勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 79

2011-10-18 06:08:59 | 
 3月11日(金) 東日本大震災が起こりました。
12.13日報道を通じて刻一刻と、大変な状況に身が震えました。

翌週、すぐに半田市長へ直接電話をいたしました。

「何か半田市として支援物資を送りましょう」と伝えました。
震災後 すぐに半田市から救援隊が被災地へ駆けつけていて、半田市長は現地の情報をいち早く収集していました。
「物資を持っていっても被災地で受け取る体制ができていないのでもう少し待ってください」とのことでした。
その週の金曜日 市役所防災課の課長から 被災地で受け取れる用意ができましたとの連絡を受け、市から市民へ支援物資を集めました。

募集した支援物資は7品目。 まず先発隊が物資を被災地へ届けにいきました。
ところが、被災地ではすぐに必要な物資が19品目あるという。 いまから市民にお願いすることもできず 困り果てました。

勝手に思うままに 79 いざというとき

私は半田ロータリークラブの会員であります。
半田ロータリークラブは創立60周年を向かえ記念事業を計画していました。
私も60周年実行委員会の一員として活動していました。
そのとき、東日本大震災は起こり、計画は縮小、中止といった状況を取り、そのお金を義捐金にあてるという計画変更を打ち出しました。
そこで、私はその一部のお金を支援物資に当ててもらえないかとお願いしました。

その予算 100万円を出してくれるというのです。 その日にお願いして100万円を支援物資の予算に当てていただき、また、仕入れる業者(メンバーもいる)の方々も安価に提供していただいたおかげで(実質150万円分の物資が集まった)、集めることが困難であった19品目の支援物資を調達することができました。 普段、ロータリークラブって本当に奉仕団体なのかなーとか疑問に思うところも多々ありましたが、「いざというとき」の力が真の力だとこのとき感じました。
普段は、謙虚な活動をしているが、いざというとき力を発揮する とてもスマートな団体でありました。
被災地では、ロータリークラブの支援物資に歓声まで上がりました。
本当に困っていたんです。 その時期まで被災から下着すら替えていない人もいるのです。 物資を仕分けする人たちは被災地のボランティア 全員被災者なのです。
黙々と作業する姿に心が痛みます。 つづく