筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻1-0024  藻(も)  夏8月 2024年

2024年08月01日 | 21.万葉の花

(も)を詠んだ歌

藻(も)は、海や淡水の水性植物、たとえば昆布や若布(わかめ)などの総称です。万葉集には80首以上に載っています。厳藻(いつも)、藻塩(もしお)、奥つ藻、玉藻(たまも: 藻の美称)などと詠まれています。

万葉集/巻1-0024  作者/不明

うつせみの   命を惜しみ   波に濡れ
               伊良虞の島の   玉藻刈り食(は)


【意味】こんな私も命は惜しく おめおめ波に濡れながら
  伊良虞の島のを刈り取って 何とか生きているのです

 ※枕詞:うつせみの
 ※「玉藻」〈玉〉美称。

【写真は、Canvaのフリー写真素材を使用 】


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。

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