど、それからもう2年は経つんじゃないか?
ふと、20年くらい前に販促用に仕入れた子供騙しみたいな壁掛け時計が倉庫にまだあったのを思い出した。
試しに、ベッドの正面の壁に掛けてみようと思い立った。
埃まみれの箱から出して、中のポリ袋から取り出すと、案の定電池はボロボロ、粉が吹いている。
「きたないのぉ・・・」
とか思ったのが災いしたか、うっかりその手から時計が飛び出して、コンクリートの床に勢いよく落ちた。
「マズ、壊れたか?」
見た目は大丈夫。
まずは新しい電池を入れる。
秒針が動き出す。
「おお、良かった壊れてない」
次に現在時刻を合わそうと、背面のボタンを回す。
すると、短針がブラブラと歯車からはずれてるのが判る。
やっぱ、壊れてた。
失敗したなあと反省しつつ、別のを起動。
今度は無事に動いたので、壁にネジを埋め込んでぶら下げる。
「よし、これで見やすくなった」
で、問題はその壊れた時計だ。
仕方ないから雑ゴミにでも出すことにして、手にした時に、
「待てよ、ダメモトで分解してみようか?」と・・・
やってみたさ。
まあ、分解つったって、前面のカバーをはずして、中の秒針、長針、短針をいじってみるだけのことなんだけど。
そのカバーをはずすのにしばらく悩んで、次は針の構造だ。
幸い、どうやら単純に歯車からはずれただけの事みたい。
「押し込むだけでえんか?」
やってみた。
「おお、固定された」
次はちゃんと動くか回してみる。
すると、短針と長針の位置関係がおかしい。
そう、長針が12のところに来た時には、短針はどこかの数字に合ってなければならないのに、数字と数字の間だったりする。
「そっか、じゃあ、長針を12にして、同時に短針を何処かの数字に合わせたところで押し込めばいいんじゃないか?」
正解!
直ったがな。
しかし、昨日も似たような事したなぁ・・・
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