藻(も)を詠んだ歌
藻(も)は、海や淡水の水性植物、たとえば昆布や若布(わかめ)などの総称です。万葉集には80首以上に載っています。厳藻(いつも)、藻塩(もしお)、奥つ藻、玉藻(たまも: 藻の美称)などと詠まれています。
万葉集/巻1-0024 作者/不明
うつせみの 命を惜しみ 波に濡れ
伊良虞の島の 玉藻刈り食(は)む
【意味】こんな私も命は惜しく おめおめ波に濡れながら
伊良虞の島の藻を刈り取って 何とか生きているのです
※枕詞:うつせみの
※「玉藻」〈玉〉美称。
【写真は、Canvaのフリー写真素材を使用 】
万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。
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