Gameday https://www.mlb.com/gameday/reds-vs-angels/2023/08/22/716892/
この試合からTroutが復帰[7/3以来]しましたが、
打順はRookieのSchanuel(左)が一番、Trout(右)が二番、大谷(左)が三番、Drury(右)が4番と左右のジグザグを意識した従来通りの並びになっています。
これではTroutが復帰して大谷の後ろを打ち、現況の敬遠や四球禍が減るということにはなりません。
また、Troutが復帰したので、彼が不在の間、休みなく出場していたMoniakがスタメン落ちになっています。
今日の相手先発は右腕のAshcraftにも関わらず、おかしなネビン采配となっています。
過去7試合 過去30試合
Mickey Moniak .095 .095 .143 .209 .235 .313
Randal Grichuk .160 .154 .360 .169 .189 .352
[OF 守備指標] 回 PART GFP/DME 肩 Total Runs Saved
Mickey Moniak 548 4 3 -2 5
Randal Grichuk 613.2 -4 0 -3 -7
[LF 守備指標] 回 PART GFP/DME 肩 Total Runs Saved
Mickey Moniak 99 2 -1 0 1
Taylor Ward 787 1 1 -2 0
Randal Grichuk 277.1 -5 1 -3 -7 (MLB Worst 4)
同じ打撃不振といえど、守備指標は明らかにMoniakの方が良い。
そして対戦投手の左右の打撃成績は、
[対 右腕]
Mickey Moniak .307 .335 .563 .898
Randal Grichuk .254 .302 .415 .717
[対 左腕]
Mickey Moniak .114 .152 .136 .288
Randal Grichuk .333 .389 .586 .975
対右腕でMickey Moniak、対左腕でRandal Grichuk、とLFで使い分ければいい。
(Renfroeも長期不振で獲得失敗の選手です。Adellが復帰したら、外野をどうするのか・・もはや8番を打つRenfroeよりもAdellを試してみたいところ)
現状、MLBは右先発投手の方が多いので、Moniakがスタメンに名を連ねることが多くなるはずです。(Moniakの休養とコンディション維持にもちょうど良い)
GrichukはTradeでCronと同様に獲得しましたが、完全に失敗案件です。[守備の悪さ、攻撃指標の大幅な低下。。。]
Randal Grichuk GO/AO
COL .308 .365 .496 .861 B 非常に良い 0.71 空気の薄いクアーズ・フィールドでフライアウトが多かったのが、
LAA .169 .189 .352 .541 G 非常に悪い 1.56 引っ張りのゴロキングになっている
差 -.139 -.176 -.144 -.320
今日のスタメンを見てもLAAは適材適所になっていない。(GrichukのTrade時の契約内容でスタメン保証があるのかもしれないが・・・。)
ネビン監督の無能さとミナシアンGMの愚かさが際立つ陣容です。
Grichukを獲得したきっかけは、Wardの顔面死球[7/29]でしたが、LFは大幅なダウングレードになってしまいました。
Taylor Ward 7月 20G .304 .424 .623 1.047 A 素晴らしい
大谷の打順ですが、Troutが二番を好むので、ネビンが決断しない限り、このままになるでしょう。
Mike Trout
2番 .262 .363 .498 .860 58G
3番 .269 .390 .487 .877 22G 実はTroutは今季、3番を打つ方が、ほんの少し成績が良い。
大谷翔平
1番 .450 .478 .900 1.378 5G 成績だけ見れば1番が最も良いが、サンプル数が少なく、特殊な状況。打席は多く回るが、メンタル的に出塁を意識してしまう。
2番 .341 .464 .753 1.217 62G チームで1番良い打者が2番を打つというのが通例。大谷が2番を打つなら1番は右打者が望ましい。
3番 .256 .335 .549 .884 56G 3番だとより打点を稼げる可能性があるが、2out無走者という場面で回ってくる場合も。
この問題は、結局のところ、出塁率が高く足の速い1番打者を用意できなかったLAA側の問題なのです。
「2.Trout-3.大谷-4.Rendon」という高年俸な中軸をフルに活かすには、その前を打つ1番打者の人選が、残りの打者の人選よりも重要です。
