わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

ディズニー+スターウォーズ=?

2012-10-31 | 時の話題
明日、朝一番で歯医者さんなのに、明朝締切の仕事引き受けちまった「No」と言えないわにです、こんばんは。すっかり安い、早いの吉野家扱いなので、吉野家わに子に名前変えたいくらいだ。
「わに子さん、これ大急ぎなんだけど」
「どう頑張っても無理です」
「そこをなんとか」
「いや、能力的に無理なんですってば」
「色つけるからさ」
「…精一杯頑張ります」

みたいな会話を何回繰り返したことか… あたしのバカ…orz 


 今日は全米コスプレ日(a.k.a.ハロウィーン)だけど、セキュリティー・ゲート付のアパートに住んでるから子供たちも訪ねてこないし、自分の子供も高校生なったら学校にコスプレしていって自分たちだけで楽しむ。血糖値が危ういんで、明日、半額になったキャンディーを買い漁って貪り食うことも出来んし、犬猫にコスチューム着せて嫌がられるくらいしか楽しみがない。子供さんのいる方は、子供たちが小さいうちに一杯楽しんでおいて下さい。

 さて、今日、私の興味を引いたニュースはやっぱ、ウォルト・ディズニー社による、ルーカスフィルムの40億5000万ドルでの買収。で、スターウォーズのエピソード7が、2015年リリースの計画だって。ほぅほぅ、もう続きは作らないかと思っていた人は多かろう。ディズニーの大資本を元に、贅沢な作品になりそうです。エピソード7を作るということは、その後、8と9も、もう構想されているのでしょうね。長年の噂通り、ルークとレイアの子供たちの三代目が中心になるのかな?楽しみでもあり、またファンから金を絞りとるんか-、という気もし。

 しかし、これで今後は、ディズニーランドに行ったら、ネズミ耳をつけたベーダー卿が入り口付近で愛想を振りまいてたりするんだろうか?ディズニープリンセスに顔の両顔にシナモンバンくっつけたレイア姫が加わるんだろうか?映画の最初にシンデレラ城が出てくるんだろうか?キングダムハーツのラスボスは実はシスだったりするんだろうか?と、色々な疑問が湧いて出ます。ってゆーか、この忙しいのに、そんな事を真剣に考えている私ってば、いったい何をやっているのでしょう?


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ハイホー、ハイホー、コロシが好き~

ハリケーン・Sandy

2012-10-28 | アメリカのニュース
 アメリカ東海岸全般が、ハリケーンのサンディで、大変なことになっていますね。ニュースで見るニューヨークやメリーランドの様子は、まるで遠い外国か異世界の情景のよう。日本なら、沖縄や四国が台風に見舞われたら、私の住んでいた阪神間もお天気は乱れていたと思うのですが、北米大陸の逆側にあるLAは今日も快晴。アメリカの広さを実感します。東海岸にも10年以上住んでたけど、ワシントンD.C.で豪雪に見舞われたくらいで、台風被害には遭ったことないなぁ… マンハッタンの被害の様子を鑑みても、このレベルの暴風雨には全く備えていなかったことが伺われます。やっぱり異常気象が進行中なのかしら?西海岸も、おちおちしてられないかも。冷凍コロッケ常備しとかなきゃ(違うだろ!)


マジ大ピンチ(Facebook、G・タケイ氏のポストした画像をお借りしました)

 メキシコ湾沿岸地域や、東海岸なら北のメイン州やサウスキャロライナ以南がハリケーン被害というのは稀ではなく、家が流されたなんて聞くたびに、「去年も流されてたやん。学べよ!」なんて思ってたけど、やっぱビーチフロントは一等地。ウチの辺りはビーチに隣接してても、所詮は湾内なので、いきなり太平洋に面しているよかマシでしょうが、浜辺沿いにそそり立つ崖の上の豪邸や、ビーチに面した海抜ゼロのお宅の前を通る度、素敵だけど台風や地震・津波コンボ来たら怖過ぎ…って、思っちゃう私は日本人。

