今日は、「令和」の元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。
万葉集/巻5-821 作者/笠沙弥(かさのさみ)
青柳(あおやなぎ) 梅との花を 折りかざし
飲みての後(のち)は 散りぬともよし
【意味】青柳(あおやぎ)の枝と梅の花とを 折り取り髪に挿しかざし
宴が終わってしまえばあとは 花が散ってもかまわない
※「かざす」草木の花や枝を髪や冠に装飾としてつける。
写真は大宰府展示館の模型「梅花の宴」を写したものです。
「令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。
天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文
写真下は、福岡の「白梅」
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