出塁率が高い打者は、四球を獲得できる=選球眼と忍耐力が良くないといけない。メンタルとしては自己犠牲的な精神、四球をヒットと同様に評価できるチーム内の合意が必要。
1番打者は四球で出塁し、今季有利になった盗塁で二塁に進めば、「2.Trout-3.大谷-4.Rendon」のいずれかの単打で得点できる(打者のプレッシャーは少ない)。
2番打者が進塁打を打てれば、3番打者が犠牲フライか、弱い内野ゴロで得点できる。(打者のプレッシャーは最も少ない)
ヒットが必要のない最もシンプルな得点パターン、1.四球-1.二盗-2.進塁打-3.犠牲フライで1得点です。
TroutとRendonの長期契約で残りの打者の年俸が制限されるなか、LAA攻撃陣の選択肢は(他球団が効率的にやっている)「スモールベースボール」しかありません。
エンゼルスの打席でのアプローチは実は、同様に打撃不信に陥っているNYYと同じなんです。(現LAA打撃コーチ[2023-]は、元NYY打撃コーチ[(2016)-2018-21])
ヤ軍41年ぶり9連敗に「情熱を感じない」 43年ぶり最下位危機…一発狙いの貧打に苦言 https://full-count.jp/2023/08/23/post1432218/
この両チームの共通点は何か? それは選手を指導したコーチと球界を代表するスラッガーがいる点です。
NYY ジャッジのように 本塁打を打ちたい。(狭いヤンキースタジアムではなおさら)
LAA 大谷のように本塁打を打ちたい。
でも残りの選手は、ジャッジや大谷翔平のような強打者なのか?・・・つまり、この齟齬こそが両チームを苦しめている。
回、点差、相手投手、走者、カウント、試合の流れ、チームの最近の打撃成績に応じて、打席ごとにアプローチを変えるべきなんです。
LAAの初球から振りに行く(結果的にボール球でも振り抜く)アプローチでは、(HR狙いのため)率が低く、絶対にポストシーズンを争うチームには勝てない。
結果、相手投手の球数が少なくなり意外に好投し、味方投手をも苦しめる(イニング間で休めない) 現在の結果になっています。
現在の打撃不振は、明確に打撃コーチの責任、打撃コーチをリクルートしたネビン監督の責任と言っていいいでしょう。
今日の試合は、大谷選手は3打数0安打1四球2三振でしたが、休日明けで少しメカニックが狂っていたと思います。(休日明けはその傾向がある)
また、明日のDHのデーゲームの前日練習もあり、体力や意識が投手大谷に割かれていたことでしょう。(登板前日は成績が悪くても仕方がない)
しかし、LAAの野手の打席での規律は相変わらず酷い。初球打ちで凡退し、少ない球数で相手投手を助け、長いイニングを投げさせてしまう。本当に酷い。
これは先日のTBR戦でより鮮明になったでしょう。(TBRは我慢強く、追い込まれてもファウルで粘り、逆方向にライナー性の当たりを打ち、単打でつなぐ)
試合は5回表、3-1でLAAがリード。[Giolito:投球前 62球]
8番打者 先頭打者 ストレートの四球 3-0[4]☓
9番打者 0-2[3]◯ 三振★ → 1out一塁
1番打者 1-2[4]◯ RF前H→RF:Renfroeが判断を誤り、前方へダイビング-二塁打になり、1out二三塁のピンチ。(自重し単打で止めていれば、1out一二塁)
2番打者 0-2[3]◯ 三振★ → 2out二三塁
3番打者 2out二三塁 一塁ゴロ。ルーキー1B:Schanuelの捕球エラー、なんと2失点し、3-1から3-3の同点に。(最速の打者走者に対し、ベースへ急ぐあまり、致命的な捕球ミス)
その後、そのまま3-4と逆転され、Trout復帰、3HRが飛び出す良い雰囲気の試合が完全に壊れてしまいました。
LAAはこうした致命的なエラーが多すぎる。(シーズン前半、自責点の付かない失点数がMLBでも指折りだったはず) 先日のSandoval登板のルーキーCF:Adamsの落球も記憶に新しい。
明日の大谷先発第1試合は、デーゲームで暑く厳しいコンディションなので、球数が増えるエラーは、絶谷に避けないといけない。
ダブルヘッダーでリズムよく、球数を抑え、イニングを長く投げたいところです。
三振数にこだわらない。四球を抑え(盗塁させない為)、打たせて捕るピッチングが理想的です。
リーグの異なる交流戦は、データや対戦経験の少ない投手側が有利です。(今日のGiolitoも過去、苦戦していた中、好投した)
ダブルヘッダーで第1試合で二刀流をするなら、第2試合は休養or代打待機。
ダブルヘッダーで第2試合に出場したいなら、第1試合は、先発専念/DH放棄、が良いと思われます。
この既に沈んでいるLAAというポンコツ船と大谷翔平は運命を共にしてはいけません。
