わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

引っ越しました(やっと!)

2014-04-25 | 田舎暮らし
 本当に「遂に」、「やっと」、「待ちに待った」という表現がぴったりな引越を果たしました。本当は2週間前には、ここに移り住んでいたかったのにね~。社宅に住んでいれば、お家賃も光熱費も全てタダですが、いくら「タダ」の大好きな私でも、汚さないよう、損傷しないよう配慮せばならないし、特に犬もいるので、散歩のたびに足を拭くという日本風なこともしなきゃ… (普段は、ほぼ土足生活)なので疲れちゃう。家でまで気を使いたくないんで、早く引っ越したかったんです。やっと、家の方の準備ができて、荷物を預かってもらっている会社に電話すると、週末はさすがに忙しく、月曜日になるまでトラックの運転手がいないから、家まで荷物をもっていけないと言われました。わざわざ会社休みたくないし、土曜に引っ越したら日曜に社宅をお掃除して、月曜には鍵を返せるけど、月曜に動いたら、また仕事の後にでも社宅に帰ってお掃除しなきゃなんないし…で、
   
自分でトラック運転して、荷物持ってきた

 トラックそのものは、テキサスやコロラドで運転してたピックアップ・トラックと基本は同じだべさ。実際に運転する前は後ろに木箱を引っ張ってるのが大変そうだったけど、どうせ田舎道を行くだけで、曲がり角は3箇所だけ。難しかったのは、トラックを返す前に給油したガソリンスタンドへの出し入れ(上の写真、右)だけでした。これって、日本じゃ普通免許では運転できなさそうだけど、アメリカじゃ普通の乗用車免許で大丈夫。

 中の荷物は引越屋さんに頼んで家の中に動かしてもらいましたが、ここでは「Movers」はあくまでも動かす(Move)だけなのですね。カリフォルニアで引っ越した時は、引越しサービスは同じ「Movers」でも、ベッド等の組付けもしてくれたのですが。だから、また別途にベッド等を組み立ててもらわねばなりません。ほんと、お金かかる~。でも、今は、ベッドを組み立てるようなスペースもないんで、床に直接マットレス置いて寝ます。

 しかし、今から箱開けて、整理しなければならないし、本棚は小さいものを3つ持ってきただけなので、少なくともひとつは大きめのものが必要だし、前に使っていたキャビネットは大きかったのでカリフォルニアに息子たちと一緒においてきたから机も買わねばならないし。そして先ずはカーテンかブラインドを、少なくとも道に面した窓に下げる必要も。あー、益々出費… 初期設備投資がかさむわぁ…orz

   
家の中はこんなのwww

深夜のドライブ

2014-04-24 | 犬と猫、たまに人間の息子
 いやはや参った!

 昨日も毎度のごとく定時で退社し、世にも適当な手抜き夕食を済まして、とっとと寝ようとしたのですが、愛犬モカの咳が止まらない。むせたようにケホケホと乾いた咳をしては、吐こうとするので、最初は慌てて食べ過ぎて気管に詰まらせたかと思ったのですが、数時間経っても咳は治まりません。当然、もう通常の獣医さんは閉まっていますから、大きな隣町のデイトンにある、24時間オープンの応急手当(Urgent Care)の獣医さんへ行くべく、丑三つ時に他に行き交う車も少ない夜の高速を東へすっ飛ばすこと小一時間。電話では、州道の35号線を使うように説明されたのですが、この道は危険だと警告されたことがあるので、遠回りして州間高速を使いました。暗い田舎道を慎重に運転するより、高速を飛ばすほうが性に合ってるし。

 検査と診察の結果は、犬伝染性気管気管支炎。大仰な病名ですが、アメリカでは「Kennel Cough」と呼ばれており、その名の通り、ケンネル等の犬がたくさん集まる場所で空気感染する、犬のインフルエンザのようなものなのだそうです。ですから、犬をケンネルに預ける前には必ず、ボルデテラ(Bordetella、敗血症菌)のワクチンを要求されるのですが、これは100%有効とは限らないのだとか。モカがお犬様リゾートでバケーションを楽しんだのは2週間前ですが、恐らく菌はずっと潜伏していて、木の王から急に冷え込んだのが引き金となって発症したのかも?と、獣医さんが説明してくれました。ワクチンを受けているので軽症で済むはずだけど、悪化すると肺炎を起こすこともあるので、念の為に構成物質と咳止めの薬を出して頂いて、お代は128ドルなり。痛いわ-、出費続きだわ-

