わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

オハイオのBack Road

2018-08-18 | 旅行
 何日、引っ張るつもりだって?すみません、楽しかったもんで。アーミッシュ・カントリーへの玄関口、ミルズバーグに至るまでの道沿いも、とっても素敵な風景でした。


噛みタバコの広告が描かれた、古い納屋


もう少し北上すると、同じ広告のある古い納屋がもう一つありました。さっきの納屋の二倍はある大きな建物です。物好きな私は車を傍らに停めて、中を覗きに行きましたが、しっかり虫に刺されたわ


納屋の中は二室に分かれており、背の低い方の部屋には敷かれ、2階建てになっている大きな部屋の中には、古い脱穀機がおいてありました。元々は、壁の文字の通り、タバコを干していたのかな?


 オハイオでは一番長い屋根付き橋、Bridge of Dreamsは、歴史的な橋ではなく、元々は1944年に貫通した、モヒカン川( the Mohican State Scenic River)を渡る鉄道橋を利用して、アーミッシュの大工さんやボランティアによって1998年に完成した歩道橋です。ちょうど橋の前で説明を読んでいる時に、アーミッシュのバギーが橋を渡ってきました。真横に道路が走っているのに、ついその横に、また橋がある理由は、このためだったのか、と、納得。


橋の東側から西方向を望んだところ。なんだか、この橋の向こうには、ファンタジーな異世界が開けていそうな雰囲気です。


橋の中から、北の車道と、さらにその向こうの鉄道橋が見えました。中はお馬の落とし物に気をつけながら、歩かねばなりませんでしたw


匠の技が感じられる橋の内部

黒い三連星

2018-08-17 | 旅行
昨日の続き、黒い子馬に懐かれた後のこと、

ツヤツヤの黒ヤギさんがいた。


今度は、道端に黒い牛たちの集団。そろそろを車を進めますが、

むちゃくちゃ近い

そして、家に変えると、お留守番してた黒猫が、謎の置物化していた。

アイスランドのアメリカ

2018-07-16 | 旅行
 アイスランドでは90%以上の国民が英語を話すそうですが、観光客の訪れるような場所では、誰もが問題なく、流暢に英語を話します。英語の無料情報ペーパーやマガジンも豊富ですし、パンフや商品、看板も英語表記なので、英語である程度の会話ができれば、不便を感じることは全くありません。逆に、英語が通じすぎて、異国情緒に欠ける…なんて思っちゃったのは贅沢?



コカコーラは世界中どこでも人気


交通標識も英語


アメリカン・バー


カリフォルニア風サンドイッチ


アイスランド国旗のアイシングでも、アメリカの派手で激甘なドーナツだ!


 観光大国だけに、ツアーや交通手段は実に効率よく整備されており、レイキャビック市内には各ブロック毎にあるんじゃないかと思うほど、そこら中に観光案内所があります。ホテルでテレビを付けたら、ほとんどのチャンネルが英語でした。治安もよいし、安心して行ける観光地だと思いました。いつか、オーロラの季節に行ってみたいなぁ…

北欧っぽい

2018-07-15 | 旅行
 北欧風インテリアとか、北欧風雑貨とか、「北欧」って人気がありますよね。私は、キナリノやLocari等の暮らしのヒント的なサイトが好きで、よく見るのですが、「北欧」風って、シンプルでナチュラルで、色使いは抑えた落ち着いた感じってイメージがあります。でも、アイスランドのレイキャビックで感じたのは、例えばコンクリート打ちっぱなしの壁、アメリカのシェーカーに伝わったような直線的なフォルムの家具、そして、長い冬のモノトーンを吹き飛ばそうかとするようなカラフルさでした。

