3月3日は「兎(うさぎ)の日」です。
万葉集には、兎(うさぎ)を詠んだ歌があります。
今日は、万葉集で生き物を詠んだ 兎(うさぎ) の歌です。
万葉の時代は、「兎(おさぎ)」と呼ばれています。
万葉集/巻14-3529 作者/不明
等夜(とや)の野に 兎(おさぎ)ねらはり をさをさも
寝なへ児(こ)ゆゑに 母にころはえ
【意味】等夜の野原で兎を狙い 仕留めはしたけどほんとうは
ほとんどあの娘(こ)と寝ていないのに
あの娘(こ)の母に怒鳴られて
※「等夜の野に兎ねらはり」〈をさをさ〉を導く序詞。
※「等夜の野」未詳。
※「をさをさ」(下に打消の語をともなって)ほとんど。
※「寝なへ」〈なへ〉打消・連体形。
※「ゆゑ」原因・理由。
※「ころはえ」〈ころふ〉大声で叱る。〈え〉受身・連用形中止法。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
「うさぎの日」の由来
3月3日(金)はうさぎの日です。これは、うさぎ好きの間で“みみの日”から派生して言われ始め徐々に定着した愛好家たちにとっての記念日です。
そんな記念すべき2023年3月3日うさぎの日に、鳥取県はこの日だけ「兎取県」へ改名することになりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます