筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻7-1353  稲(いね)  夏8月 2026年

2024年08月15日 | 21.万葉の花

(いね)を詠んだ歌

稲(いね) は、万葉歌で、早稲・早稲田という言葉で22首詠まれています。

万葉集/巻7-1353  作者/不明

石上(いそのかみ)  布留(ふる)早稲田(わさだ)を  秀(ひ)でずとも
                    縄だに延(は)へよ  守(も)りつつ居(お)らむ


【意味】石上(いそのかみ)の布留にある 早稲田に穂は出ていなくても
    せめて縄でも張りなさい ずっと見ていてあげるから

 ※「石上布留」〈石上〉奈良県天理市の石上神宮付近。
                             〈布留〉石上神宮付近。
 ※「早稲田」早い時期に実る稲の田。
                          まだ幼い少女であるということ。
 ※「縄だに延へよ」せめて縄だけでも張りなさい。

【写真は、Canvaのフリー写真素材を使用 】


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。

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