 何処かで聞きかじったところによると、サンディーの風速レベルは、日本に毎年訪れる大型台風と同じ程度なのだそう。でも、あの東海岸全域をほぼ覆いかねない勢力範囲、そして長時間続く豪雨は驚嘆に値します。


この横に大きさ比較で日本列島を並べて欲しい(NASAのサイトより)


 このハリケーンが、大統領選挙にどんな影響を与えるかも、興味深いところだと思います。つい先週、経済指標の2%の成長が発表され、景気回復の証拠だと強調するオバマ陣営と、2%なんて微々たる上昇はカウントできないと主張するロムニー陣営で、この数字に対する解釈は異なり、今週金曜日に発表されるはずだった10月の失業率が影響力を持つと予想されていましたが、ハリケーン騒ぎでそれどころじゃないかも。どちらにしろ、被害がこれだけ広範囲に及べば、経済的・社会的状況が大きく変化し、Before サンディーの数字は、将来を占う指針としての価値を失ってんじゃないかな。復興、被災地への救援物資移送の為の災害特需や、保険金支払いによる通貨の大規模移動が来るからね…っつーか、来ないとイカンでしょ。

 むしろ、オバマ陣営がどれだけ迅速に救済案・修復政策を出せるか、実施できるかに注目が集まりそうです。2005年のカタリナ時の対応の遅れが危機管理能力欠如に問われた子藪政権の失速も記憶に新しいところ。遊説を全て中止してフロリダでFEMAの報告を受け、ワシントンに帰ったオバマの判断は正しいと思います。ロムニーも逸早く被災者支援を発表しましたが、ここぞという時の米国最高司令官の権限や影響力、メディアでの露出度には及ぶはずもない。メディア露出度といえば、オバマへの支持率低下で不安を煽る世論調査もできなくなったし、停電してる地域が多いんで、最後の追い込みCMラッシュ(日本だったら、街宣カーで「最後の願いに参りました~」ってのに匹敵する感じ?)も影響力を失う。

 このハリケーン、この一週間の指導力発揮の如何によっては、オバマ陣営にとっては神風ともなり得る可能性がありますが、同時に、投票率にどう影響するかが心配です。これはメディアで言われてたけど、オバマ有利が確実視されていた、メリーランド州、ワシントン、D.C.の期日前投票が中止され、これがオバマ陣営に不利となるそうです。大統領選挙目前のどんでん返し、結果はどう出るか…



でも今夜は冷え込んでる。おコタ気持ちいい~

萩尾望都「A-A'」に驚嘆する

2012-10-27 | 映画・ドラマ・本
 昨日、ブックオフで買ってきた、萩尾望都さんの「A-A'」文庫版。萩尾望都さんの漫画は、若い頃は、お話が素晴らしいのは知っていても、絵柄が苦手でした。好みの如何に関わらず、あの繊細な絵柄は素晴らしいし、そこが好きという方も沢山おられるので、あくまでも私の個人的な好みですので、ご了承下さいませ。今じゃ食わず嫌いも治って、$1コーナーで出会うたびに買い集めています。「11人いる!」や「百億の昼と千億の夜」も、連載時に読んでいたのに、余り記憶になくて、今読み返して感心してます。勿体無いことしたな。

 「A-A'」は、ずーっと昔、雑誌で読んだ時の印象が強くて、今回30年ぶりに再読したのですが、萩尾氏の先見の妙というか、人間観察の目の鋭さに、今更ながら驚きました。この文庫版には、表題作以下、一角獣種(頭に盛り上がった部分があり、そこの髪が赤い)という、宇宙旅行向けに遺伝子操作された人種が出てくる短編が数編、収められています。この一角獣種の特徴は、感情を表すことが苦手、仕事に没頭する、他人の感情や回りの雰囲気に無頓着(要はKY)。

これって、今時はやりの高機能自閉症のことじゃないの?!

