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[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

ベスト学習会 www.bestkai.com
別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

脳!Brain!

2007-04-17 | ちょっと気になる最近の話題

週末、大阪城の近くにある大阪歴史博物館を訪れた。

特別展「脳!内なる不思議の世界へ」、通称<脳コレ>を見るために。
(公式HP http://www.brain-ex.com/

展示コーナーは、まさに脳だらけ。ちょっと気分が悪くなるかなあ…なんて
思っていたが、夢中で一つ一つにじっくり見入ってしまった。

いくつかのテーマに分けて展示されていた。
第1部は 『わたしの脳がたどってきた道』
昆虫などの無脊椎動物から哺乳類、ヒトまでの約150点の脳神経標本が展示されていた。
地球上の生き物の半数以上を占める昆虫の脳は、非常にコンパクトで効率よくできている
というのは印象的だった。

第2部は 『わたしの脳がつくる世界』
立体視、言語、運動などをつかさどる脳の仕組みを体験する映像、パネル、装置の展示。
体感して学べるようになっており、錯覚や思い込みの起こるメカニズムなども紹介されていた。

第3部は 『変化するわたしの脳』
発達、学習、老化、病気、治療などによって変化する脳の姿を取り上げるコーナーがあった。
自分で起き上がることを学習するロボットのデモンストレーションも見ることができた。

特別章として 『大阪の医学史』というコーナーもあった。
大阪の医学の歴史を文献や器物などの実物資料で紹介する展示で、江戸時代の
医者の崇高な志、外科手術の道具の斬新さには驚かされた。

これでもかっていうくらいホルマリン漬けの脳があくさんあった。
世界最大級とのことで展示されていたマッコウクジラやアジアゾウの脳もあったが、
あの巨大なカラダにして「こんなもんなんか…」って思うような小ささだった。
人間よりちょい大きいだけ。いかに人間が優れた脳の持ち主なのかとも実感した。

一番インパクトが大きかったのは、和歌山が生んだ天才、驚異的な記憶力の持ち主
で歩く百科事典と称され、74歳で他界した博物学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)
の脳が展示されていたことだ。 何だか感動的だった。

近づいてじっくり見入った…。
「やっぱ、天才と呼ばれる人の脳はひとあじちゃうなあ~
色も形も一般ピープルとは全然ちゃうわあ!」
っと、感心してつぶやいていると、

横にプラカードが立ててあった。

【天才と呼ばれた人も脳の形や大きさは同じです
天才は、脳の使いかたが違うのです
皆さんも努力を怠らないようにしましょう】

\(_ _\)彡○ ズコッ!!!

でも
脳科学の世界には、ますます興味を持った。