ガレージドアを開けると雪国だった

2014-04-15 | 田舎暮らし
 作日はあまりに暖かくて、裏庭にキャンプ用の折りたたみ椅子を持ちだして、ブルーベル社製のバニラアイス(ブルーベルに関しては、私はホームメイド・バニラ至上主義)をぱくついたりしたのですが、今朝、犬の散歩に行くため寝ぼけ眼でガレージドアを開けたら、

こんなん、なってました!


 正直、外の景色を観た途端に「うげ!」なんて、変な声でました。すぐ引き返して、ヒートテックのタートルネックに着替えた。4月も半ばというのに、昨日は初夏のように暖かかったのに、庭の水仙だって咲いていたのに、昨夜の月は赤かったのに(関係あるか)、一体全体、何と季節錯誤なことでしょう。全くけしからんので、思わず通勤途中で車を停めて、常備してるデジカメで屋根付き二車線橋の雪景色をパシャパシャ。


川は凍っていませんが、辺りは一面、雪景色(初めてここに来た時は川も凍ってた)

 
ここのアヒルや鴨は妙に馴れ馴れしく、いきなりグアグアと迫られて焦った
ご近所の方々に可愛がられて餌をもらっているのでしょう。私もお友達になりたい

 午後には晴れて、日の当たる場所では雪も溶け出しましたが、気温はまだまだ低くて、散歩が辛い(><) でも、週後半から週末にかけての天気予報では、また暖かくなるらしいのですね。週末に温かいのは嬉しいけど、昨日は元気に咲いていた水仙が、今日はすっかり項垂れてたよ…(TT)

息子還る

2014-04-12 | 田舎暮らし
 息子たちをデイトンの空港まで送ってきました。彼らは今日もやらかしてくれましたよ!さんざ、忘れ物ない?洗面所もチェックした?って何度も何度も確認したのに、家に帰ってみたら、やっぱり電導歯ブラシとか忘れていってんの。うがー!明日、郵便局に行って送らきゃ。

 空港からの帰りには、家電に定評のある全米チェーン小売店のSears(シアーズ)のアウトレットに寄り、洗濯機・乾燥機に冷蔵庫を購入しました。一応、事前にネットで近辺のお店もリサーチしたのですが、値段に大した違いはない。ならば、購入後のサービスが充実しているし、一年間無利子のローンもあり、自社ブランドも含めて定評のあるメーカーの商品しか取り扱っていないシアーズへ。なにより、今までにも大型家電はシアーズで買っていましたが、サービスも製品も満足の行くものでしたし、個人的に信頼をおいています。

 アウトレットでは、フロアモデルや返品された商品、型遅れ品等が、通常価格より安くで販売されています。私の条件は「節電タイプで一番安いの。スタイルも色も気にしません」なので、素早く決まって、30分ほどで買い物終了。特に乾燥機は、サイドに引っかき傷があるからという理由で大幅に値下げされた品を買うことができて満足。どうせ薄暗い地下室に置くんだし、ちゃんと稼働すれば見た目なんて全く気にしないし!と、いう私のポリシーは、ぶっつけた跡がそのまんまの車を見ても明らかである(←威張ってないで修理しろよ…)。ホントは、角が引っ込んでるとかの難有り洗濯機もあればいいのになぁ、なんて思いましたが、そう都合よくはいかない。でもフロアモデルを、それなりの割引価格でゲット。でも冷蔵庫だけは、そんなに大幅な値引き品はなく、返品された商品を少しだけ割引で。今日買った家電は、来週の金曜日に、新しい家に配達して設置してもらいます。それまでに家の改修終わるかなぁ?次の週末には引っ越したいんだけど!