 この作品が発表されたのは、1981年です。ウィキ先生によると、この年にイギリスの医師ローナ・ウィング(Lorna Wing)さんが、「アスペルガー症候群/臨床報告」という論文を発表したそうですが(Wikipediaのページ)、高機能自閉症なんて言葉は、まだ生まれてもいなかった。だからって、アスペルガーやADDが存在しなかったのでは、勿論ありません。うちの若息子はガチでADDなので、色々、ADDに関する文献を読んだりしましたが、かくいう私自身がADDだった。で、うちの母も絶対ADDだ。亡父がいつも「お母さんは鉄砲玉や」とボヤいてましたが、晩御飯を作ってる最中に「あ、◯◯がない!」と、料理ほっぽり出してスーパーへ行く。なぜか、その途中に思いつきで、あっちに行ったり、こっちに行ったりして、何時まで経っても帰ってこない。これが毎日。

 他にも、片付けられない、会話の内容が飛びまくる、好きな事に対する集中力は凄いけど、それ以外はすぐ飽きる等々、当てはまりすぎて笑う。若息子も同様で、今も私の前で寝っ転がって、二台のPCを使って違うオンラインゲームをプレイ、TV画面でWiiをプレイ、Kindleで何か読む、犬にボールを投げる、たこ焼きを食べる(寝転がってものを食べるな!)、が同時進行中。どれか一つにせえ!と怒鳴りたくなる…と、いう前に怒鳴っている母である。

 ともあれ、萩尾氏が、この一角獣種のキャラクターを、全くの想像で作り上げたのか、身近にヒントとなる人が居たのかはわかりませんが、どちらにしろ、凄い!と思いませんか?しかも表題作の「A-A'」は、クローンを取り上げており、太陽系外の惑星で調査をしていたアディー(A)が事故死し、その、地球を発つ前までの記憶を埋め込まれたクローンである、第二のアディー(A')が送られてきたけど、オリジナルのアディーの恋人だったレグには微妙なわだかまりが、というお話で、クローンでも人格は違うのではないかという問題に切り込んでいます。そして、この短篇集に収められている「X-Y」は、どんでん返しに次ぐどんでん返しがテンポよく畳み込まれ、ビジュアル的にも面白い画面が作れそう。こういう作品こそ、実写映画化に挑んで欲しい!

LAダウンタウンは臭いのだ

2012-10-26 | 日記
 今日はロサンゼルスのダウンタウンまで出掛けてきました。ダウンタウンは見所も多く、美味しいお店も多いのですが、如何せん、駐車スポットを探すのが至難の業すぎ。一時間3ドルの路駐は滅多に見付からず、沢山ある駐車場は目玉が飛び出そうな値段。だから私はいつも、紀伊国屋や日系スーパーのマルカイに加え、多種多様な日本のレストランが入った、リトルトーキョー内のウィラーコート地下駐車場に停め(買物したら、1時間以内分までの駐車券が貰える)、1時間以内に用を済ませます。でも今日は、丁度出ていく車があり、路駐スポットをゲット。メーターには、まだ20分ほど残っていて、超ラッキーでした。

 今日の目的は、上息子のパスポートの更新です。申込は郵送でいいけど、受取は本人でなきゃダメなの。日本領事館は、ダウンタウンの中心の、いかにも家賃の高そうな高層ビルの17階です。いつも思うけど、事務所の家賃のみならず、職員の駐車場代も毎月かなり掛かってるだろうし(税金から支払われてますぜ)、日系人口の波はサウスベイ以南に移ってんだから、高速からの便も良いトーランスにでも移転すりゃいいのにってボヤいちゃう。領事館や選挙に行くたび、パーキング代がイタイんだよぉ。

 領事館のビルの敷地の隣は、映画「(500)日のサマー]」で、主人公のトム(私のお気に入り、ジョゼフ・ゴードン=レビットくん)」が、LAのスカイラインを指で作ったフレームの中に納めてみたり、サマーと二人で放送禁止用語を叫んでたりした Angels Knoll Parkです。映画では広く見えたけど、実は傾斜になった狭い一角。公園内はWi-Fiが使え、映画の通り見晴らしもよく、特に今の季節は鮮やかなピンク色の花(花はハナミズキに似てたけど、幹が違ったんで何の木か不明)が満開で、実に素敵な場所ではありますが、LAダウンタウンのパブリックスペースの御多分にもれず、ホームレスのお昼寝場所となっており、お約束通り臭い。