健康第一、コンディション第二、個人成績第三、チーム成績第四、くらいの優先度で、いいでしょう。
この試合からTroutが復帰[7/3以来]しましたが、
打順はRookieのSchanuel(左)が一番、Trout(右)が二番、大谷(左)が三番、Drury(右)が4番と左右のジグザグを意識した従来通りの並びになっています。
これではTroutが復帰して大谷の後ろを打ち、現況の敬遠や四球禍が減るということにはなりません。
また、Troutが復帰したので、彼が不在の間、休みなく出場していたMoniakがスタメン落ちになっています。
今日の相手先発は右腕のAshcraftにも関わらず、おかしなネビン采配となっています。
過去7試合 過去30試合
Mickey Moniak .095 .095 .143 .209 .235 .313
Randal Grichuk .160 .154 .360 .169 .189 .352
[OF 守備指標] 回 PART GFP/DME 肩 Total Runs Saved
Mickey Moniak 548 4 3 -2 5
Randal Grichuk 613.2 -4 0 -3 -7
[LF 守備指標] 回 PART GFP/DME 肩 Total Runs Saved
Mickey Moniak 99 2 -1 0 1
Taylor Ward 787 1 1 -2 0
Randal Grichuk 277.1 -5 1 -3 -7 (MLB Worst 4)
同じ打撃不振といえど、守備指標は明らかにMoniakの方が良い。
そして対戦投手の左右の打撃成績は、
[対 右腕]
Mickey Moniak .307 .335 .563 .898
Randal Grichuk .254 .302 .415 .717
[対 左腕]
Mickey Moniak .114 .152 .136 .288
Randal Grichuk .333 .389 .586 .975
対右腕でMickey Moniak、対左腕でRandal Grichuk、とLFで使い分ければいい。
(Renfroeも長期不振で獲得失敗の選手です。Adellが復帰したら、外野をどうするのか・・もはや8番を打つRenfroeよりもAdellを試してみたいところ)
現状、MLBは右先発投手の方が多いので、Moniakがスタメンに名を連ねることが多くなるはずです。(Moniakの休養とコンディション維持にもちょうど良い)
GrichukはTradeでCronと同様に獲得しましたが、完全に失敗案件です。[守備の悪さ、攻撃指標の大幅な低下。。。]
Randal Grichuk GO/AO
COL .308 .365 .496 .861 B 非常に良い 0.71 空気の薄いクアーズ・フィールドでフライアウトが多かったのが、
LAA .169 .189 .352 .541 G 非常に悪い 1.56 引っ張りのゴロキングになっている
差 -.139 -.176 -.144 -.320
今日のスタメンを見てもLAAは適材適所になっていない。(GrichukのTrade時の契約内容でスタメン保証があるのかもしれないが・・・。)
ネビン監督の無能さとミナシアンGMの愚かさが際立つ陣容です。
Grichukを獲得したきっかけは、Wardの顔面死球[7/29]でしたが、LFは大幅なダウングレードになってしまいました。
Taylor Ward 7月 20G .304 .424 .623 1.047 A 素晴らしい
大谷の打順ですが、Troutが二番を好むので、ネビンが決断しない限り、このままになるでしょう。
Mike Trout
2番 .262 .363 .498 .860 58G
3番 .269 .390 .487 .877 22G 実はTroutは今季、3番を打つ方が、ほんの少し成績が良い。
大谷翔平
1番 .450 .478 .900 1.378 5G 成績だけ見れば1番が最も良いが、サンプル数が少なく、特殊な状況。打席は多く回るが、メンタル的に出塁を意識してしまう。
2番 .341 .464 .753 1.217 62G チームで1番良い打者が2番を打つというのが通例。大谷が2番を打つなら1番は右打者が望ましい。
3番 .256 .335 .549 .884 56G 3番だとより打点を稼げる可能性があるが、2out無走者という場面で回ってくる場合も。
この問題は、結局のところ、出塁率が高く足の速い1番打者を用意できなかったLAA側の問題なのです。
「2.Trout-3.大谷-4.Rendon」という高年俸な中軸をフルに活かすには、その前を打つ1番打者の人選が、残りの打者の人選よりも重要です。
