9月4日は「鯨(くじら)の日」です。
万葉集には、鯨(くじら)を詠んだ歌があります。
今日は、生き物を詠んだ 鯨(くじら) の歌です。
万葉の時代は、「鯨魚(いさな)」と呼ばれています。
万葉集/巻16-3852 作者/不明
いさなとり 海や死にする 山や死にする
死ぬれこそ 海は潮干(しおひ)て 山は枯れすれ
【意味】海も死ぬことあるのだろうか 山も死んだりするのかな
死ぬから海は潮干になるし 山では草や木が枯れる
※枕詞:いさなとり
※「海や死にする」〈や〉反語に近い疑問。
※旋頭歌。〈五七七・五七七〉の形式。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
「くじらの日」の由来は、「く(9)じ(4)ら」の語呂合わせで、1993年に京都で開催された国際捕鯨委員会(IWC)を記念して、日本捕鯨協会を始め、大日本水産会などの25団体が制定。
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