ピンクの花の下、エンジェルズ・フライトが行きかい、
LA市庁舎を望む素敵な場所なんだけど、実は臭い


 折角ダウンタウンまで来たので、紀伊国屋で「おおきく振りかぶって」の最新刊買って、陳麻屋で担々麺食べて、今朝のLA Timesで取り上げられていたパーシング・スクエアを見に行ってみました。ダウンタウンの一等地に有りながら、やっぱりホームレスの溜り場で、一般人の利用しにくい無駄なスペースになっているというのが記事の内容でしたが、確かに地面がコンクリートなので照り返しがきつく、ホームレスのおばちゃんが意味不明なことを叫んでるし、かつてのNYCの地下鉄を彷彿とさせるトイレの臭い。

 そこここに配置された大きなコンクリートの球体や、ただの飾りでしかない金色の望遠鏡が並ぶプラットフォーム、この下で修行でもするんかのぉ…って感じの滝が流れている。うん、こりゃ確かに記事のいう通りだ、と満足して、リトルトーキョーへ。

見上げれば、こんなに素晴らしい眺望なのに


シャワー?修行用?これ風が吹いたら、側にいたらヒサンでは?

 ウィラーコートの紀伊国屋は、LAで一番大きくて品揃えの良い日系書店です。日本で23日に出たばかりの単行本が、アメリカでもう買えるんだから有難い。担々麺の陳麻家は、以前はガーデナにもお店があり、しょっちゅうランチに行っていたのですが、今年はじめに閉店しちゃったのだな。冷麺とどっちにするか、すご~く迷ったけど、ここは普通に担々麺・中辛で。久しぶりの担々麺、美味しかったです。

日系ジョブフェアに行ってみた

2012-10-24 | 日記
 近くのホテルで、日系企業のジョブフェアが開催されたので、お友達とランチしたついでに、どんなんかな?と、覗きに行って来ました。新卒学生さんが主な対象で、ズバリ「元気のある若い人しか無理な職場です」なんて言い切られちゃったりして、私達ってば場違い?な気もしたけど(しかし若者よ、スポ根で育った「24時間働けますか」世代の体力も舐めたもんじゃないよ)、ブース出してた企業の知合いに久しぶりに会ってお喋りし、適当にその辺に名刺を配って営業し、ついでにボールペンやらポストイットやら貰って嬉しかった。文具だけじゃなく、一杯の若い子から、たっぷり生気を吸い取って元気をもらってきました!

 こちらでベンチャーを立ち上げた青年二人のトークもありました。16年前に留学したという彼らの年代は、私より一つ後の世代。それまでの、1ドル360円の時代に国費で留学した一部のエリートにかわり、80年代バブルの上昇気流に乗って、OL留学等「普通の人」が世界に飛び出し始めたのが私の世代。いわば一般人留学世代の第一期生といってもいいと思います。日本が経済力を武器にどんどん世界に出ていき、女性の国際進出が注目され始めた、今にして思えば恵まれた時代でした。おかげで私みたいな、家はどっちかっつーと貧乏で、別に賢くも優秀でもない人材でも、奨学金のおこぼれに与れて、学費のバカ高いアメリカの私立大学なんか行けたし。私らの時代はまだ、ウォール・ストリートがもてはやされ、学位取るならMBAで、アメリカで英語力と経験をつけて、狙うは国際的一流企業でした。景気の良さに便乗して、そのまま機関に入り込んじゃって、今じゃエライ人、って元留学生も多いと思う。企業留学の方も多く、今の日本の海外での存在感に貢献してると思います。

