紫苑の部屋      

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輝ける女たち

2007-05-10 11:23:41 | 映画
おしゃれなフランス映画、最高!
女優カトリーヌ・ドヌーヴ、ここに健在。
往年のスターだけど、いまも輝いている。
登場シーンのあの存在感は、だれにも真似の出来ないものです。あー、いいなー。
映画の役とご本人の栄光がどうしてもダブってしまう。
役柄から若く美しかったドヌーヴの「昼顔」を思い浮かべてしまった!

「8人の女たち」以来です、エマニュエル・べアールともども(メイド役の女優さんよね)
この人の歌、すばらしかった!ドヌーヴも自分で歌っていたし、
それに、ベッド・ミドラーのroseがね、この映画用にカバーされて、
若いジェラルディン・ベラスという女優さんが歌うの。これ聴いただけでも、見た甲斐があるわ!
 それぞれの人生に 一本のバラ、
 それぞれに輝いてそして枯れる…
 でも、わたしだけが咲かせた一本のバラ…
歌詞の意味はこんなところかなー、
見ているわたしたち一人一人も人生に咲かせた一本のバラをもっていたわー ってね、思うのよね。
OSTがでるようだし、
ノスタルジーに浸るにはこれぞ、人生讃歌、でもまだまだ終わってない、そう思えるよね。

映画の内容を語るのは野暮になるかなー、
奇しくも登場人物男女8人、なのね。
それぞれの過去が少しづつ明るみになるのだけれど、
オム二バスなんかじゃなく、
簡潔だけどそれぞれの人生が語られて、それぞれが前向きに歩んでいく、
女たちのほうがイキイキ、
うまいなー、フランスの新鋭監督は、
映画づくり、これも文化の水準、伝統があらわれますですねー。

2007/5/8 bunkamuraルシネマ


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