 時間に余裕もあるので、帰り道は景色のいい側道、44号線を使いました。田園風景の中を走る、America's Bywayに指定された風光明媚な州間道です。そこからまた少し横道に外れると、更に景色は長閑になって、小川に掛かる一車線の屋根付き橋にも行きかかります。小さな木のトンネルをくぐるのは、なんとなく特別な感じで嬉しい。交通量も少ない(というより、他の車は全然見かけなかった)ので、端に車を停めてスナップ写真を撮ったり、橋の横に周って眺めてみたり。夏になって青葉が茂ったら、写真を撮って、それを基に絵を描きたいな。先週末に、公園でピクニック用の小屋と化した元橋のカバー、ディクソン・ブランチも含めて建築法が同じなのか、どの橋も内部の構造やデザインが相似していますが、周辺の景色によって、それぞれに独特の雰囲気があるように感じます。


イートンの外れにあるクリストマン橋は2007年に改修されたばかり。周辺も現代風住宅地で、情緒的にはイマイチ(?)

    
田舎風景の中に佇む、お犬様リゾートの近くのワーンケ屋根付き橋は、周りが林でいい感じ

    
橋の内部。中の窓から額縁写真を撮るのが好き


 ところで、空港近くの町中を走っていると、「オバマ弾劾!賛同するならクラクション鳴らして!」という表示を持った一団がおり、多くの車がクラクションを鳴らして通り過ぎて行きました。最低賃金増額や健康皆保険、残業手当支払免除、早期教育推進に加え、外国の揉め事に直ぐ首を突っ込まないという外交政策を通した予算節約を含めても、地方都市の中流階級は最もオバマの改革の恩恵を受けている層だと思うのですが、「政府にとやかく言われるのはイヤ!」な人々にとっては、オバマ大統領は随分と鼻につく存在なのかも?

 だいたい、かつてニュート・ギングリッジ(←嫌いだった)の腰提灯だった共和党議員で、オバマ政権の政策を片っ端からブロックしまくり、景気対策案を罵りたくってる、今の下院議長、ジョン・ベイナー(←現在進行形で嫌い)はオハイオ州の議員です。下院議長のポジションは、大統領、副大統領に次ぐ、アメリカのナンバー3ですが、正副大統領とは違って、議長就任後も自分の選挙区有権者の代表であり続けるので、オハイオ的にはベイナーの推進する、金持ち優遇、企業優遇、戦争賛成、中間層からは搾り取れ、貧乏人は野垂れ死ね政策に賛同してるんでしょうかね?ああ、いやだ、いやだ(←私は、アメリカの金持ち甘やかされすぎ。もっと税金ふんだくってやれ!日本並みに相続税取ってやれ!投資利益税上げてやれ!で、その分、福祉や科学推進に回しやがれ、コノヤロー主義者です。なにしろ貧乏人だから、金持ちに対しては僻み根性持ってますからね。きーっ!)。

ああ息子…orz

2014-04-11 | 田舎暮らし
 私の引っ越しを手伝うために、春休みを利用して、遠路はるばるオハイオまでやってきたはずの息子たち、借りるお家の改修が来週末まで終わらないので、何しに来たんだっけ?状態になってしまいましたが、少なくとも私がアマゾンで注文した本棚を作るくらいは出来るだろ、と、お昼休みを利用して改修中のお家へ連れて行きました。道具持った?ちゃんと道具あるよね?と、何度を念を押したにも関わらず、到着した途端に「道具持ってくるの忘れた」だと。どうせスクリュードライバー程度しかいらないんだから、改修してる方たちにお願いして借りなさい、と、言ったのですが…

 忙しそうだから声をかけるのが躊躇われたんで頼まなかった。だから何度も電話したのに、母、出ない、とボヤく。母は午後はずっと会議だったんです。仕事中なんで、携帯電話なんてデスクに置きっぱなしです。わざわざ母を訪ねて会社まで行ったのに、と、言います。以前にも書きましたが、会社と、このお家は目と鼻の先。じゃ、受付のお姉さんに頼んで母を呼び出してもらったのかと聞くと、そんなことはしていないと。母はバッキンガム宮殿の衛兵でも、バチカンのスイスガードでもないんで、会社の前に突っ立ているわけではありません。母は会議室にいたんです。呼び出されでもしない限り、アンタ達が会社の前にいたなんて知りません。私は超能力者ではありません。で、仕方がないから家まで歩いて帰ったら、鍵が閉まってて入れない、だと。
 当たり前だろ!!!

