Facebookで5月1日のタイムラインにアップした記事です。
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先日のTLでドラムの話になって、野木さんのご指摘で長い間、忘れてた奈良さん(現 Sheena & The Rockets)のひとことを思い出した。
一流のプレーヤーと一緒にプレイしていると、自分も上手くなったように感じるということで、自分もクリニックで奈良さんとスタジオに入っていたときにそれは感じていた。
錯覚には違いない。が、心地良いグルーヴの中で演奏していると、脳内麻薬物質でも分泌されるのか、自分の実力以上のものが瞬間的に現れてしまうことは事実だ。ライブではよくあること。
もちろん、その場限りの「一瞬芸」のようなもので、その気持ちよさを忘れられず、日々精進していけば技量は上がるし、精進しなければそのままだ。
仕事するつもりだったものの、体と心と魂の指示に従い、「よっしゃ! 今日は休みだ!」とゆっくり寝て(自由業だもんね)、いつもよりも長い10Km、1時間45分、523カロリーを消費したウォーキングをしながら諸々考えた。
これって、男女の関係にも当てはまるんじゃね?
男にとっていい女(女にとっていい男、というのは自分は男なんでわかりましぇん)って、一緒にいると自分が「いい男」になったように感じられる(錯覚する)女なのでは? と考えてしまった。
それは女性をアクセサリー的に捉える、外見的・顕示的(「オレのジョカノ、ええやろ? ん? ん?」)ではない。
とても感覚的なことだ。錯覚であってもそれを常態化するように心掛けるか、それとも気づかないか? で「その後」は異なるが。
さらに、突き詰めると「自分はどういう自分でありたいのか?」ということが根底にあるのかもしれない。
それも意識的な自己イメージ・自己理想イメージだけではなく、無意識的な自己イメージもある。
そこでまた、『安井かずみのいた時代』の話になる。
サディスティックミカバンドのVocalist ミカと離婚した(捨てられた)加藤和彦は、憔悴しきった日々を送っていたそうだ。
世田谷砧のマンションで半年間、加藤を慰めてた吉田拓郎が、京都から来た加藤のお母さんから「和彦をよろしくね」と言われたそうだ。
加藤の音楽的才能を日本で唯一無二と認めていた吉田拓郎だったが、加藤の男としての評価は厳しく、ずっと安井かずみ(ZUZU)が加藤を伴侶に選んだ理由がわからないという。安井の周囲の人達も加藤との結婚には否定的だったという。
「雑誌ではヨーロピアナイズされた粋な男のように書かれているけれど、むしろ鈍臭くて、女から見て魅力を感じるわけがないんですよ」(吉田拓郎)
だから、ZUZUが加藤を選んだ理由がわからないが、自分より先を歩いてくれる女じゃなきゃダメな加藤がZUZUを選んだ理由はよくわかると。
加藤とZUZUの結婚生活には、もちろん色々あったようだが、ZUZUが肺ガンで亡くなるまでの間、結婚しても恋愛のような関係が持続した稀有な例だったんじゃないかな? と僕は思う。
子供がいなかったということもあるだろうが。
このケースでは、「自分より先を歩いてくれる女」がキーワードになるだろう。
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sinoue0212@goo.jp
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▼『コンテンツを求める私たちの「欲望」』
電子書籍(無料)、閲覧数 36,899、PDFダウンロード354突破しました!
私の思想=文化マーケティングの視座が凝縮されています。
http://p.booklog.jp/book/43959
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先日のTLでドラムの話になって、野木さんのご指摘で長い間、忘れてた奈良さん(現 Sheena & The Rockets)のひとことを思い出した。
一流のプレーヤーと一緒にプレイしていると、自分も上手くなったように感じるということで、自分もクリニックで奈良さんとスタジオに入っていたときにそれは感じていた。
錯覚には違いない。が、心地良いグルーヴの中で演奏していると、脳内麻薬物質でも分泌されるのか、自分の実力以上のものが瞬間的に現れてしまうことは事実だ。ライブではよくあること。
もちろん、その場限りの「一瞬芸」のようなもので、その気持ちよさを忘れられず、日々精進していけば技量は上がるし、精進しなければそのままだ。
仕事するつもりだったものの、体と心と魂の指示に従い、「よっしゃ! 今日は休みだ!」とゆっくり寝て(自由業だもんね)、いつもよりも長い10Km、1時間45分、523カロリーを消費したウォーキングをしながら諸々考えた。
これって、男女の関係にも当てはまるんじゃね?
男にとっていい女(女にとっていい男、というのは自分は男なんでわかりましぇん)って、一緒にいると自分が「いい男」になったように感じられる(錯覚する)女なのでは? と考えてしまった。
それは女性をアクセサリー的に捉える、外見的・顕示的(「オレのジョカノ、ええやろ? ん? ん?」)ではない。
とても感覚的なことだ。錯覚であってもそれを常態化するように心掛けるか、それとも気づかないか? で「その後」は異なるが。
さらに、突き詰めると「自分はどういう自分でありたいのか?」ということが根底にあるのかもしれない。
それも意識的な自己イメージ・自己理想イメージだけではなく、無意識的な自己イメージもある。
そこでまた、『安井かずみのいた時代』の話になる。
サディスティックミカバンドのVocalist ミカと離婚した(捨てられた)加藤和彦は、憔悴しきった日々を送っていたそうだ。
世田谷砧のマンションで半年間、加藤を慰めてた吉田拓郎が、京都から来た加藤のお母さんから「和彦をよろしくね」と言われたそうだ。
加藤の音楽的才能を日本で唯一無二と認めていた吉田拓郎だったが、加藤の男としての評価は厳しく、ずっと安井かずみ(ZUZU)が加藤を伴侶に選んだ理由がわからないという。安井の周囲の人達も加藤との結婚には否定的だったという。
「雑誌ではヨーロピアナイズされた粋な男のように書かれているけれど、むしろ鈍臭くて、女から見て魅力を感じるわけがないんですよ」(吉田拓郎)
だから、ZUZUが加藤を選んだ理由がわからないが、自分より先を歩いてくれる女じゃなきゃダメな加藤がZUZUを選んだ理由はよくわかると。
加藤とZUZUの結婚生活には、もちろん色々あったようだが、ZUZUが肺ガンで亡くなるまでの間、結婚しても恋愛のような関係が持続した稀有な例だったんじゃないかな? と僕は思う。
子供がいなかったということもあるだろうが。
このケースでは、「自分より先を歩いてくれる女」がキーワードになるだろう。
安井かずみがいた時代 (集英社文庫) | |
島崎 今日子 | |
集英社 |
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