なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

潮吹きは肉体の反応・・・・現実は凄いんです

2012-10-09 | なにげな言葉
先日読んでいた記事の中に
「潮吹きは単なる肉体の反応。」
と書いてあった

確かに肉体の反応だよ
しかしそれを言ったのは、アダルト小説家

文字に夢を込める職業としては、マイナスだなぁっと思った。
感じることだって、欲情することだって
肉体の反応
お腹が空いて物を食べたいと思うのと同じように、
性欲は異性を食したいと思う。
満腹になるのと同じように、sexすれば、欲求不満は解消される


息することと同じように、性欲だって肉体の反応であり最大級の本能

しかし、文字を操り、エロスの世界を豹変しようとする人が
超現実的に言ってしまうって、夢がない
「リアルな画像世代が増えたので、文字の世界に深みがなくなった」
と、某小説家とお話しした時に言われた。
まさに、私の事だと思ったのを、今でも覚えている。

忘れていた取材。
テープを探し出し、聞き直してみた

「どす黒く、憎悪するほどのエロスを表現できるかね?」
と聞かれ、
「エロス自体の表現にも困っているので、無理です。」
と答えた。
「文字の世界には、余裕がなくては駄目だね
 読んだ人が、自分の実体験や記憶に照らし合わせ、想像できる余裕。
 わかるかい?」
「書き過ぎないってことですかね?」
「バックグランドは、丁寧に聞くことにより、その小説を美しくも汚くもできる。
 誰でも知っているsexを書くと言う事は、難しいのだよ。
 良いかい?例えば
 
 胸を触り、濡れた密部に指を差し込むと、女は僅かにあえいだ。
 男は、自分の欲望のまま、女の中に己を差し込み、腰を振った。
 女は、眉間にしわを寄せ、あえいでいる。
 動きを激しくすると、女は腰を動かしながらもだえた。
 女は、男がいく瞬間に一緒にいきたいと叫んだ。
 男と女の戦い。
 数秒後には、戦いは終わり、荒い息の中男はベッドを後にした。
 女は、男が浴室に歩いていく姿を目で追った。

 こんなの誰でもしていることで、特別なことではない。
 
 柔らかな胸を揉み、硬くなった乳首を口に含んだ。
 少し強く吸い、歯を立てる。
 男は、女の体の変化を楽しみたかった。
 女の足を広げ、その間に座った。
 そして、女の体を起こし、キスをしながら、両胸を揉む。
 両の乳首を引っ張ると、女の口からあえぎ声が漏れた。
 だが、キスは止めない。
 すると、女は、男の首に手を回し、女から激しいキスを求めてきた。

 どうだい?
 同じ事をしていても、情景は変わっただろ?
 分かっている出来事を書いているのだから、共感の有無は表現次第。
 読んだ時、知っている世界と知らない世界の橋渡しをするのが小説。
 橋の向こうに、読者の興味を引く世界が広がっていれば、その話は永遠に続くんだよ。」
「終わりがないってことですか?」
「大抵のアダルト小説は、sexした後、その世界がどうなったかなど分からないまま終わるだろ?
 やりっぱなし、子供だましだよ。
 子供用で良いなら、童話だよ
 シンデレラ幸せに暮らすが、結婚して幸せかどうかは誰も知らない。
 シンデレラが愛されエロスの世界を表現したなら、シンデレラは童話ではなく、小説になる。

 書きかけと言うか中途半端が多いのが、私は気に入らない。
 だから、文学小説とは同列にされないんだよ。」
「下世話な読み物とか言われるのはそのせいですか?」
「そう、小説家の力量不足。」
「永遠に続くファンタジーの世界のように、エロスの世界を表現できたら
 アダルト小説とは言わないだろ?
 ハリーポッターはファンタジーだよ。
 想像の世界。でも、登場する人々は人間の感情を持って恋もすれば戦いもする
 壮大な空想世界の小説だよ。
 多分、エロスの世界だって、ファンタジー小説以上に想像の世界が広がることは間違いないよ。」

このお話をさせていただいた後
「緑柱玉の世界」をちゃんと書いてみようと思ったんだった

私が追い求めるのは、確かに体の反応
愛されるから愛したいとか
彼が望むから受け入れる
次第に変わる思考と嗜好
そういうものを表現できたらいいなぁと思ったんだった。

しかし、
潮吹きは、体の反応って言いきるのは、つまんない
確かに、潮吹きを覚えると、体は、潮を吹きやすくなる。
常習性がある。
しかし、今日もまた、潮を吹いた
では、やっぱり、味気ないよね。

気持ちがいい場所を知られてしまった体は、逃げ場がない
止めてと叫んで逃げようとすると、肩に手を置き、体が動かせないよう様にする。
より深く、より強く刺激され
いつものように、潮を吹いた。
これだよこれ!
挿入したまま潮吹きは、温かい。
僕はこれが好きなんだよ。

と言われれば、sex中の失禁もちょっと味がある。
恥ずかしいけれど、正当化する理由ができるしね

しかし、文字にしたら、薄っぺらい
リアルな体験にはかなわない。
現実は小説より凄いんです。


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