ためになる娯楽教養番組 『熱血!平成教育学院』
新学期の新授業として“1分間偉人伝”が登場した。
名前を聞けば誰もが知ってる超有名人だが、いざ何をした人かを聞かれると???
そんな、知っているようで知らない偉人の成し遂げた意外な実績を題材にした出題に
生徒たちが答えるというものだ。
正解発表の際に、偉人たちの人生を1分間でコンパクトにまとめてわかりやすく解説する。
今回は、二宮金次郎(尊徳)が取り上げられていた。
「二宮金次郎は今で言うとどんな仕事をしていたか?」という問題であった。
薪を背負い、歩きながら読書をする小学校の銅像のイメージ、学問を大切にし、勤勉の象徴
という認識は誰にも共通するところであると思うが…
正解は、経営コンサルタント(農村復興政策を指導)。
江戸後期の実践的農政家「二宮尊徳(幼名:金次郎/生没1787-1856)」は、父を14歳で母を16歳で亡くし、伯父の家で苦しい農耕をしながら「論語」「大学」「中庸」等を独自に学び、青年期に家を再興。独特の農法・農村改良策によって、小田原藩等の615の村を財政破綻から救った。農民の勤勉と倹約によって、荒廃した農村の振興に貢献した。
彼は、勤労、分度(倹)、推譲を人々に勧めた。
勤労とは 徳に報いるために働く、
分度とは 収入の範囲内で支出を定めること
推譲とは 勤労、分度をしてたまった物を将来のために残したり、人に及ぼしたりする事。
彼が遺した素晴らしい格言がある。
『 積小為大 』
小さなことを積み上げていって、やがて偉大なることを成し遂げる、という強い意志を伴うもの。
コツコツと小さなことを為していったら、気が付いてみると、結果的に大きなことが出来る。
また、偉大なることを為すために、目の前の小さなことを強い意志力を持って、すぐに開始し、
コツコツと意識して積み上げていくことが肝心だというもの。
実体験に基づいたものだからこそ、重みがあるなあと思う。
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