 一方、今日のスピーカーは先輩として参加者に自分の経験から話しているのですが、更に上の世代の(とほほ…)私や、一緒に参加した友人にとっては、次世代の考えや辿ってきた道を知る珍しい機会で興味深かったです。彼らを含む留学生第二世代は、同じ道を進むはずが、景気が以前ほどはイケイケドンドンじゃなくなり、ウォール街や一流企業に陰りが見え、ベンチャーに活路を見出した世代かな、と、思います。グローバル化がどんどん進んでいく中で、その時流に乗り遅れまいと飛び出したものの、一世代前ほどの豊潤なリソースはない。留学経験者というだけで、もてはやされた前世代に比べ「ヘタに留学した奴はプライドばかり高くて使えない」なんて言われて、「こんなハズじゃ」だった留学生も多かったのでは。でも、それ故に彼らは、新天地を求めて、文字通りベンチャー(冒険)に乗り出た。この流れが、どんな風に日本という大河を形成していくのか、彼らは次のステージで何を見せてくれるのか。刮目したいです。

 さて、そのベンチャーに挑戦中の彼らのお話は、組織のガチガチに固まった企業より、これから成長するベンチャーを狙え、グローバル化に乗って海外の需要に合わせて自分を変える柔軟さを持て、ってことだったんですね。ま、スポンサーである、ブースを出していた日系企業が全部ベンチャーなので、ベンチャー押しは当然だとはいえ、今や日本はもう、海外の需要に合わせる柔軟さは身につけた、って私は思うんです。自分で言うのも何ですが、それが私ら留学生第一世代のやってきたことだと。いや、私はともかく、多くの同世代留学生が築いてきたもんだと。

 例えば、企業留学生の皆さんがビジネススクールには何人もおられたのですが、彼らは既に一流ビジネスマンです。別に他人に教えてもらわんでも、世界のビジネス舞台で丁々発止と実際にってきた人たちなのです。だったら何で、アメリカの片田舎でビジネススクールなんか行ってるの?っつーと、コネクションを作り、日本の外のビジネスカルチャーを学び取るため、なんですよね。私のハウスメイトだったアメリカ人は、日本人生徒は授業中に発言しないくせに、テストやレポートでいい点取って成績がいいのはズルいって、よく私にボヤいてました。あのね、彼らはこれからMBA取ってビジネス世界に乗り出そうか、って、あんたらとは土俵が違うんだよ。授業中に発言しないのは、私ら日本人、書くの得意だけど、喋るの苦手だからで、秘密にしてるわけじゃないんだよ。それよか、今のうちに仲良くしてコネつけときな、ってなだめたことがあります。

 当時、日本は特殊だ、特殊だといわれて、ある意味、疎外されがちでした。日本のビジネス流儀の本が売れたりしてね。でも、日本はそれに胡座をかいて、オマイラが俺の流儀に従え!とは言わなかった。日本が相手側の流儀を学び、決して押し付けがましい態度は取らなかったと思う。そして、グローバル化とともに変わる世界の中で、ちゃっかり新たな文化やビジネスのスタンダードを作ってきた。名刺交換の習慣なんて、日本以外には1980年代にはありませんでしたよ。それが90年代にはビジネス間で浸透し、今じゃ何処行っても、まずは名刺交換ですがな。世界も日本に習った。今時、日本は特殊すぎて一緒に商売できないなんて欧米企業はないでしょう。

 日本のユニークさを損なわないままに、世界のビジネス文化に溶けこんで、発展を遂げてきた影には、今50代、40代の元企業留学生の皆さんの存在があると思います。留学生だけじゃない、この世代の企業人は、バブルとバブル崩壊を乗り越え、失われた10年と言われながらも、グローバル化という超流れの早い時流の中で、今日の日本を支えてきた、タフで柔軟な、はたらくおじさん、はたらくおばさん達ですよ。なめたらあかん。

 そして、ターゲットである新卒留学生たちは、第三世代かな。今時じゃ、公立の学校ですら海外に修学旅行に行く時代。野球やサッカー、オリンピックといったスポーツの国際舞台で日本人が活躍し、文化的にもキティーちゃんや悟空、ナルト達が世界を席巻し、学問でも日本人は毎年のようにノーベル賞を始めとした権威ある賞を取る。生活水準は高く、他国が羨むような生活をしている。かつて、日本人はうさぎ小屋に住んでるなんぞと言われたもんですが、今じゃ、トイレにウォシュレットもないような家に住んでる連中が、何をほざいてんだか(笑)。