 これだけでも相当、疲れを感じたのですが、退社後、やっと道具を持って引き返し、本棚を作ったら、なんかガタガタ。これで大丈夫なんだろうかと悩んでいたら、改修作業をしていたおじさんが、私の横に忍び寄り「I'll take care of it.(俺がなんとかしとくから)」と、囁いたのでした。なんか、どっと疲れた…orz

   
奮戦中(?)の息子たちと裏庭によく来るゴージャスな猫さん

Eaton, OHの見所(写真いっぱい)

2014-04-10 | 田舎暮らし
 昨日はさすがに私も息子たちもバテバテで、私も会社から定時に帰って直ぐ、家の近くのチェーン系ダイナーで夕食を済まし、さっさとベッドに退散しましたが、今日はとてもいいお天気で、家でゴロゴロするには勿体無い!ここ、イートンの街の2大名所!()を散歩しました。

 まずは、この近辺に数箇所残る、歴史的な屋根付き橋でも特に貴重なロバーツ橋。全米でも6つしか残っていない珍しい2車線の屋根付き橋で、その中でも1829年(文政十二年)建造の、二番目に古い橋です。1986年に放火で破壊されましたが、丁寧な修復を受けて、交通量が多い(それなりにw)メインストリートから、今の静かな場所に移されました。
   
先日に写真を紹介した公園のミニチュアや、他の一車線の屋根付き橋に比べると、ずっと大きい

   
橋の内部。両側に一つづつ、窓が開いていて、外を覗くことが出来ます

   
ここをビクトリアンな馬車が通り過ぎていくさまは、さぞや優雅でしたでしょう。そういう歴史的な催しで町興ししたらいいのに


 続いては、先日もご紹介した砦跡、フォート・セント・クレア州立公園です。先月までは一部しかオープンしていませんでしたが、4月になって全エリアが開放され、南側の砦跡部分も訪れることが出来ました。園内の遊歩道は金魚すくい型で一部以外はループ。ちょっとしたお散歩に最適です。

   
砦のいわれを説明した標識と園内の橋で記念撮影のわに親子。さすがに似てる
  
    
砦跡と、その向かい側の戦場となった野っ原。案外と小さい

   
1792年の戦いで犠牲となった6人のケンタッキー兵の墓が、当時のままに残っています


 昨夜の雨で芝はぬかるんでいましたが、とても気持ちのいいお天気で良いお散歩が出来ました。なにしろ、どこに行っても平面だから、コロラドのロッキー山中や、海の直ぐ側まで山が迫る、実家近辺みたいな地形のカリフォルニア南部の散歩とは違って、距離歩いても比較的ラク。イートン市内から飛び出して、近辺の公園をハイキングしに行くぞv

アメリカ大陸(ほぼ)横断: Part 1

2014-04-09 | 旅行
 お久しぶりです。お家を借りる契約を済ませ、LAに飛んで車でオハイオまで戻ってきたり、荷物を少しずつ移したり、気がついたら一日が終わってたという、怒涛の一週間を送っておりました。一つ前の記事は先週の木曜日でしたが、その翌日の金曜日に契約を交わし住む場所を確保したのはいいのですが、改修にはまだ一週間以上かかるとのこと。結局、実際に入居できるのは今月末になりそう。直してもらえた方が私は有難いし、今、住ませわて頂いている社宅は、駐在員さんの到着までに出ていければいいと会社も言って下さるので、取り敢えず一安心です。

 ならば、引っ越し手伝いのために来るはずの、春休み中の息子たちの存在意義って一体?なのですが、帰りの飛行機のチケットが変更・払戻不可のやっすい切符なので、旅行中の荷物運び担当として、西の端のLAから、一緒にアメリカ大陸を、ほぼ横断することとなりました。こうなると是非、夏休みには、ここオハイオから東海岸までドライブしてみなくっちゃ!って、なっちゃうのは自然の成行きよね。どこ行こうかな~