 以下、私的に「北欧」を感じたものたちコレクションです。


国会議事堂と観光客カップル。夏でも、こんな服装でないと寒い


子供たちは皆、カラフルな帽子や頭巾。かわいい


国立博物館のカフェで


レイキャビクねこ歩き


ホテルの向かいのレコード屋さん


フードコートで。W杯イングランド-クロアチア戦を観戦中
イギリスからの観光客が盛り上がってて、楽しかったよ


市の観光案内所サインすらお洒落


バイキング船のオブジェ

アイスランドのお土産

2018-07-14 | 旅行
 北欧グッズは日本でも人気があり、フィンランドのマリメッコ、イッタラ、そしてムーミンは、よく知られたブランドでしょう。でも、その他のスカンジナビア諸国はというと?私なんか、スウェーデンと言えば、スウェディッシュ・ビキニ・チームが頭に浮かんでしまう世代。

 アイスランドの名物(?)は、ウールのセーターと乳製品。バターもアイスクリームも凄く美味しい!寒い~、でもアイス美味し~と、震えながら、ツアーの先々やレイキャビクで色々な味を試しましたが、ハズレ無しだった!ツアーバスのガイドさんのお勧めは、チーズ(ヨーグルト菌が含まれていない)のスキール(Skyr)。プレーン・ヨーグルトに似た味だけど、もっとまったりした感じ。ホテルの朝食に出てるスキールに少しだけジャムやマーマレードを足すのが気に入りました。タンパク質が豊富で、ギリシャ風ヨーグルトの定着したアメリカでも受けそう、って、思ったら、既にWhole Foodsで買えるらしい。今度、行ったら買ってみよう…

 海産国なので、干し魚もよく売ってました。コンビニで一袋買って食べてみたけど、干し鱈そのものだった。お土産にしようかと思ったけど、結構お高い割に見た目も味も日本の干し鱈と同じなんで、わざわざ買って帰る程でもないかと。すっごく買って帰りたかったのは、チューブ入りたらこ。でも、歯磨き粉サイズのしか売ってなくて、手荷物では飛行機に持ち込めません。残念無念。これ、日本でも絶対売れると思う。


いかにも~、な商品が並ぶお土産屋さん


カラフルな機械編みウール製品‥ってか、カラフルすぎで手が出ん


 人気のモチーフは、パフィン、クジラにバイキング。なんか、お手頃価格のお土産品か、お高いアートっぽい置物や手編みのウール製品かで、大切な人へのお土産にしたい、アイスランドっぽくて、ちょっと洒落てて、喜んで使ってもらえそうなものを見付けられなかったのは残念でした。ツアーでパフィンを見に行った後、パフィンのぬいぐるみがかなり欲しくなったけど、ぬいぐるみ持って帰ってどうするつもりだー!?!と、正気に返って我慢したよ。


ブルー・ラグーンの売店にて。お値段はざっと4500円。高っ!
ぴったりな絵柄だけど、ムーミンはフィンランドでしょ…


ウールフェルトの小物もありました
なんだか日本っぽいデザイン


おちゃめな小人の爺さんたち


 お土産の王道は、アイスランディッシュ・シープの羊毛で編んだウールセーター。白、黒、グレーにベージュ系(羊の色)の幾何模様が主流です。ロピーセーターっていうんだって。温かいだけではなく、防水性もあり、丸く筒状に編んでいくので、首周りに模様があります。でも最近は、羊毛を染色したカラフルなものも人気だそうで、伝統的な生成りタイプと同じくらい、カラフルなセーターも見かけました。

 様々なセーターを見ましたが、あるお店で前がジッパーでフード付きの、トラディショナルなニットを気に入った息子、俺これ欲しい!と言い出す。手編みではなくて機械編みなので、そこまでは高くないけど、それでも2万円弱します。じゃ、母は、今月誕生日を迎える若息子への誕生日プレゼントとお土産を兼ねて、色違いを奮発するわ、と、お財布出したけど、上息子は財布出さない。自分で買うんちゃうんか、ヲイ!と、言えば、そんなにお金持ってない~、だと。最初から母に買わせるつもりだったらしい。オノレは…orz

