栗(くり)を詠んだ歌
万葉の時代も、「栗(くり)」と呼ばれています。
万葉集/巻9-1745 作者/高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)歌集より
三栗(みつぐり)の 那賀(なか)に向かへる 曝井(さらしい)の
絶えず通はむ そこに妻もが
【意味】那珂へと注ぐ曝井の 湧き水のように絶え間なく
通(かよ)って行こうと思うから そこに妻がいてほしい
※枕詞:三栗の
※「三栗の~曝井の」〈絶えず〉を導く序詞。
※「那賀に向かへる」那珂川に向かって流れる。
※「そこに」水の流れていくところに。
※「もが」願望。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。
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