今日は、「令和」の元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。
万葉集/巻5-822 作者/主人(あるじ)
わが園(その)に 梅の花散る ひさかたの
天(あめ)より雪の 流れ来るかも
【意味】わが家の庭に梅の花びら ひらひら舞って散り落ちる
まるで空から雪が流れて 落ちて来ているみたいだな
※「主人」宴の主催者。大伴旅人。
※枕詞:ひさかたの
写真は大宰府展示館の模型「梅花の宴」大伴旅人を写したものです。
「令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。
天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文
写真下は、福岡の「紅梅」
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