 土曜日の夕方にLAに着き、その足で日系スーパーマーケットとBookOffへ。オハイオの田舎町では入手の難しい、お米やビール、日本酒等々を買い込み、夜はレドンド・ビーチのピアにある和食レストランでラーメン。日曜の朝、息子たちを叩き起こして車に積み込み、マクドナルドのモーニングセットを買って、Go!です。道はほぼ真っ直ぐに大陸を横断する高速道路、40号線から44号、そして70号線を利用します。I-4とI-44は、セント・ルイスまで、アメリカのマザーロード、ルート66とほぼ並行しています。その後、66号線はシカゴに向けて北上。私は70号線に乗り換えて、東へ一直線。こうなると是非、夏休みにはセント・ルイス~シカゴ間を(以下略)

   
LAに着いた土曜日の夜は、地元のピアでラーメンとチューハイ

   
 I-40のアリゾナとニュ-・メキシコの州境、超えて直ぐの休憩所で撮った「Cars」の世界と、66号線沿いの街の壁画。ルート66は、カリフォルニアのサンタモニカを終点に、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサス、オクラホマ、ミズーリを経て、セントルイスから起点のイリノイ州、シカゴへ向かいます。この辺りの赤く切り立った岩と砂漠の光景は、ピクサーの映画「カーズ」の舞台そのもの。給油に立ち寄った街はどこも、アメリカのマザー・ロード、ルート66ゆかりの街であることを売り物としており、独特の情緒が有ります。

   
 レッドブルやら、日系スーパーで買ったユンケルやらを飲みながら、一日10時間以上、運転し続けました。一日目の朝、LAを抜けるまでは交通量も多く、道も複雑で緊張しいましたが、残りの行程は殆ど、ひたすら高速をすっ飛ばすだけ。1日目はラッキーにも捕まらなかったのですが、2日目にニュー・メキシコ州で、ついにスピード違反のチケットを切られてしまった。トホホ…

 何マイルも真っ直ぐで平坦な道が続くものですから、ふと気がついたら、時速100マイル超えてたなんてこともしばしば。一日目は783マイル、二日目は740マイル、3日目には641マイル+αを走破しました。ただ高速を走っているだけでも、州境を超えた途端に雰囲気が変わり、州毎の個性が感じられます。カリフォルニアでは、ずっと砂漠を通るので埃っぽく、アリゾナではサボテンの生えた砂漠に赤い岩が続きます。ニュー・メキシコはアメリカ原住民が多く住んでいるのでインディアン工芸のお店や、その看板がいっぱい。思い返しても、看板のイメージしか残ってない。一日目は、そのニュー・メキシコの州都、アルバカーキーに泊まりました。市内の道が複雑で、目の前に見えている建物にたどり着くのに、ぐるっと迂回しなきゃならなかったり、けっこう苦労した~

 テキサスでは、延々と高速沿いに50マイル以上続く風力発電所が印象的でした。流石はテキサス、なんでも大きいわ~(@_@) お金持ち州だから道路の状態がいいし、時速制限も75マイルと早めです。途中でランチのために街によったのですが、ビジネス道路が高速の真横に並行し、簡単に高速からお店の並ぶビジネス道へ出入りできるのもポイント高し。かつて住んだことのある州だから、贔屓目もあるかもしれないけど、一番走り易い州でした。

 オクラホマはとっても風光明媚で、赤い土と緑の対比が鮮やか。どこを撮っても絵になる感じなのですが、いきなり雷雨になったり、数分後にまた晴れたかと思えば、また大雨と妙な気候でした。オクラホマは、典型的な大陸性気候なのだそうですが、この気紛れっぷりが「大陸性」なの?オクラホマ・シティーでは複数の高速道が交差し、とても複雑に入り乱れているのですが、標識だけではなく、路面上にも、この道へはこのレーンと、大きくペイントしてあって分かり易い。これは、他の都市、特にLAでも採用してほしいわ。オクラホマ・シティーからタルサを経て、お隣のミズーリ州へ向かう道は有料道路なのですが、それだけに状態も良いし、降口の数マイル前に、その街の見所に加え、次のトイレ休憩所まで何マイル、給油まで何マイルと表示があって、とても親切。景色の良さもあって、すっかりオクラホマが好きになりました。いつか、高速ではなく、多分ルート66沿いに、途中何度も停まって写真を撮りながらドライブしたい。