 私は、アイスランドの夏を甘く見て、帽子を持っていかなかったので、街で最初にお土産屋に飛び込んで、大量生産型、そこらじゅうで同じのを売ってる帽子を2000円ほどで買い、ずーっとかぶってました。一番下の画像でかぶってるのが、それ。本当にウールかどうか、実はMade in Chinaかどうかも判らないけど、防水性もあり、暖かくて役に立ちました。本音は、手編みのアイスランド製欲しかったけどね~


屋台で自作の手編みセーターを売る女性


母に買わせたカーデガン着て得意な息子


お土産物屋の前で幸せな私

パフィンを見に行く

2018-07-13 | 旅行
 アイスランド観光客初心者として、基本は抑えたものの、あと一つ、やり残したことがある!それは、パフィンを見に行くことです。南極にペンギンあらば、北にはパフィンあり。パフィンとは、
ニシツノメドリまたはパフィン(西角目鳥、学名 Fratercula arctica)は、チドリ目ウミスズメ科に分類される鳥類。北大西洋と北極海に分布する派手な外見の鳥である。
とは、毎度おなじみWiki先生


 アイスランドを発つのは夜の便なので、ホテルをチェックアウトした後も、せっせと観光します。午前中は、アイスランド国立博物館を見学、午後、変なトリ(失礼な!)に興味ないわ、という上息子とは別行動で、船からパフィンを見に行く短いツアーに参加しました。陸のツアーもありますが、ボートでコロニーのある島に近づくツアーはは、1時間の特急コース。望遠に限度のある私のカメラでは、まともな写真は取れないと諦めて、写真はあまり取らなかったけど、たくさんの愛らしいパフィンを見られて感動したよ!旅行するたびに、やっぱ、いいレンズ欲しい~、って物欲がムクムクしちゃいます。

 2011年に完成した、コンサートホール&会議センター「ハルパ」。全面ガラス張りの斬新な美しいデザインに目を奪われます。一階のギフトショップは、他のお土産屋さんでは見なかった洒落た物も沢山あり、見て回るだけでも、とってもr=楽しい!地階では、観光ガイド的なフィルムが上映されていますが、無料で利用できる清潔なお手洗いもあって便利。


外から


中から


ギフトショップにて。アイスランドと言えば羊


 フェリーのパフィンツアーでは、湾側からレイキャビクの街を見られるのも魅力。一日に6回のツアーが出ています。ガイドさんは、知識はもちろん、英語は見事なクイーンズ・イングリッシュで、私はイギリス人ですかって聞いちゃったくらい。しかも、北欧のお嬢さん方の例に漏れず別嬪さん!


レイキャビクの街


お判り頂けるだろうか?(私のニコンの限界)


鷹はパフィンを狙うけど、水中に潜られちゃうんで大抵失敗するらしい


 パフィンのご夫婦は生涯、同じ伴侶で連れ添うそうです。もし、女房が病気等で卵を産めなくなったら、オスは新しい伴侶を求めますが、元の妻が回復したら?オスは新しいメスを追出して、元のヨリに戻るんだって!それに、パフィンは清潔好きで、土を掘って穴の中に巣を作る時、住処ともう一つ、隣にトイレ用の穴を掘るらしい。水中も空もスイスイのパフィンだけど、着地する時って、空中で羽ばたき止めて、ドサッ!って、降りるというより落ちる感じ。そこも可愛かったよ~

日本人ならアイスランドでも温泉だ

2018-07-12 | 旅行
 アイスランドは、日本と同じく火山国。電力の3割以上を、地熱を利用しての発電で賄っているそうです。観光バスの窓からも、黙々と白い水蒸気を上げる、地熱発電所が見えました。発電に使われている機械には、日本製のものも多いのだそうで、日本でももっと地熱を利用できるよう、法規制等を整備できればいいのに、と、思いました。なんか地熱発電のせいで火山爆発のパニック小説があったけど、不安な原子力発電より、海流とか地熱発電の方がマシじゃないのかな、って素人考え?

