婦人科病棟入院…腔内照射1回目

2018-12-10 11:11:36 | 
今回の放射線は婦人科の治療の一端になる訳で…
入院病棟は婦人科になる

担当医も婦人科のK医師…毎日回診してくださる

1回目の腔内照射での入院
ゴールデンウイークの中日…
5月2日に腔外照射のラストを迎え、放射線医Sの診察を受けその足で入院(前のブログ、日程間違っていました)

小ぶりでは有るが旅行用のカートを転がしながらひとりで病棟に上がる

ある意味…慣れたものである

病室は満床で…皆さん1〜2週間前から居られて子宮ガン手術をされた方らしい…

一応…後から入ったものとして簡単なご挨拶はするようにしている

この病院はみんな必ずカーテンを閉めっぱなしにしている

狭いし息苦しいがその反面周りを気遣う必要もなくなる

看護士さんとか来るたびに私は硬膜外麻酔ではなく全身麻酔にして欲しいと訴えた

痛みに異常に弱い私は正直腔内照射が怖くて怖くて仕方なかった

全身麻酔は100%眠っている間に終わる
硬膜外麻酔は経験が無かったので不安で不安で落ち着かなかった

今から思えば何の問題もなかったが…
それをカーテンの向こうで聞いていたのかお隣さん「そんなに全身麻酔がいいの?」と話しかけて来た

その女性は凄かった!
彼女、年齢は50代後半くらいか…

数ヶ月前に乳ガンの手術をしていた
早期発見にも関わらず全摘したという…

そしてこの入院でまだ子宮は癌になっていないが先々癌になる可能性はあるという検査結果で…
子宮、卵巣全摘手術をしたという…

私は言葉を失った…

だから硬膜外麻酔や全身麻酔やでグダグダ言っている私はおかしくて仕方なかったようだ

彼女いわく…もう必要無いからだと言う…

そんなものだろうか…身体って…

彼女は豪快に笑い飛ばした


向かいの若い女性は手術で膀胱を傷つけたとかで高熱が続いてやっと落ち着いたみたいだ…

もうひとりの方はお話しはしなかったが60代前半か…普通に歩かれていた

この病院はゴールデンウイーク、明日3日まで診療していて4日から外来はお休みになる

そのせいか…?…翌3日、皆さん退院許可が出て…お昼前には私は4人部屋に1人っきりになった…(苦笑)カーテンを全て開けて…
寂しいような、気楽なような…

私の腔内照射は午後からだったので空腹にお茶をすすり、TVを観てその時を待った

でも午後から準備をはじめたらそんなことも考えている暇は無くなった

やっぱり看護士さんと世間話しをしながら歩いて行き、帰りはベッドで帰って来た

硬膜外麻酔の良いところは体に負担が少なく麻酔から覚めるのも早い
部屋に戻って酸素や血圧や諸々…問題がなかったら食事も出来るし、看護士が付き添ってならトイレにも行ける
そしてちゃんと歩けたらあとは自由に出来る

腔外照射途中から自転車に乗れなくなった

後半から排尿、排便に多少障害が出ていた
放射線やけども出ていてリンデロンVローションが処方されていた

でもローションは効果が薄いので婦人科医にクリームの処方をお願いしたら快く了解してくれた

腔内照射でそれが必須になった
照射している部分が腫れた感じ…
排尿も排便もしみて痛かった

椅子に座りにくくなった
立っているか寝ているか…が楽になった

でも想定内…
先にいろいろ調べたりしていたので照射中の苦痛を何ひとつ感じなかっただけで…
あとは我慢!我慢‼︎…時間ぐすり…そのうち楽になる…

翌朝…放射線医Sが診察すると言ってたのになくなった

連休明けまで入院は無いからガランとした部屋をひとり出た

不安が安堵に変わりあと2回の治療も前向きになれるような気がした

2回目の入院前にはその痛みも多少軽くなっていた