反トランプ映画に見えたのは、私の深読みしすぎ、トランプ嫌いすぎの所為でしょうか。ここから下は、ネタバレするほどのお話じゃないけど、かなり内容をバラしているので、未見の方はご注意ください。
予告で見ただけで、CGは今時稀なほどに雑、ディーン・デブリン監督にジェラルド・バトラー主演ってだけで話の筋が読めるけど、その期待(?)を全く裏切らないストーリーの災害映画。日本では来年新春に公開だそうです(公式サイト)。黒幕は、最初からこいつやな、と、思った正にその人物。結末もお約束通り、こいつ死ぬな、と思った人物はきっちり死に、こいつ悪人やろと思った人物はきっちり小悪党。ちなみにRotten Tomatoesの評価は15%
2019年、大規模な自然災害が地球各地で起こり、人類の存続が危機に晒される中、国際気象宇宙ステーション(ICSS)を司令塔として、人工衛星を地球上空に張り巡らせて気象コントロールするシステムが、アメリカと中国が率いる18カ国の協力で完成しました。ここで「チャイナ」と聞いた途端に、わたしゃ脱力したけど、この一言で大市場、中国さんへの義理は果たした感じ。その後は香港と、アメリカの大学出た香港人しか出てこない。
このシステム、通称ダッチボーイ(私はオバサンなので、すぐダッチワイフと引っ掛けているのだろうかと疑ったけど、実際、なんでオランダの少年なんだろう??)を、一人で作ったと言ってもいい人物が、総責任者のジェイク・ローソンなのですが、ジェイク役はジェラルド・バトラーなので、いつものジェラルド・バトラーのキャラをやってクビになり、その後を実弟のマックスが継ぎます。
相当に優秀な筈なのに、そう見えないマックスくん役のジム・スタージェスは、瞳がいつも真黒で空虚に見え、なんか不気味な映り方。バトラーのカリスマに食われっぱなしなのも、大事な人物にしては、存在感が薄かった。関係ないけど、影の薄そうな役の多いライアン・ゴスリングって、「ブレード・ランナー2049」で、あのハリソンくんと同じ画面にいても劣らぬ存在感を示してた。ジムくんには悪いけど、やっぱスターってのは違うもんだ、と、変に感心。
因みに作中にこんな場面はない
マックスの恋人で、シークレットサービスのサラ(アビー・コーニッシュ)は強くてかっこよく、マックスの国務省の部下でハッカーのデイナ(ザジ・ビーツ)は、私的にこの映画で唯一の魅力的なキャラクター。この二人が主役で、ローソン兄弟の専門知識と権力を振回して地球を救うお話だったら面白かったかも。
映画では、トランプとは似ても似つかない民主党の大統領をキューバ系のアンディ・ガルシアが演じています。初の中南米系かつ身長6フィート無い大統領ですか。加えて、地球上で異常気象が猛威を振るい、メキシコ人が活躍ってのが、今のアメリカを風刺していると思えないこともありません。
父と娘(インターステラーの真似?)の約束やら、兄弟間の確執とかって人間ドラマ部分は邪魔でしかないし、脚本や設定にポカがありすぎて突っ込む気にすらなれないけど、派手な爆発や災害シーンは、安っぽいCGでも、それなりに面白く、結果は明白でも、私は単純なので、十分にハラハラ、ドキドキ。アフガニスタンはいきなり凍結し、香港ではガス管が大爆発。東京には巨大な雹が降り、モスクワは熱線で溶け、リオは凍り、サウジアラビアには津波が押し寄せ、ムンバイではトルネード。んなアホなwwwの連続が、だが、それがいい!(「だがそれがいい」は花の慶次の名文句だけど、画像検索すると、キアヌってカテゴリーがあるの、知ってた?)