 その、地熱発電で出た地下熱水の排水を利用したのが、アイスランド観光の目玉、世界最大の露天風呂、ブルー・ラグーンです。その名の通りのきれいな青色は、天然のシリコンによるもので、入浴者は無料で、このシリコンのパックを利用できます。ブースに行って、スプーンでボコンと、緩く溶いた片栗粉の塊のようなシリコンをもらい、これを顔に塗り塗り、15分ほどしたら、そのままお湯で洗い流します。楽しい。シリコン塗る、流す、底に貯まる、シリコン集める。永久機関だ。

 昼に、溶岩トンネルを見学し、私達親子が参加したのは、夜9時から施設利用のツアー。夜と言っても、昼間と同じ位に明るく、実感がありません。ホテル近くのバス停からの往復付きです。貸しタオルは有料と聞いていたので、自前で持参したのですが、今は入場料金に含まれたらしく、全員がロッカーの鍵を兼ねるリストバンドと一緒にバスタオルを受取るので無用でした。

 このリストバンドは他にも、浴場内のバーや、他のサービスの支払に使います。お湯に浸かりながら、お酒飲めるのですが、例によって高い!アイスランドのお水は美味しいので、私はペットボトルに飲料水詰めたの持参で、満足、満足。お湯の温度は場所次第で、日本人的には木枠で囲まれた温水器(?)付近、地面が暖かい浴場の縁エリアが水温高めで心地よい。いや~、この世の極楽でした~


浴場。広い。青い。お湯はまったり柔らかい
味は塩っぱい(←試すバカ)


施設横の遊歩道。遅い日没の光の中、夢みたいな光景


 ここは超観光客向け、地元の人達は、同じく地熱で暖められた温水プールが街には沢山あるので、そちらの方が好きなんだって。でも、アイスランドに来たなら、絶対に訪れる価値あり!と、私は思います。


 実は私、もう一つ、別の温泉にも行きました。ゴールデンサークル・ツアーにくっついてくるフォンタナ温泉です。こちらは硫黄泉で、隣接する湖の冷水を混ぜて温度調整。32℃から38℃のプールに分かれています。サウナも有り、温まったら、隣の冷たい湖に飛び込むという、TVでよく見る光景そのもの。但し飛び込んでたのは、イギリスから来た中学生団体の男の子たちだけだった。私なんか、指先浸けてみただけで退散した冷たさでしたよ(^^;)


Cold! Cold!と、大騒ぎw


地熱利用のパン作り実演中

   
ブルーラグーンとフォンタナの湯の違い
   

アイスランド旅行

2018-07-06 | 旅行
クリーブランドからの直行便開始を祝って、レイキャビックへの飛行機が安い!ならば、行ってみなならんでしょう。

 アイスランド!クリーブランド初の往復便が税込みで300ドルちょっと。息子のロサンゼルスーコロンバス往復便よりずっと安い。東京ー大阪間の新幹線往復よりも安い。

 一度は行ってみたいものだと思っていた国ですが、この機会を逃す手はないので、Expediaでエイっ!っと飛行機とホテルを予約しちまいました。私は100ドル(または1万円)以上のお買い物をする時にはドキドキする貧乏な小心者などで、こういうの、勢いが大事。

 レイキャビック行きの便は、深夜12時5分発で、現地に朝着く、英語では「Red-Eye Flight(赤目便)」。初めての場所には明るいうちに着きたかったので、何時間も前に空港に到着してしまいましたが、ちょうど空港近くの町で独立記念日の華城があり、ちょっと遠かったけど、空港から2時間近くもの花火を楽しめました。

 この便、徹底的に低価格なんで、機内では水一杯すらタダではもらえません。飛行機ではなかなか眠れず、のどが渇きやすい私は、マイ・ボトルに飲料水を詰め込んで挑みました。若い頃はいつでもどこでも、すぐ爆睡でしたが。この頃は横にならないと眠れなくなってしまった。前の席の人が窓を開けて、明るくなったので目を覚まして自分も見て見ると、早速、見たことない光景が!真夜中のはずなのに明るい!さすが北極超えの便だ!なに、ここどこ?と、思っていたら、次はものすごい厚い雲!テンション上がって写真撮りまくるわたし。


一体、何処を飛んでいるのだろう?