 彼らは、気負いなく、引け目もなく、軽~い気持ちで海外に出ていけちゃう。私こそが日本の代表なんて悲壮感とは無縁で、オレはオレだし~、と、自分を発揮できる世代です。日本の留学生数が減っているといいますが、少子化で分母が減ってんだから当然でしょう。むしろ、お気軽留学で夏にちょっと海外で勉強とか、短期語学留学なんて経験を得た学生も含めれば、日本人学生中の留学経験者の割合は、むしろ増えているんじゃないかと思います。

 彼らには、私は、日本が日本であるがままに、更に世界に浸透していくことの推進、を期待しています。この超個性的な国、文化、社会を、うまく周りに合わせつつも、決して本質を失うこと無く、一層「日本ブランド」を確固なものとしていく。ゆとり世代と言われる彼らは、そのおおらかさと、のほほーんと時流の波に乗っている、そんな世代だと思う。

 第一世代はまだまだ現役。これからも更に営業者としての責務を拡大するにつれ、新たな花を咲かせていくでしょう。でもって、冒険に乗り出した第二世代も、それらを受け継ぐ第三世代も頑張れ。日本人、超頑張れ!

本日、猫写真だけ

2012-10-23 | 日記
 うちの猫、ミケさんがネズミのおもちゃを気に入って、家中を口にくわえて歩いてるのが可愛いです。このネズミは、ねこじゃらし用の棒が着いているので、それを犬のモカがちょっかいかけたがる。しばらくは犬が棒をかじり、猫がネズミで遊んでいるのですが、カメラ構えたら、「わたしのおもちゃに触らないでよ!」と、猫パンチが繰り出されてるとこだったする。犬の鼻っ面には既に数本の引っかき傷跡があるのですが、こやつが学習しないんだなぁ。


ぐるぐる巻になったり、


かじったり、


アタシのおもちゃ!


私もかじる!と、犬が参戦して、この後ケンカw


 うちのもう一匹の猫、丸顔丸目で愛嬌のある顔立ち(なんだけど凶暴)な黒猫・クロは、あまり玩具には興味を示しません。彼女は子猫の頃から犬と一緒だったせいか、態度はむしろ犬に近く、猫じゃらしを追ったり、高いところに飛び乗るより、色々掘り返したりするのが好き。一方のミケは、目元がきついのでキビシイ顔立ちなのですが、実はお茶目で甘えん坊。でも、撫でられるのは大好きなんだけど、抱っこはキライ。かーさんは膝に乗って欲しいんだけど。そしてクロはといえば、とーさん大好きなので、いっつもベタベタ。家の中を肩に乗って移動しておる。かーさんは悔しいっ!


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代わりに犬が膝に乗る。きみは重いよ…

第三回大統領候補討論会

2012-10-22 | アメリカのニュース
本日の大ニュース:コタツ出した! で、コタツで煎餅バリバリしながら、フロリダで行われた大統領候補討論会を観戦。ここはドコ?

 先週の第二回テレビ討論会は、仕事が忙しくて見ている余裕がなく、そうこうしているうちに分析も出尽くして、他の人の意見に「ふむふむ、なるほど」って納得したり、「えー、マジで?」なんて驚いてるうちに、自分の意見が何だったか忘れちまったんで、今回はまずは自分で聞いてみたいものだと、生放送で視聴しました。

 第三回目となる今回のテレビ討論会のテーマは、外交・安全保障。話題となるのは、シリアの内戦や、毎度おなじみの中東情勢、イランの核開発問題、中国への対応な等々。日本人として気になるのは、やはり中国の件なのですが、オバマが中国を外堀から埋めるアジア重視政策を訴えれば、ロムニーは「自分が大統領になった一日目に中国を為替操作国に指定してやる」と、なんとも分かりやすいマッチョな主張で、国民をだまくらかそうと試みる。なーんか、レッドネックのおっさん達が、ビール片手にYeah!とか言ってる姿が目に浮かぶけど、今夜は野球とアメフトの試合があったから、そんなオッサンたちは絶対、大統領候補討論会なんか見てへんわw

