Einhorn・・・iphon・・・・アイホン・・・切ない想い

今朝、朝食を作りながら、何かが私の中を横切った感じがした。

え？

え？

iphon？

Einhorn・・・犬！！



昔、飼っていた犬。
遠い過去の話で、忘れてたんだね。

Einhorn（ドイツ語で、一角獣）


以前、ドーベルマンを飼っていた。
名前は、Einhorn（アイホーン）
オスの犬で、動きも力強かった。
子犬の時から、一緒に寝るぐらい。
寂しがり屋のわんぱく小僧。

先生と一緒に過ごすようになってからの犬だけどね。
「犬になれ！」
といわれると、アイホーンの所に行って一緒に寝ていたな
あの時は、あれで、楽しかった。
アイホーンは、賢い犬だから、
侮蔑を含んだ犬になれという言葉遊びをされても、
少しも嫌じゃなかった。
純粋に、犬になって、主人の帰りを待ったり
一緒に遊べることを待つことが少しも気にならなかった。

その辺りの話は、迷宮緑柱玉の世界の話ね。

ベルベットみたいなあの毛にくるまれて、寝る。
体中、泡泡にして一緒にお風呂に入ったりしたなぁ
子供の様に無邪気に遊べた。

あれほど、一緒にいたアイホンの名前を、私は、忘れていた

え？・・・アイホン？　
携帯？
え？
アイホーンだ！

思い出したら、Einhornの香りがしたよ。
あの犬の匂い。
大好きとは言えないけれど、私の唯一愛した犬。

一緒に、先生の帰りを待ち、
一緒にゴロゴロして、寝てしまう。
何時でも寄り添っていてくれたEinhorn

そうなんだよ。
命は、亡くなる。
悲しみを引きずらないようにと、写真を片づけたんだった。

そういえば、一枚だけ、ネットで使うって言って残ってる。
朝から、PCの中を探し回る。

あったぁぁ

そうだよ。
Einhornだよ。

乗馬しに行って、一緒に走るの好きだった。
貴方は、馬じゃないんだから・・・
無理しなくていいって言っても、
必死になって追いかけてきた。
あの必死さは、愛しくなる。

私は猫が好き
でも、猫はあんなに必死で追いかけてこないね
気ままな猫は、確かに好き
でも、想い出したら、Einhornの優しさは、私を癒してくれていたかも・・・


あの毛並みに、顔を押し付け
一緒にゴロゴロしたいなぁ
そして、横で、先生が・・・・・・


過去の想い出は、綺麗で切ない