出塁率が高い打者は、四球を獲得できる=選球眼と忍耐力が良くないといけない。メンタルとしては自己犠牲的な精神、四球をヒットと同様に評価できるチーム内の合意が必要。
1番打者は四球で出塁し、今季有利になった盗塁で二塁に進めば、「2.Trout-3.大谷-4.Rendon」のいずれかの単打で得点できる(打者のプレッシャーは少ない)。
2番打者が進塁打を打てれば、3番打者が犠牲フライか、弱い内野ゴロで得点できる。(打者のプレッシャーは最も少ない)
ヒットが必要のない最もシンプルな得点パターン、1.四球-1.二盗-2.進塁打-3.犠牲フライで1得点です。
TroutとRendonの長期契約で残りの打者の年俸が制限されるなか、LAA攻撃陣の選択肢は(他球団が効率的にやっている)「スモールベースボール」しかありません。
エンゼルスの打席でのアプローチは実は、同様に打撃不信に陥っているNYYと同じなんです。(現LAA打撃コーチ[2023-]は、元NYY打撃コーチ[(2016)-2018-21])
ヤ軍41年ぶり9連敗に「情熱を感じない」 43年ぶり最下位危機…一発狙いの貧打に苦言 https://full-count.jp/2023/08/23/post1432218/
この両チームの共通点は何か? それは選手を指導したコーチと球界を代表するスラッガーがいる点です。
NYY ジャッジのように 本塁打を打ちたい。(狭いヤンキースタジアムではなおさら)
LAA 大谷のように本塁打を打ちたい。
でも残りの選手は、ジャッジや大谷翔平のような強打者なのか?・・・つまり、この齟齬こそが両チームを苦しめている。
回、点差、相手投手、走者、カウント、試合の流れ、チームの最近の打撃成績に応じて、打席ごとにアプローチを変えるべきなんです。
LAAの初球から振りに行く(結果的にボール球でも振り抜く)アプローチでは、(HR狙いのため)率が低く、絶対にポストシーズンを争うチームには勝てない。
結果、相手投手の球数が少なくなり意外に好投し、味方投手をも苦しめる(イニング間で休めない) 現在の結果になっています。
現在の打撃不振は、明確に打撃コーチの責任、打撃コーチをリクルートしたネビン監督の責任と言っていいいでしょう。
今日の試合は、大谷選手は3打数0安打1四球2三振でしたが、休日明けで少しメカニックが狂っていたと思います。(休日明けはその傾向がある)
また、明日のDHのデーゲームの前日練習もあり、体力や意識が投手大谷に割かれていたことでしょう。(登板前日は成績が悪くても仕方がない)
しかし、LAAの野手の打席での規律は相変わらず酷い。初球打ちで凡退し、少ない球数で相手投手を助け、長いイニングを投げさせてしまう。本当に酷い。
これは先日のTBR戦でより鮮明になったでしょう。(TBRは我慢強く、追い込まれてもファウルで粘り、逆方向にライナー性の当たりを打ち、単打でつなぐ)
試合は5回表、3-1でLAAがリード。[Giolito:投球前 62球]
8番打者 先頭打者 ストレートの四球 3-0[4]☓
9番打者 0-2[3]◯ 三振★ → 1out一塁
1番打者 1-2[4]◯ RF前H→RF:Renfroeが判断を誤り、前方へダイビング-二塁打になり、1out二三塁のピンチ。(自重し単打で止めていれば、1out一二塁)
2番打者 0-2[3]◯ 三振★ → 2out二三塁
3番打者 2out二三塁 一塁ゴロ。ルーキー1B:Schanuelの捕球エラー、なんと2失点し、3-1から3-3の同点に。(最速の打者走者に対し、ベースへ急ぐあまり、致命的な捕球ミス)
その後、そのまま3-4と逆転され、Trout復帰、3HRが飛び出す良い雰囲気の試合が完全に壊れてしまいました。
LAAはこうした致命的なエラーが多すぎる。(シーズン前半、自責点の付かない失点数がMLBでも指折りだったはず) 先日のSandoval登板のルーキーCF:Adamsの落球も記憶に新しい。
明日の大谷先発第1試合は、デーゲームで暑く厳しいコンディションなので、球数が増えるエラーは、絶谷に避けないといけない。
ダブルヘッダーでリズムよく、球数を抑え、イニングを長く投げたいところです。
三振数にこだわらない。四球を抑え(盗塁させない為)、打たせて捕るピッチングが理想的です。
リーグの異なる交流戦は、データや対戦経験の少ない投手側が有利です。(今日のGiolitoも過去、苦戦していた中、好投した)
ダブルヘッダーで第1試合で二刀流をするなら、第2試合は休養or代打待機。
ダブルヘッダーで第2試合に出場したいなら、第1試合は、先発専念/DH放棄、が良いと思われます。
この既に沈んでいるLAAというポンコツ船と大谷翔平は運命を共にしてはいけません。
健康第一、コンディション第二、個人成績第三、チーム成績第四、くらいの優先度で、いいでしょう。