なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

パンダさんの死を聞いて・・・

2017-01-16 | なにげな言葉
パンダさんが亡くなったと、友人から聞いた時、血の気が引いて行くのがわかった。

ネットを介しての友人
お話はしていたけれど、実際には、会っていない。
会いたいと言ったら、
「駄目ですよ。貴女には、ご主人がいるでしょ?
 大切な主は、お独りですからね。
 もしも、お会いできるチャンスがあったら、その時は、僕がサブに入ります。」

あの言葉には、私も自分の考えを改める機会をいただいた気がします。

今回、パンダさんんの死を良行さんに伝えたとき、
「素晴らしい人は早死にするんだな。残念だ!」
といった。
悔しいけれど、正隆さんと同じ病だった。
病気に負けちゃった。

だから、私は
「私も悲しいなぁ」
と言ったら、
「彼のことを考えたら、悲しんではいけないよ。
 彼の事を素晴らしいと感じたなら、感謝すべきだよ」

感謝はしている。でもさみしいとか悲しいって思うのっていけないことじゃないと思ったから
悲しいというのは、駄目?と聞いた。

「椛は、正隆が亡くなった時、涙もでなくて泣けなかったと言ったね?
 あの時、魂の一部を持って行かれた。とも言っていた。
 嘘じゃない。悲しむ前に、体の一部がなくなってしまったと感じていたんだよ。
 本当に居なくなって悲しいという感情が湧いたのは、数年してからだったと言ってただろ?
 今、正隆にどんな感情を持って過ごしている?」

そう聞かれて、はっとした。
確かに、私は、正隆さんの死を受け入れた時、泣かなかった。
闘病という期間があったから、冷静だったのかとも思ったけれど
その後の父親の死の瞬間も涙は出なかった。

良行さんに聞かれて言葉にすると、確かなことが分かる。
正隆さんに恥ずかしくない生き方をしよう。
がんばったら、ほめてくれるかなぁ
素敵な場所は一緒に見ようね。渡すの目を貸すよ!
そんな風に何時だって思ってた。


正隆さんとパンダさんを同じライン上に置いてはいけないのかもしれないけれど
確かに、パンダさんの死を聞いても、涙は出なかった。

良行さんの言うように、パンダさんの言葉を思い出すと
彼がそう願うんだから、私はそうならなきゃいけないんだ!
と気づいた。
懐かしいメールの数々を読み返した。
あのころがつい先日のように思い出される。

共通の友人から、私たち夫婦の話題が出ていたことを聞いて
嬉しかった。
パンダさんの世界の中に私たちも入れていただけてたんだって思うと
嬉しくて、涙が出た。

そうなんだ!

お葬式で涙を拭っていた人々がいたと聞いたけど
あれは、悲しんでいたんじゃないんだよ
パンダさんの世界に住まわせていただいた感謝の涙なんじゃないかな?


わかったよ。
感謝しているんだよ。

それに、彼の声、思い出したんだよ。
メール読んでたらね
彼の声がしてきた。

「男は女のしもべですから・・・」






パンダさん大好き!


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