筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻11-2786  浜木綿(はまゆう)  夏8月

2023年08月29日 | 21.万葉の花

浜木綿(はまゆう)を詠んだ歌

万葉の時代も、「浜木綿(はまゆう)と呼ばれています。

万葉集/巻4-0496  作者/柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

み熊野(くまの)の  浦の浜木綿(はまゆう)百重(ももえ)なす
              心は思(おも)へど   ただに逢(あ)はぬかも


【意味】熊野の浦にハマユウの花 咲いて茂っているように
  心は深く思っているのに じかに逢えずにいることだ

 ※「み熊野の浦の浜木綿」〈百重なす〉の序詞。
 ※「み熊野」〈み〉接頭語。和歌山県南部(新宮市付近)をさす。
 ※「浜木綿」日当たりのよい温暖な海浜に見られる
       ヒガンバナ科の多年草。
       夏に白く細長い六弁の花を開く。
       写真の花です。

【写真は、近くの海岸で写した芙蓉)】


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。

 


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