種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

復興をなしとげる精神

2011年10月15日 | 徒然

 

復興を支える若者の起業 2011 10.03 産経

 

東日本大震災からの復旧復興をめぐる政府や国会の対応は議論ばかりが続き、実行がなかなか伴わない。そんな政治を尻目に、市民から少額の投資を募る「市民ファンド」の広がりや若者らの起業が、民間の自律的復興を支えている。

 

 ――――中略――――

 

それに比べて、政府が省庁横断と銘打って雇用調整助成金の拡充などを柱に震災直後から始めた「しごとプロジェクト」はどれだけ具体的な新規雇用を生み出しているのだろうか。

行政に望むのは地域の核となる民間の自助努力の動きを柔軟に支援していく発想への転換である。

 

 

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111003/biz11100307530000-n1.htm

 

 

 

ここで思い出されるのが故松下幸之助氏の「日本と日本人について日本の伝統精神人間を考える - 1982年」

 

戦後の復興をなしとげた精神

 

 

終戦当時の日本においては、多くの日本人は住む家もなく、着るに服なく、又その日の食べ物にさえ事欠くと言った状態でした。日本人は、焼け野原に立ちつくし、瓦礫の山を前にして、呆然としてなすすべを知らないような有様でした。けれど、やがて日本人は気をとりなおし、勇気をふるいおこして、わが家を、わが町の、そして日本の復興、再建にとりかかったのです。

 

その復興をおし進めるにあたっては、もちろん、幾多の困難な壁というべきものがありました。しかしそれらの壁を一つひとつのり越え、一歩一歩再建ををすすめてきたのです。その結果、一面において、世界の人々がおどろくほどの立派な姿にまで、日本を復興発展させることができたわけです。

 

そのような復興発展をおし進めてきた力といいますか、原因はどういうものだったかといいますと、考え方はいろいろありましょう。日本の教育水準なり、教育の普及度が高かったこともあるでしょうし、また、アメリカはじめ諸外国の援助によるところも、非常に大きなものがあったにちがいありません。その他さまざまの原因が考えられると思います。

 

けれども、いちばん大切な、忘れてならないことは、復興に取り組んだ当時の日本人自身の心の中に、お互いをしてふるい立たしめる何ものかがあったということではないでしょうか。困難にもめげず、歯をくいしばって奮起し、努力せしめる何かが、日本人自身の心の中にあったからこそ、戦後のわずかかに間に世界がおどろくような復興再建がなしとげられたのだといえましょう。現に、戦後の政界において、日本と同じように外国の援助を受けた国は多くありますが、そういうものを日本ほど生かし得た国はないと思います。その姿一つをみても、そうしたことがいえるのではないでしょうか。

 

そして、その日本人の心の中にあったものこそ、これまで述べてきたような、長い日本の歴史を通じつ培われ、いつの時代の人びとの心の中にもあったとおもわれる、日本人としての伝統の精神、いわゆる日本精神ではないでしょか。