日曜日に一日一回だけ5ドルで見られる映画パスが、3回分を残して来々週に切れるので劇場に足を運んだのですが、お天気の悪い日曜の午後を、頭使わない映画で楽しむには、十分5ドルの価値ありました。期待してないぶん結構楽しかったし、なにより、犬が助かったんで、私的には良い映画。でもIMAXとかで2千円以上払うのは、私的には無理なレベルだった…
予告で見ただけで、CGは今時稀なほどに雑、ディーン・デブリン監督にジェラルド・バトラー主演ってだけで話の筋が読めるけど、その期待(?)を全く裏切らないストーリーの災害映画。日本では来年新春に公開だそうです(公式サイト)。黒幕は、最初からこいつやな、と、思った正にその人物。結末もお約束通り、こいつ死ぬな、と思った人物はきっちり死に、こいつ悪人やろと思った人物はきっちり小悪党。ちなみにRotten Tomatoesの評価は15%
2019年、大規模な自然災害が地球各地で起こり、人類の存続が危機に晒される中、国際気象宇宙ステーション(ICSS)を司令塔として、人工衛星を地球上空に張り巡らせて気象コントロールするシステムが、アメリカと中国が率いる18カ国の協力で完成しました。ここで「チャイナ」と聞いた途端に、わたしゃ脱力したけど、この一言で大市場、中国さんへの義理は果たした感じ。その後は香港と、アメリカの大学出た香港人しか出てこない。
このシステム、通称ダッチボーイ(私はオバサンなので、すぐダッチワイフと引っ掛けているのだろうかと疑ったけど、実際、なんでオランダの少年なんだろう??)を、一人で作ったと言ってもいい人物が、総責任者のジェイク・ローソンなのですが、ジェイク役はジェラルド・バトラーなので、いつものジェラルド・バトラーのキャラをやってクビになり、その後を実弟のマックスが継ぎます。
相当に優秀な筈なのに、そう見えないマックスくん役のジム・スタージェスは、瞳がいつも真黒で空虚に見え、なんか不気味な映り方。バトラーのカリスマに食われっぱなしなのも、大事な人物にしては、存在感が薄かった。関係ないけど、影の薄そうな役の多いライアン・ゴスリングって、「ブレード・ランナー2049」で、あのハリソンくんと同じ画面にいても劣らぬ存在感を示してた。ジムくんには悪いけど、やっぱスターってのは違うもんだ、と、変に感心。
因みに作中にこんな場面はない
マックスの恋人で、シークレットサービスのサラ(アビー・コーニッシュ)は強くてかっこよく、マックスの国務省の部下でハッカーのデイナ(ザジ・ビーツ)は、私的にこの映画で唯一の魅力的なキャラクター。この二人が主役で、ローソン兄弟の専門知識と権力を振回して地球を救うお話だったら面白かったかも。
映画では、トランプとは似ても似つかない民主党の大統領をキューバ系のアンディ・ガルシアが演じています。初の中南米系かつ身長6フィート無い大統領ですか。加えて、地球上で異常気象が猛威を振るい、メキシコ人が活躍ってのが、今のアメリカを風刺していると思えないこともありません。
父と娘(インターステラーの真似?)の約束やら、兄弟間の確執とかって人間ドラマ部分は邪魔でしかないし、脚本や設定にポカがありすぎて突っ込む気にすらなれないけど、派手な爆発や災害シーンは、安っぽいCGでも、それなりに面白く、結果は明白でも、私は単純なので、十分にハラハラ、ドキドキ。アフガニスタンはいきなり凍結し、香港ではガス管が大爆発。東京には巨大な雹が降り、モスクワは熱線で溶け、リオは凍り、サウジアラビアには津波が押し寄せ、ムンバイではトルネード。んなアホなwwwの連続が、だが、それがいい!(「だがそれがいい」は花の慶次の名文句だけど、画像検索すると、キアヌってカテゴリーがあるの、知ってた?)
日曜日に一日一回だけ5ドルで見られる映画パスが、3回分を残して来々週に切れるので劇場に足を運んだのですが、お天気の悪い日曜の午後を、頭使わない映画で楽しむには、十分5ドルの価値ありました。期待してないぶん結構楽しかったし、なにより、犬が助かったんで、私的には良い映画。でもIMAXとかで2千円以上払うのは、私的には無理なレベルだった…