雲厚すぎだし


 空港はこじんまりして良い感じ。コンビニもあります。どこでもクレジットカードが使えると旅行案内にはありましたが、念のため、100ドルだけ換金しました。これが実は後で役に立った。もう一つ、アイスランドはとっても環境に気を使うので、ボトル入りの飲料水は感じよくない。自分の水入れを持っていきましょうって案内に従いましたが、街中では何処行ってもボトル入りの飲料水が売ってます。しかも、コンビニで買えるアイスランドの発泡水が美味しくて、水入れ、単なる邪魔でした…orz

 空港からレイキャビク市内へは、小一時間バスに乗ります。バスは随時出ており、WiFi完備、充電用ポート付きで至れり尽くせり。真っ黒な溶岩、濃い苔、鮮やかな紫の花が群生し、その向こうに荒々しい山々。こんな光景見たことない~!と、興奮するわたくし。この旅行中、ずっと見かけたこの紫の花は、緑肥としてロシアから輸入されたルピナスで、在来種のための土地改良に役立つのだとか。数年後には、紫の花の代わりに、アイスランド特有の野花に取って代わられるそうです。濃い紫に覆われた大地が、今、限定の光景だと思うと、一層感慨深く思われます。


道端や草原にいっぱい咲いてます


近くだと、こんな花。とても鮮やかな紫


 レイキャビクにはお昼過ぎに着いたので、荷物をホテルに下ろして、街を探索。エクスペディアで安かったから選んだホテルで、期待していなかったのですが、とても清潔、サービスも良く、豪勢な朝ご飯バッフェ付きで、しかも便利な場所にあり、嬉しい予想外でした。聞けば、最近、新館が出来たばかりで、特別割引中だったみたい。エクスペディアめ、やるな!


市内に数件のチェーンがあるセンター・ホテル。左側が新館


お店の並ぶメインストリート。兎に角カワイイ。超かわいい


どこを撮っても絵になる光景


突き当りは街のランドマーク、ハットグリムス教会


 町並みはどっちを向いても可愛くて、「すてきー!北欧っぽい~!!」と興奮する母に、「北欧っぽいんじゃなくて北欧だろ」と冷たく返す息子という会話を、角を曲がる度に繰り返す、わに親子。メインストリートは、外国人向けお土産屋の間に、洒落たギャラリーやコンビニ、カフェが挟まってる感じ。アイスランドのコーヒーは美味しい!水が良いせいかしら?そして、アイスクリームも美味しい!海産国なのでシーフードも美味しいそうですが、物価が高いので、レストランには全く行かず、コンビニやフードコートで済ませてしまいました。捕鯨国だから、クジラのステーキを出すお店もあると聞いて、かな~り心惹かれたんだけど…

 来る前には予定を立てていなかったので、まずは翌日に、アイスランド観光の基本、ゴールデンサークル+温泉のツアーを予約。深夜を過ぎても明るいのは、知ってはいても、やっぱ不思議。北欧なんだなぁ…と、呟いて、何回言えば気が済むんだ!と、息子にどやされる母であった。

サニベル・キャプティバ島

2018-04-05 | 旅行
 貝殻拾いは、他の人に拾われる前、夜明け前に夜の間に打ち上げられたものを探すのが一番とも言いますが、干潮でなきゃ浜辺にはあまり貝殻はない。ってんで、二日目も結局、10時過ぎまで寝てました。