 二日目は、2011年に竜巻で大被害を受けたミズーリ州のジョプリンで宿泊。戦前は鉛鉱山で栄えましたが、鉱山の閉鎖に伴い寂れていましたが、ミズーリ・カンザス、オクラホマ、アーカンソー4州にまたがる、フォー・ステート・エリア(Four State Area)の中心都市として発展途上の最中の打撃。暗くなってから到着し、朝早々に発ったので街の様子を感じる機会もありませんでしたが、ジョプリンの名前に聞き覚えがあったので、何だっけかな-と思っていたら、ああ、あの竜巻被害の…と、後から思い出しました。

   
 3日目のハイライトはミズーリ都イリノイの州境に位置するセント・ルイス。大きなアーチで有名ですが、18世紀に栄えた街なので、歴史のある赤レンガの建物が素敵。いつか、今回はここから外れてしまったルート66を追って、シカゴ~セント・ルイスを車で旅し、セント・ルイスの街も探索したいな。イリノイを過ぎると、次はインディアナ。州境を超えた途端に、道端に剥がれたタイヤやロード・キル(Road kill:車にはねられた動物の死骸)は散乱。道路掃除してないなーって感じ。これほどにゴミの散らかってる州は他になかった(@_@)

 でも、さすがはインディー500のお膝元(?)、ふつーに制限速度を時速20マイル超えて走ってる。私としては、そのほうが嬉しいんだけど、しっかり制限速度を守っている州あり、インディアナみたいに「制限速度」とは標識で表示された速度プラス20みたいな州あり、面白いなと思いました。ちなみにカリフォルニアやテキサスでは、制限速度プラス10m/hまでは見逃してもらえるって感じだったかな。だから、ニュー・メキシコで12m/h超えで罰金120ドルは「えーっ?!?」でしたよ。トホホ…

 インディアナポリスは、かなり道がごちゃごちゃして走りにくかったのですが、ここをすぎれば、私が住むイートンはもう目と鼻の先。予想より早めにインディアナとオハイオの州境を超えることが出来たので、ケンネルに預けていた犬を迎えに行き、帰りにスーパーで食料品も買い込んで、無事にまだ明るいうちに社宅に到着しました。このケンネル、広い敷地に整った設備で、まさに犬用リゾート。飼い主が必死に走っている間、モカは優雅なバケーションを楽しんだようです。

 いや~、しかし運転したわ~(しみじみ)

安住の地?

2014-04-03 | 田舎暮らし
 土壇場のこの期に至って、やーっと住むところが決まりそうな感じで、息をついております。いつまでたってもアパートを見つけられない不甲斐ない私に、ついに人事部の部長さんが業を煮やし(?)、つてを頼っていま修理中の一軒家を見つけてくれました。庭が広く、床はすべて木材かタイルなのでペットもOK、しかも会社からとても近い!お隣が空き地かと思ったらオークション会場で、オークションお開かれる日はうるさいのではないかという不安もありますが、もー、贅沢言ってらんない!ここに決めた!って感じ。会社までは徒歩圏内なので、暖かくなったら歩いて通勤できます。しないけどwww でも、自転車通勤は有りかも?

 ここでもしっかり、イナカの脅威を感じましたよ。家に洗濯・乾燥機と冷蔵庫は付いていないので、自分で買ってくださいと言われ、「えーっ?」と思ったのですが、今までに備え付けの冷蔵庫や洗濯機・乾燥機を盗んでいなくなってしまう店子が多かったので、移動できる電気機器は一切、貸家で提供しないことにしたんだって。そんな話、今まで聞いたこともなかったわ。売家の広告を見ていると「電気機付き」という家がたまにあるので、「それは当たり前なんじゃ…?」と思っていた私は、ここでも甘かった。裏庭へのドアも新しく取り付けられたのですが、理由は前の店子がドアを網戸含めて持ってっちゃったからだって。そんなモノ、取って行ってどうするんだ~??