『赤い鯨と白い蛇』見てきました。
娘に先立たれ、息子のところに移り住むために孫娘に連れられての途中、
戦時中に疎開していた館山に立ち寄ったその家での終日間をえがいたもの。
出演者5人、映画初監督のせんぼんよしこ、女性ばかり。
岩波ホールも一定層以上の女性がほとんど。
女性たちによる女性たちのための、珠玉の映画。
館山は、特殊潜航艇の基地だったのですね。
夕陽に照るその潜水艦が”赤い鯨”に見える、そういうことだったのです。
あのとき、あの海に想いを残して死んでいった人を、
老いて忘れてしまったら、二度死んだことになってしまう、
主人公(香川京子)がぽつりとつぶやきます。
それは、老境を迎えたこの世代の女性たちに共通のもの、なんだろうと思います。
果たして伝わっていくのでしょうか。
テレビが若者層を相手にしか、製作しなくなって久しく、
せんぼんさんは映画でしか、長年の想いを表現できなかった、といいます。
五世代の女性たちが登場します。
旧い家の現在の持ち主、浅田美代子がいいですね。
そして怪し気なご商売の樹木希林は、この映画でもすばらしい脇役になっています。
この人が出演すると映画に厚みがでてくるのですね。不思議です。
このような映画こそ、商業ベースに乗せてほしい。
岩波映画でしかつくれない、それが問題なのですね。
娘に先立たれ、息子のところに移り住むために孫娘に連れられての途中、
戦時中に疎開していた館山に立ち寄ったその家での終日間をえがいたもの。
出演者5人、映画初監督のせんぼんよしこ、女性ばかり。
岩波ホールも一定層以上の女性がほとんど。
女性たちによる女性たちのための、珠玉の映画。
館山は、特殊潜航艇の基地だったのですね。
夕陽に照るその潜水艦が”赤い鯨”に見える、そういうことだったのです。
あのとき、あの海に想いを残して死んでいった人を、
老いて忘れてしまったら、二度死んだことになってしまう、
主人公(香川京子)がぽつりとつぶやきます。
それは、老境を迎えたこの世代の女性たちに共通のもの、なんだろうと思います。
果たして伝わっていくのでしょうか。
テレビが若者層を相手にしか、製作しなくなって久しく、
せんぼんさんは映画でしか、長年の想いを表現できなかった、といいます。
五世代の女性たちが登場します。
旧い家の現在の持ち主、浅田美代子がいいですね。
そして怪し気なご商売の樹木希林は、この映画でもすばらしい脇役になっています。
この人が出演すると映画に厚みがでてくるのですね。不思議です。
このような映画こそ、商業ベースに乗せてほしい。
岩波映画でしかつくれない、それが問題なのですね。
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