筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻4-0669 藪柑子(やぶこうじ) 2023年12月

2023年12月24日 | 21.万葉の花

藪柑子(やぶこうじ)を詠んだ歌 
万葉の時代は、「山橘(やまたちばな)と呼ばれています。
葉が橘(やまたちばな)の葉に似ていることから、山橘(やまたちばな)と呼ばれたようです。

万葉集/巻4-0669  作者/春日王(かすがのおおきみ)
あしひきの   山橘(やまたちばな)の   色に出でよ
             語らひ継(つ)ぎて    逢ふこともあらむ


【意味】山橘の赤い実みたいに はっきりさせてしまいなさい
  人の噂が伝い伝わり 逢える機会もあるだろう

 ※枕詞:あしひきの
 ※「あしひきの山橘の」〈色に出づ〉の序詞。
 ※「山橘」ヤブコウジの古名。冬に赤い実をつけ美しい常緑小低木。


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。

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