 中東情勢でも、米国の指導力を強調し、「強いアメリカ」で国民の心をくすぐりますが、具体策とかは出せんのね。イランの核開発に関しても、オバマ政権がへっぴり腰だからだなんて勇ましいことを言う割には、対応策は「会話を通じて」で、今のポリシーと同じだったり、シリアの内戦には関与しないとか、言ってることに全く統一性がない。強気なんだか、穏健目指してんだか、単なる日和見なんだか?とにかく、いろんな面で、ロムニーって主張が見えないんだよね。ともあれ減税と軍事費拡大はやりたいらしいけど、それは今、米国が最も必要としている、インフラ整備の為の設備投資と、福祉や教育などの人材開発の犠牲の上に成されるもの。ミドルクラスや低所得層を踏み台に、一握りの金持ちを優遇する政策に、なーんだって一般庶民が賛成するんだか、私には全くわからんわ。

 大統領選挙は来月6日。支持率は未だ互いに拮抗していますが、オバマが二期目を勝ち取り、民主党が議席を増やして、今の何にも先に進まない政権の足を引っ張ることしかしないアホらしい議会に終わりを告げ、医療保険改革や税制改革をちゃっちゃと進めてほしいものです。



なんか今回の選挙つまんない…

普通の日曜日

2012-10-21 | 日記
「マダガスカル3」見たー!すっごく面白かった。私の大好きなペンギンのリコの出番が少なかったのは惜しいけど、楽しい一作でした。返す返す、劇場で見損なったのが惜しまれる~!なんだか大団円的な終わり方だったけど、もっと続きが見たいな。スピンオフで、ペンギンたちが主人公のTV番組シリーズがあるけど、このシリーズ中のリコは、映画第一作目と、そのDVDについてきたおまけ短編のリコと、ちょっとキャラクターが違うんです。私がこよなく愛してるのは、その一作目の爆弾マニアでサイコパスなリコ。次に犬飼うときは、リコって名前つけたい。

 今週末は、日系スーパーのミツワで物産展が開催されており、息子たちと出掛けて仙台の牛たん弁当やら宇都宮の餃子やら買って来ました。お昼には、物産展期間中の特別販売だった味噌ラーメン。アメリカにいて、日本各地の名産品が楽しめるんだから、本当に贅沢だよね。このお店では、年に数回物産展を行うので、色んなところの美味しいものを、アメリカにいながら楽しめます。特別販売のラーメン、麺は普通だったけど、スープがピリ辛で美味しかった。でも、全部は飲めません。血糖値、血糖値…


ここで唐突ですが、今日ネットサーフィンしていて見つけた秀逸なジョーク。あんまり良くできているので、是非とも皆様ともシェアしたい:

数学者と統計学者と会計士が同じ仕事に応募した。

面接官は数学者を呼び入れて、尋ねた。「2足す2は何になりますか?」
数学者は「4です」と答えた。
面接官は駄目押しした「きっかり4ですか?」
数学者は不審そうな様子で面接官を見て、答えた。「ええ。きっかり4です。」

次に面接官は統計学者を招き入れ、同じ質問をした。「2足す2は何になりますか?」
統計学者は「平均して、4。誤差10パーセントですが、でも、だいたいは4です。」

最後に面接官は会計士を呼び入れて、同じ質問をした。「2足す2は何になりますか?」
会計士は立ち上がると、ドアに鍵をかけ、シェードを下ろし、面接官の隣に座って尋ねた。

「2足す2をいくつにしたいんです?」

もし、ここに経済学者も入れれば、きっと「答えは4であると仮定されます。その理由は…」って、延々、理屈をこね始めるんだよw


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会計士さん、素敵。惚れる

サンフランシスコ湾の謎

2012-10-20 | 日記
 今日、偶然に、ここ数年の謎が解けました。数年前、まだコロラドに住んでいた時、サンフランシスコ経由で日本に帰った時のことです。サンフランシスコ空港へ間も無く到着という時に、飛行機の窓から見た地上が、とても鮮やかな赤や黄色に染まっていたのです。お花畑?機上から見ても大きな区画でしたので、相当に広大な範囲の花畑でしょう。幾何学的に区画され、くっきりと色が別れていました。

