竹田克也 オフィシャルブログ 「王子活動中」

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本当に殴らなきゃいけないの?

2015-02-17 22:10:19 | コラム

お店には多くの親子連れが訪れるんだけど、親と買い物しているのが嬉しいのか、少しハメを外しがちな子供も時にはいる。

それによって事故に遭遇する可能性もあるのだから、親は気が気ではないと思うのね。

まあ、そう言った話題なんだけど、今日来たお母さんがね支払いの時に年長さん位の子供がちょっかいだしてきたのね。

そうしたら不機嫌な表情になったんだ。

と、思った次の瞬間。

 

バシッ。

 

母親はその子の頭を平手ではたいたんだよ。

子供は悲しそうな表情をしながら頭抑えていた。

 

体罰と教育というのが論争になる事がある。

言ってわからない子供には痛みを与えて覚えさせる。

体罰容認派はそのように言うよね。

でも僕はそれは違うんじゃないかなと思うんだ。

「殴る」というのは、まあ暴力だよ。これは紛う事無く暴力。

「いう事を聞かない奴には暴力を振るってもいい」という事を、子供を殴る事で伝えてしまっている、と僕は解釈しているんだ。

しかもね、さっきの母親はさ、ちょっかいだされて不機嫌になったから殴った。だって特に言い聞かせるような行動をしていなかったんだから。

本当にその暴力、必要だった?

世の親になった人たちに問いたい。

 

そう言うとね「育ててみなきゃわからないよ。大変なんだから」て言うかもしれない。

うん、確かにそうかもね。それはわからないよ。

育てたかったよ、本当に。苦労したかった。でも叶わなかった僕から見るとね、何で無事に産めた子供を感情に任せて殴るんだよ、て思うんだ。

僕は子供が無事に産まれたら、絶対に体罰だけはしない、て決めていた。

そうやって育てて行きたいと本当に思っていた。

叶わなかったけど。

 

話とぶけど、例えばね、みんなさ、戦争嫌でしょ?

戦争ってさ「意見合わない。じゃあさ殺し合いで決めようぜ」て事でしょ?

「言う事聞かない。じゃあ殴るよ」

て似てない?

戦争とか喧嘩は許さないけど、親が子供を殴るのは治外法権なの?誰が決めたの?

 

確かにわからないよ。その立場になった訳ではないから。

でも世の中には殴らずに育てている親だっている。

 

本当に殴らなきゃ、伝える事出来ないのか、考えてみてもいいんじゃないかな。

 

「教育」という論理的な作業に、「暴力」は本来入り込む余地はないはずだ。「暴力」がもたらすものは「抑圧」による「服従」である。

あと、みんな子供が無事に産まれて育っている事が奇跡である事を忘れているように思う。

 

その辺考えてもらえると、ありがたいかな。

 


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