 それにしても、ここの浜にはゴミが全く落ちていない!浜沿いを歩けば、スーパーのゴミ袋2つ分くらいは毎日ゴミが拾えた(←拾いたいわけじゃなかったけど、兎に角拾ってた)、リドンドからトーランスにかけたLAの海とは大違いです。潮の流れのせいなのか、ビーチを訪れる人達のマナーの差なのか…?でも、小石もシーグラスもなくて、本当に貝殻だらけ。不思議だなぁ…


 昨日、調子に乗って自転車漕ぎすぎたんで、午前中はトラムで野生動物保護区のツアーに参加しました。仕込みかと思うほど、珍しい鳥や動物が見られてビックリでしたよ!私のカメラの望遠レベルじゃ鳥達の写真は上手く撮れませんでしたが、オスプレイの親子、Reddish egretが水面でダンスを踊るようにして魚を捕まえるところ、コモリザメ釣っちゃった少年、えらい太ったワニ等々…


釣られちゃったサメ


サメの口から、別の魚が見えます。釣られた魚にかぶりついて、一緒に釣られちゃったらしい


数時間後、まだ同じ所にいた。動かざること、ワニの如し


 トラムツアーの後は、保護区内の有料遊歩道、インディゴ・トレイルを歩きました。トラムツアーには、このトレイルの入場料込みなのです。このトレイルは片道約7km、行きは良いけど、帰りは同じ道を辿るんで、ちょっと退屈だった。帰りのハイライトは、1m以上ある蛇さんがトレイル幅いっぱいに伸びてたこと。ヘビさんも「私は枝です」とばかり固まってたけど、私もそろーっと遠回り。その直後、自転車の人達に追い越されたんだけど、あのヘビさんは無事だったのだろうか…


 色々な鳥やトカゲと出会いましたが、カブトガニの交尾に遭遇したのが驚きでした。二匹のカブトガニが、最初、ひっくり返った一匹の上に、もう一匹が乗って揉めてるんでケンカ?と、思って見てたら、やがて二匹が重なって、暫くの後、何事もなかったように離れていった。春ですなぁ… 日本じゃカブトガニなんてめったに見られないのに、その交尾なんて一生に何度も見れるもんじゃないと思うんで、また珍しいもん見たなぁ、と、思った。

 この日はフロリダらしからぬ曇り空でしたが、ハイキングには丁度良い感じでした。計画性に欠ける私は、水筒も持たずにフラフラ歩きだしちゃったんで、晴れてたら途中でバテてたかもですし、むしろこういったお天気の方が動物たちも活発なそうで、おかげで色々な動物たちを見ることが出来て幸せ。


White Ibis様のお通りである


しばし探索(私の存在は無視)


一人去っていくトキ先輩


 付属の教育センターも、マナティーやアリゲーターの骨格が飾ってあったり、楽しかったです。もう少しゆっくり見たかったんだけど、閉館間近になっちゃったの。

 その後は車でキャプティバ島方向へ。ちょっと気になってた、不思議の国のアリスがテーマの「マッドハウスカフェ」ってレストランへ。軽い気持ちで入ったんだけど、さすがは高級住宅地の地元っぽい店、席についちゃってからメニュー見て冷や汗出たわ。だってスープが12ドルとかなんだもん。それでも、イースターでじじばばを尋ねてきた孫らしき小さい子連れが何組も居たの。隣の席なんか、何十ドルもするワインや、今日のスペシャルを気軽に注文してたし、さすが金持ちだぜ…、なんだけど、Tシャツにパレオ(下は水着www)って格好で入っちゃった私も浮かないほどに、皆、カジュアルな服装でした。ほっ…