 あまりに不思議なので、サンフランシスコ空港でインフォメーションの人に聞いてみたのですが、そんなものは知らない、何だか判らないと言われ、後からネットで調べても、サンフランシスコ周辺に巨大な花畑なんて存在しないし。以来ずーっと、あれは何だったんだろうって不思議に思っていたのです。その後も機会あるごとに、サンフランシスコ空港の側の花畑(?)について、色々な人に訪ねてみても誰も知らないっていうし、謎は深まるばかりだったのですが…

 それが今日、ネットで「世界の不思議な光景」なんかのリンクをたどっているうちに、このページに辿り着き、ああ、これだ!と。これこそ、私が見たあの不思議な光景、それは、サンフランシスコ湾の製塩湖だったのです。藻や微生物によって着色され、塩分濃度によって色が変化し低~中濃度は緑色、高い塩分濃度では赤色になるのだそうです。私が見たのも、本当に上記のサイトの写真のような光景でした。やーっと長年の謎が解けた。ああ、スッキリ


こんな感じだったの

 あの光景、もう一度見たいな

ゴーストライダー2はめっけもんだった

2012-10-17 | 映画・ドラマ・本
 ここ数日、すごい真面目に働いた。昨日なんか、日中最高気温35℃超えて、お家でサウナ状態だったけど、負けずに頑張った。まだ36時間は働けることが判った。その後、12時間寝てたけど… こんな生活してっから、血糖値も上がるんだわさ…orz

 で、疲れた頭を癒すため(?)、おバカ映画をいくつか借りてきたのですが、全然期待しなかったのに当たりだったのが、「ゴーストライダー2」(日本語公式サイト)です。一作目は大したことなかったし、何より、あの常に困ったようなトホホ顔なニコラス・ケイジがスーパーヒーローってのはギャグに見えてしっくりこなかったのですが、今回はもー、まさにギャグ。実は真面目にアクション映画作ったつもりだったら、失礼しましたm(__)m、なんだけど、全編が、笑いながら「ありえへんわ~」と笑えるノリ。こちらでは、いつの間にか公開されて、あっという間に終わり、ふと気がつくと図書館にDVDがあったので、日本じゃビデオスルーかと思ったら、来年公開ですって。大画面で観て笑いたかったから、ちょっと羨ましいかもよ。



 今回は、一作目に引続いて呪われたままの、たまに燃える骸骨になってしまう主人公、ジョニーが、不思議な力を持つ男の子と、その子を必死に守ろうとする母親を守って戦うってストーリー。実はこの男の子は、自分が契約した悪魔のロアークの息子で、ジョニー的には、こいつを守ったら呪いが解けるかも?って下心があります。アイラインがあなたは古代エジプトの方ですかってほど真っ黒に入った、エキゾティックなセクシー母が目当てじゃなくて、自分の呪いを解くために頑張ってるとこが、への字眉で困ってるヒーローのトホホっぷりを増長するようで良かった(←褒めている)。

 後半の舞台は、私が死ぬまでに行ってみたいと思っている憧れの地、トルクのカッパドキアで、この景色だけでも観た甲斐あったけど、兎に角、そこまでやりますか~、な大袈裟さが楽しかったです。くだんね、んなアホな~、なんて笑いながら見て、見終わってから何も残らない、頭のリラックスには最適な映画。何故かまた見たくなっちゃった。また借りに行こうかな。

はい、私、今のところの今年のナンバー1映画は、「エクスペンダブルズ2」だし、お祭りわっしょーい!映画が大好きです。実は他にも「パリ・テキサス」と「ラスト・タンゴ・イン・パリ」という、多くが認める名作も借りてきたんだけど、途中で飽きずに見たのって「ゴーストライダー2」だけだったという為体。今週は待ちに待った「マダガスカル3」のDVD発売なので、これも楽しみ。ちょうと日本に行ってる間の時間差で劇場で見逃したんで、待ってたんです。3Dでみたかったな~



頭使わない映画No.1!(←褒めてます)