一瞬死を予感したんだよ

綺麗になった！
とは、私の思い込みなんだけどね。
毎月、生理になると、なんだか、身体が再生された気がします。
新製・椛ですって感じかなぁ

あの日の事、少し詳しく言うとね
社長が、私の首に手をまわした時、殺さるのかなぁと思った。
その瞬間、私は、子供でも主人でもなくさむさんを想ったんだよね
自分でも、不思議だった。

でも、もし、さむさんが首しめたら、私は、抵抗しないだろうなぁ
と、その時想ったんだよ
さむさんを見ながら苦しくなるのかなぁと想った。


似た経験3回目
正隆さんが最初に、私の首に手をかけた。
あの時も、私を殺したいほど好きといわれた。
正隆さんも泣いてた。
ごめんねって、私は謝ったけど、何がごめんか、いまだに分からない。

その後、良行さんは、私を抱きしめ、正隆の気持ちが分かったと言った。
どうしてかなぁ
でも、そのときは、死を予感はしなかった。
もし殺されても、本望だと思った。
なぜって？
私も好きだった。
二人とも、大好きです。
死んでもいいと思った。
好きでいることがこれほど苦しいことと思わなかったからね。
殺される事である意味楽になり
殺す事で楽になれることもあるのかもしれない。

でも今回は、ちょっと違いました。
死を予感した瞬間、サムさんを思いました。
でも、その時、失神して目覚めてみるサムさんの顔は、私だけのものだもんもんと思ったんです。
こんなの嫌だ！
死にたくない
サムさんに逢いたい。
本当に、逢いたいと思った。

その時、主人かサムさんの声がした気がした。
『椛！』ってね。

走馬灯のようにというけれど、一瞬でいろいろなことが私の中で見えたんだよ。
もちろん、自業自得だ。
どうしようもない・・って言う落胆もね。


でも、その時、『逢いたい。』って、口にでてた。
社長は、絶対聞いてたと思う。

そして、反抗的に言いかえした。
『心は、変わらないよ』ってね。



サムさんには、
沢山、感謝なんだよ



数え切れない程、助けてもらってるんだよ
感謝、ありがとうじゃ、表し切れない。

その分
大好きの連呼！
まぁ、大好きも、好きを伝えきれないけど、これは、言葉だけじゃ無理。
愛してるをプラスして、つたえるしかない？


良行さんには、全てをささげていい。
あなたが望むなら・・・その気持ちは変わらないよ。