こんなお店


店内


クラブケーキとサラダ。お洒落いもん食べた
ワインはイタリアのスパークリングワイン選んだ


フロリダの夕焼けと沈む太陽は綺麗でした…が… LAのんと同じだった(当たり前か?)因みに、オハイオ帰ってきたら、これ⇓だったよ…orz

お日様求めてフロリダへ

2018-04-04 | 旅行
 オハイオの灰色の空から脱出、常夏のフロリダへ行ってまいりました。

 3月末の締めを生き延びた月末の金曜日は、ちょうどイースターでお休みになり、長い週末でしたので、ずっと行ってみたかった貝殻の島、フロリダのサニベル島へ飛びました。コロンバスから飛行機で2時間ちょっと、手軽なバケーションです。



 着いたのは夜になってからですが、着陸前に窓から有名なフロリダの夕陽が見えました。泊まったホテルは海沿いで、ビーチは建物のすぐ裏ですが、この日は寝坊したんで、ビーチの散歩はせず、ホテルの自転車借りて、島を探索に。ブレーキのないビーチクルーザーは、慣れるまで少し時間がかかって、何度か曲がりそこねてこけかけた。やっぱり、日本のママチャリ最高。

 島内には、自転車道が張り巡らされているので、ビーチクルーザーを借りて、島の東端の灯台も、橋を渡った西のキャプティバ島まで行きました。こんなに自転車で走ったの、自転車通学だった高校生の時以来だわw


こんな自転車道がずっと続き、どこまでも走っていけそう
(で、走り続けたらおしりが死んだ)


まずは貝殻博物館へ。入場料15ドルは高いなって思ったのですが…


生物学者のプレゼンがとても面白くて価値あった!


 上は交尾中の巻き貝。珍しいもんを見た…って、貝が交尾するとは知らなんだ。ならどうやって繁殖するんだよ!って言われたら、困るけど。水面が揺れていて写真に上手く収まらなかったけど、たまごを抱いた母貝もいた。他にも、毒針で魚を刺して食べちゃう貝、ドリルのように他の会に穴を開けて中身を食べちゃう貝の姿をビデオで見て、私、貝に対する目が全く変わりました。貝、怖いよ、貝…

 フロリダは全米有数のリタイアメント・コミュニティーですが、ここは治安もよく、海沿いだけど半島部分のようにハリケーン被害も大きくない、かなりの高級エリア。日本でいうと南伊豆みたいな感じでしょうか?島内で出会う住民たちは、如何にも裕福そうな白人じじ・ばばばかりで、車のベンツ度高し。これって、映画に出てくる麻薬王の家?みたいな、トンデモなお屋敷がずらりと並んでいます。LA郊外のパロス・バーデスも大概だと思ってたたけど、ここのお屋敷っぷりも半端じゃない。ほんと、どんだけお金持ってるの??写真撮りたいって思ったけど、一応は個人宅だし、勝手に撮ったら中から怖いおじさんが出てきそうで止めときました


フロリダっぽい郵便受け


フロリダっぽい看板


フロリダっぽい土産物屋


 サニベル等の西の端っこからちょっと離れたキャプティバ島も、自転車で橋を渡っていけます。ここでは、大きめの貝殻が拾えるらしい。貝殻拾いも楽しかったけど、魚の群れが来ていたらしく、ペリカン達が大騒ぎしていました。以前住んでた南カリフォルニアにいるグレイ・ペリカンよりも大きな、フロリダ・ブラウン・ペリカンです。飛び立っては派手に海にダイブ、浮かび上がってきてごっくん。陽に透けた嘴から魚が見えるのがリアル。貝殻拾い目当て出来たのに、夢中で写真やビデオいっぱい撮っちゃって、何しに来たんだっけ?状態



 ホテルのテラスで海に沈む夕日を見ながら、コンビニで買ってきたビールとサンドイッチ。これぞ、バケーション…な一日でした。思えば、ここ2年ほど、仕事以外での旅行もしてなかったし、休日は必要やわ~、と、しみじみ思ったよ。